プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥2,369¥2,369 税込
発送元: Amazon 販売者: 京都ブックストア
¥799¥799 税込
無料配送 6月1日-2日にお届け
発送元: 【マケプレお急ぎ便対応店舗】大安商店 販売者: 【マケプレお急ぎ便対応店舗】大安商店
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理 単行本 – 2003/12/23
購入オプションとあわせ買い
- ISBN-104822281868
- ISBN-13978-4822281861
- 出版社日経BP
- 発売日2003/12/23
- 言語日本語
- 本の長さ238ページ
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
商品の説明
商品説明
デマルコは、リスク管理を「リスク管理は大人のプロジェクト管理だ」(第2章)の一言で定義している。子どもは都合の悪いことを知らなくてもよいが、起こりうる悪い事態を認識し、それに備えるのが大人である。それこそまさにリスク管理であるということだ、と。プロジェクトにとって望ましくないリスクを半ば無意識に葬ってしまうことや、「間違えるのはかまわないが、不確かなのはだめだ。」(第6章)とする旧来的な企業文化は厳然として存在するが、デマルコは、「バラ色のシナリオだけを考え、それをプロジェクトの計画に織り込むのは、子どもっぽいとしか言いようがない。」(第2章)と言い切る。
とはいうものの、やはりリスク管理は難問だ。なぜなら、わからないものを数量化しなければならないからだ。本書では、数学的だが難解ではないグラフを用いて不確定性を具体的な数値に置き換えることで、不確定要素を有限なものとし、コストを最小限にすることを試みる。そして、最終的にはどこまでリスクをとれば価値に見合うのかの論理的な解説がなされる。リスクの正体と予測及び対処方法に関してひとつの指針が打ち出されたという点で、少なくともプロジェクトマネージャの地位にある人は目を通すべき1冊だ。しかし、本当に本書の内容を理解する必要があるのは、プロジェクトマネージャーのさらに上に立つ管理者や経営者かもしれない。(大脇太一)
メディア掲載レビューほか
「リスクのないプロジェクトには手を付けるな」。著者は冒頭でこう断言する。リスクが大きければ,そのぶんチャンスも大きい。リスクという熊とのダンスを楽しみながらソフトウェア開発を進めるべし,というのがタイトルに込められたメッセージである。本書ではまず,リスク管理が難しい理由を分析する。どれも痛快なほど的を射ており,ソフトウェア開発者でなくても身につまされる。その後,解決策が紹介される。説明に豊富な図や具体的な事例が使われているため,すんなりと理解できる。
(日経バイト 2004/04/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2003/12/23)
- 発売日 : 2003/12/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 238ページ
- ISBN-10 : 4822281868
- ISBN-13 : 978-4822281861
- Amazon 売れ筋ランキング: - 75,674位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 59位システム管理・監査
- - 2,095位電気・通信 (本)
- - 6,461位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
こうしてリスクに立ち向かっていくときに、意味のある活動にできるよう、リスク管理をどうやるかの方法論を説明した本です。
内容は下記のようになっています。
1.リスク管理の必要性、重要性
2.リスク管理の実行の難しさ
3.リスク管理の方法
4.リスク管理の定量評価
私はソフトウェア開発者ですが、状況が不確定な要素を抱えたまま計画を作っていかないといけないシーンはシバシバあります。
こうした不確定な部分を不確定なりにざっくり計画する、というやり方で進めていました。
本書では、リスク管理は、達成可能な目標とスケジュールを何通りか提示し、そのスケジュールで進む確率を合わせて提示します。
このように、スケジュールの成立性の確率を示すというのは個人的にはアリだと思いました。
結局、スケジュールの成立性の確率を上げるために、リスクの対策を実行する訳ですが、それは即ち、コアなリスク・問題に対して、有効な資源を適切に振り分けるための入力になるので、マネジメントの一部だと解釈しました。
リスクを軽減するための代表的な方法として、インクリメンタル開発を推奨されていました。このときに
① 詳細設計図(呼び出し構造図) : 機能の要求、範囲を示すもの
② 作業分解図(DFD) : 一流しするのに必要な作業群
③ 受入検査表 : ソフトバージョンと検査結果の表
といったものをセットして扱うというのがしっくり来ました。(そのままパクるというよりは、イメージができた)
インクリメンタル開発なので、①を複数の範囲に分割して、分割した単位で段階的にリリースします。ここで、機能の優先度をつけ、その要求を満たすためのプロセスを②でカスタマイズするという筋書き。
価値をいかにして顧客に届けるかという意味で、アジャイル本に書いてある内容と似ていると感じました。
例えば、以下のような内容。
■リスクの定義とリスク管理: リスクは将来起こり得る出来事で、望まない結果を生むもの。あるいは、望まない結果そのもの。
言い換えれば、リスクとはまだ起きていない問題であり、問題とはすでに実現したリスク。
リスク管理とは、原因となるリスクを管理すること。そして、問題が発生する前の、抽象的な概念の段階で対策を考えるプロセスのことをいう。
