本のタイトルの通り、往年のポストモダン建築を今改めて訪問し、その現在の様子を伝えています。自動車会社のビルとして建てられ、現在葬儀場として使われているM2など、用途や外見が大きく変わったものも多くあり、大変面白いです。
ポストモダン建築は大胆な外装、内装の演出に最大の特徴がありますが、著者が実際に現地に訪問して体感した衝撃をイラストが実に良く表しています。本文は建築史を理解していないとよくわからない部分も多くありますが、このイラストだけでも買う価値はあります。
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ポストモダン建築巡礼 単行本 – 2011/7/21
「バブル建築」とひとくくりにされ、正面から論じられることの少ないポストモダン期の建築。 「ポストモダン」が日本を席巻した1975~1995年につくられた有名建築50件の現況を、うんちくたっぷりの文章と、初心者目線のイラストでリポートします。 「模索期(1975-82年)」、「隆盛期(1983-89年)」、「熟成期(1990-95年)」の3期に分け、時代順に巡ります。旅行記としても楽しめます! 特別企画として、建築家の隈研吾氏と筆者・磯達雄氏による対談「日本のポストモダン10選」も掲載。 【主な内容】 ●模索期1975-82年 懐霄館(親和銀行本店第3次増改築コンピュータ棟)、別子銅山記念館、千葉県立美術館、筑波新都市記念館・筑波同峰体育館、小牧市立図書館、角館町伝承館、金沢市立図書館、今帰仁村中央公民館、名護市庁舎、松涛美術館、屈斜路コタンアイヌ民族資料館・釧路フィッシャーマンズワーフ、新宿NSビル、赤坂プリンスホテル、兵庫県立歴史博物館 ●隆盛期1983-89年 つくばセンタービル、直島町役場、伊豆の長八美術館、釧路市立博物館・釧路湿原展望資料館、球泉洞、東京都葛西臨海水族園、世田谷美術館、盈進学園東野高等学校、織陣、ヤマトインターナショナル、石垣市民会館、東京都多摩動物公園昆虫生態館、龍神村民体育館、東工大百年]記念館、フィッシュダンス、兵庫県立こどもの館、アサヒビール吾妻橋ビル+吾妻橋ホール、湘南台文化センター ●隆盛期1983-89年 青山製図専門学校、ジュールA、東京都庁舎、八代市立博物館、M2、姫路文学館、能登島ガラス美術館、ホテル川久、坂本龍馬記念館、アミューズメントコンプレックスH、新梅田シティ、愛媛県総合科学博物館、秋田市立体育館、輝北天球館、西海パールシーセンター ●対談:隈研吾×磯達雄「ジャパニーズ・ポストモダン10選」
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2011/7/21
- ISBN-104822266907
- ISBN-13978-4822266905
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登録情報
- 出版社 : 日経BP (2011/7/21)
- 発売日 : 2011/7/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 232ページ
- ISBN-10 : 4822266907
- ISBN-13 : 978-4822266905
- Amazon 売れ筋ランキング: - 352,688位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2016年6月13日に日本でレビュー済み
この本に取り上げられている建物群は1995年のバブルと共に終焉したポストモダン建築を
50件取り上げて著者のカメラとイラストによる体感を綴っています。
日経アーキテクチュアという建築の専門誌に連載されたもので、いまも別のシリーズとして
連載しています。結構ボクはこのシリーズのファンで欠かさず読んでいます。
建築の紹介本とすると読者のイメージはクールな写真と専門用語の飛び交う業界っぽいが
ちょっと試食し難いものだと思いますが、この方のイラストはちょっと見ていただくとわかる
ようにコミックエッセイ的で楽しくそれでいて建物のこだわりどころを写真よりもずっとピントを
合わせたものになっていて建築になじみのない方でも充分楽しめる内容になってます。
図鑑好きや、SF映画好きや、奇界遺産好きの男子にはおススメです。
知らない建物は実際に行ってみたくなりますし、知ってる建物は
こんなオモシロイところがあったのか見落としてたッ。と指に力がこもってしまいます。
バブル崩壊と共に流行を終えたとされるナンじゃこりゃ?建築がたっぷり楽しめます。
BUT,不思議なものでお固いビル群のなかにこれらの建築が点在していると、わあオモロイ、
とわりと冷静に納得できるのですが、これだけ集中してまとめて検分してしまうと、オイオイ
オマエサマ達、いくらなんでも悪ふざけがすぎるんじゃあないのかい?
ヒトサマのお金(税金)なんだからもうちょっと真剣に仕事しようよ。と突っ込んでしまいます。
建築なりアーキテクトデザインというものはいかんせんカネがかかるものです。
芸術的必然性や、ノリやセンスで引いたデザインのラインを具現化するのにとんでもない匠の技や
鉄骨加工精度を繰り出したり、清掃や維持管理になけなしの予算を投入してることも現実です。
この本の建物の多くは批判の目にさらされたり、健康ランドやショッピング施設に変貌したり
更には廃墟の風格をたたえながら立入禁止になったりしてます。
すべての大きなコドモタチが祝福され、すくすくと成人していくわけでは無いようです。
これがせめてあと一ケタ安く、気安く造り直したり建て替えたりできる製作物であれば
もっと自由でのびのびと、世間からも大目に見てもらえたのになあと思わずにはいられません。
50件取り上げて著者のカメラとイラストによる体感を綴っています。
日経アーキテクチュアという建築の専門誌に連載されたもので、いまも別のシリーズとして
連載しています。結構ボクはこのシリーズのファンで欠かさず読んでいます。
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ちょっと試食し難いものだと思いますが、この方のイラストはちょっと見ていただくとわかる
ようにコミックエッセイ的で楽しくそれでいて建物のこだわりどころを写真よりもずっとピントを
合わせたものになっていて建築になじみのない方でも充分楽しめる内容になってます。
図鑑好きや、SF映画好きや、奇界遺産好きの男子にはおススメです。
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こんなオモシロイところがあったのか見落としてたッ。と指に力がこもってしまいます。
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BUT,不思議なものでお固いビル群のなかにこれらの建築が点在していると、わあオモロイ、
とわりと冷静に納得できるのですが、これだけ集中してまとめて検分してしまうと、オイオイ
オマエサマ達、いくらなんでも悪ふざけがすぎるんじゃあないのかい?
ヒトサマのお金(税金)なんだからもうちょっと真剣に仕事しようよ。と突っ込んでしまいます。
建築なりアーキテクトデザインというものはいかんせんカネがかかるものです。
芸術的必然性や、ノリやセンスで引いたデザインのラインを具現化するのにとんでもない匠の技や
鉄骨加工精度を繰り出したり、清掃や維持管理になけなしの予算を投入してることも現実です。
この本の建物の多くは批判の目にさらされたり、健康ランドやショッピング施設に変貌したり
更には廃墟の風格をたたえながら立入禁止になったりしてます。
すべての大きなコドモタチが祝福され、すくすくと成人していくわけでは無いようです。
これがせめてあと一ケタ安く、気安く造り直したり建て替えたりできる製作物であれば
もっと自由でのびのびと、世間からも大目に見てもらえたのになあと思わずにはいられません。