無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
基本から学ぶソフトウェアテスト 単行本 – 2001/11/25
- 本の長さ471ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2001/11/25
- ISBN-104822281132
- ISBN-13978-4822281137
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
商品の説明
商品説明
ソフトウェアテストに関しては、いくつかの古典的な名著があるが、技法を重視したものや学術的なものが多かった。本書は、厳しいスケジュールとより少ない予算、人員で開発を行わなければならず、かつ十分な品質が要求される今日のソフトウェア業界にとってよりふさわしい内容となっている。
「基本から学ぶ」という本書のタイトル通り、内容は具体的でわかりやすい。テスト対象となるプログラムの分析方法や効果的なテストケースの作成方法、障害レポートの記述方法や障害の再現方法などを解説している。経験の浅いテストエンジニアにとっては、短期間で十分な知識を身に付けられる、ありがたい書である。さらに、プロジェクト管理者やテストチームリーダーレベルの読者を対象として、障害管理データベースの構築、テスト自動化、テスト計画、テストチームの管理など、テスト技法から一歩踏み込んだ内容も取り上げられている。
また、本書で取りあげられているトピックをいくつか挙げてみると、ソフトウェアのローカライゼーション、構成テスト、ユーザマニュアルやオンラインヘルプなどのドキュメントテスト、さらにはソフトウェアの不具合に対する法的責任などがあり、ソフトウェアテストの範ちゅうとして考えられるあらゆるものが、具体的に解説されている点も特筆したい。
テストエンジニアにとっては必携の1冊。また、プログラマーにとっても、高品質ソフトウェア開発のためのヒントがちりばめられている。(福島紀行)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2001/11/25)
- 発売日 : 2001/11/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 471ページ
- ISBN-10 : 4822281132
- ISBN-13 : 978-4822281137
- Amazon 売れ筋ランキング: - 569,566位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
理論はもうたくさんです。けど、理論はも深さが足りません。例も分かりにくい。
なにより、実践的であって欲しい
小・中規模の開発現場において効率的にテストを行えるようになること、
また専門学校のテキストとして利用されることを想定して書かれています。
この理念に賛同して読み始めたのですが、
テストに関する全ての事項について網羅されているために、
個々の説明はシンプルなものが多く、
また必ずしも実践的ではないような印象を受けました。
仮に新人社員が本書とプログラムを渡されて、
テスト項目書の作成とテストの実施を指示されて
出来かといえばそれは違うのではないでしょうか。
本書はテストに関する様々な事項が記述されていて、
教科書としては広く利用できると思います。
その一方で理解のしやすさや実用性がもう少し欲しいところです。
設計側から見れば、テスター・テストチームは煙たい存在だが、(これは主に時間に追われているのに、細かいことを言ってくることに起因する)近年ニュースで問題になるような障害を防ぐためには、設計側が障害をださない意識を持つことが重要である。
テストチームだけではなく、広くソフトウェア技術者に読んでもらいたい一冊だ。
IBM社のSAAを参考資料にあげているが、英語版のころから知っているし、アーキテクチャとして綺麗であることは認めるが、如何せん古い。社内でももう知っている御仁はいないのではないか?。
それはおいておくとして、テストが品質管理であると認識できている技術者は少ない。国内でテスティングエンジニアという職種が開発秘書的な待遇が多いのは、彼等自身のレベルの他にその有用性に気が付かない国内の技術者のレベルに問題がある。本書はそういった実情の上にあるのではないため、テストのABCがかかれてはいるが、開発屋が読んで「そういう手法があるのか」と目から鱗の話しはない。寧ろ、新入社員の頃ならった手法を並べてあるとしかとれないだろう。
経験として言わしてもらえば、本書は正しい。愚鈍なくらいに基礎を繰り返すことが品質向上に繋がる、それは事実なのだが、技術として目新しいものや、生産工程の省略に繋がるものはない。もっとも品質を保証する工程に省略できるものなどないのであるが。
第2章になって、急に分かりにくくなっている。
全入力試験の目的を特定のものに限定して話しを進めているのはなぜだか分からない。
全入力試験は、特異値や境界値を求めるための手法の一つで、全入力試験を何度も繰り返すことが目的とは限らない。あるいは、負荷試験として全入力試験を行い、どの程度の負荷が試験条件として好ましいかを探ったりすることがある。
また、全入力試験の時間を見積もり、全入力試験を繰り返すかどうかを検討するのにも用いる。
よくある例でも3つあるが、ここで議論の対象にしているのはどれでもない。
なぜなんだろう。
巻末の「よくあるソフトウェア不具合」の400種類以上の不具合事例のリストと解説は圧巻で、テスト項目の建て方のヒントだけでなく、開発者のセルフチェックにも大いに役立つ。ただしここでもカスタマイズは重要。
なお随所に、テスト部門と開発者との確執とか、マネージャーやマーケティング部門との力関係、タイトなスケジュールの中でのテスト部門の対処方法などが登場するのだが、これら具体的で現実的な事例や警句には苦笑すると同時に大きくうなづくところがある。こういうところは普遍的なものだ。
そもそもその点が日本のソフトウェア開発の現場のほとんどで根本的に抜け落ちている発想ではないか、と思います。
この本は、ただ漫然と製品を触ってバグを見つけるのがテスターなのではなく、極めて実践的にテスターがなにをどうテストしどう評価されるべきなのか、テスターが持つ責任、プログラマーが持つ責任、プログラムマネージャーが持つべき責任を、小難しい話ではなく極めて明確に伝えてくれます。
それぞれの担当者がどう働けば、クオリティの高いソフトウェアを作り上げることが出来るのか?
いまどき流行りのソフトウェア開発工程本を読む前に、現場の人間がなにをどう良くしていけばいいのかを理解する意味でも、テスターに限らずソフトウェア開発に携わるすべての人に読んで欲しい良書です。