リスク管理の反対を「危機管理」といい、問題が発生した後に対策を考える。
■リスクと移行指標: リスクの1つ1つに何らかの移行指標がある。
すなわち、何によってリスクを実現したかとみなすきっかけであり、すぐに気づくよう監視する必要がある。
■リスク管理の各要素: ①リスク発見…リスクに関するブレスト、対象とするリスクの選別、リスク発見のための継続的プロセス導入。
②エクスポージャー分析…それぞれのリスクが実現する確率とその影響の数量化。
③危機対応計画…リスク実現後の対応策定。
④軽減…計画した危機対応が適切にできるようにする事前準備。
⑤継続的な移行監視…管理するリスクを追跡し、実現有無を監視。
■リスク管理すべき理由: 積極的にリスクをとれるようにする。不意打ちを防ぐ。
成功するプロジェクトを作る。不確定要素を限らせる。保険を掛ける。責任転嫁を防ぐ。
一部が失敗したプロジェクトを救える。人材の成長機会を高める。注意すべきことに注意できる。
■管理しなくていいリスク: ①実現確率が極めて小さい、②実現したら今の仕事など大したことではなくなる、③影響が極めて小さく軽減する必要がない、④他人のリスク
■リスク図: 「完成する可能性がゼロでなくなる最初の日」をNパーセント日とし、そこから完成する確率が100%になるまでの点をプロットした不確定図のこと。
■5つのコアリスク: ①スケジュールの欠陥、②要求の増大、③人員の離脱、④仕様の崩壊、⑤生産性の低迷
■リスク軽減のインクリメンタル手法: クライアントに提供する価値と、リスクに関する過程条件の確認に基づいて、初期のバージョンに入れ込む機能の優先順位を決定する。
WBS上の予定作業とバージョンnまでに完了する作業から現在稼得価値(EVR)を算出することで、今何パーセントの作業が完了しているかを表す。
■リスクの数量化: コストだけでなく効果も数量化の必要がある。数量化されない場合にはまったく効果がないものと考えた方がいい。
■リスク管理手順: ①リスク発見プロセスを使って、プロジェクトのリスクをまとめる。
②コアリスクが全て含まれていることを確認する。
③リスクごとに名前、番号、移行指標、影響、実現確率、エクスポージャー、危機対応措置、事前軽減措置をフォーマットに従い記入する。
④ショーストッパーを仮定し、上層部に引き渡す。
⑤Nパーセント日を見積もる。
⑥リスクモデルを使ってリスク図を作成する。
⑦リスク図を使って約束を発注者に伝える。
⑧WBSを作成する。
⑨製品上で入出力する全てのデータフローについて承認を得る。
⑩設計を完全に分割する。
⑪WBSと分割した設計をもとに作業を全体に対する比率で表す。
⑫価値をコストと同じ精度で評価する。
⑬要求を基本要素まで分解し、優先順位をつける。
⑭インクリメンタル開発計画を策定する。
⑮最終製品全体の受入仕様を作成し、バージョンごとの受入検査に分割する。
⑯EVRと各バージョンの納品予定をグラフにする。
⑰リスクを監視し、リスク実現したら危機対応計画を実行する。
⑱プロジェクト中は、リスク発見プロセスを継続する。
プロジェクト管理の学習の一貫として読了。
リスク管理についてこれだけ具体的に語っている本は他にあまり見つからなかったため、PMBOKについて流し読みしてピンと来なかった部分が、よりわかるようになった。
ただ後半の具体的な手法を実践していないため、まだ頭に入り切っていない。重要な内容が多いため再読したい。
大問題プロジェクトの経験を経て、特に心に刺さった箇所は下記の通り。
・この業界には、「やればできる」思考が蔓延している。そのせいで、「できない」ことを示すような分析は叩かれる。明確なリスク管理の基盤がない状態でリスクを発表すると(特にそれが上層部が示した楽観的希望に水をさすリスクだと)、発表した人が困った立場に立たされる。
・ソフトウエア・プロジェクト・マネジャーのほとんどは、やらなければならない作業についてはほぼ正確に予想できるが、やらなければならないかもしれない作業は正しく予想できない。
・すべての機能の優先順位を決めることは、プロジェクトに蔓延する二つの病癖を治すことにつながる。ひとつは、製品のすべての部分が等しく重要だと考えることである。多くのプロジェクトでこのような幻想が守られているのは、協力するかわりにと好き勝手なお飾りの機能を追加させようとするクライアントに、誰も敵対する必要がなくなるからだ。同じ幻想は、「詰め込み」という第二の病癖も助長している。これは、プロジェクトの負担を増やして失敗させるために機能を追加することだ。
・完成が遅れるプロジェクトのほとんどは、あまりにも始めるのが遅すぎたプロジェクトである。そして、プロジェクトを始めるのが遅すぎるのは、管理階層のトップにビジョンと勇気がない証拠である。なぜもっと早く終わらないのだとプレッシャーをかけられたら、プロジェクトを始めるのが遅かったためだと言い返す必要がある。
・プロジェクトのコストが厳密に制限され、効果があいまいにしか決められていないと、コストについては開発要員が責任を負わされ、効果の実現については誰も責められない。そのため、プロジェクトはコスト目標を達成するため、手当たり次第に機能を削減するようになる。
でも、このリスクの概念をちゃんと理解しないと、我々の乗った船は「絶対」に沈没するでしょう。
精神論が大好きだった昭和世代は、実は昭和だけにとどまらず、日本人の精神構造に深く刻まれているように思います。
「出来そうもない」という言葉に、非常に後ろめたさを感じてしまうからです。
「ヤる前から、出来ないなんて言うな!」
と何度叱咤されたことか。
誰も出来ないなんて思いたくは無いのですが、プロジェクトを始める前に、プロジェクトメンバのほぼ全員(管理者を含めて)が「失敗する」と潜在意識で認識してしまっています。
そうすると、「どうしても木から落ちたがる猿」のように、ブラックホールに吸い込まれる宇宙の塵のように、失敗に向かって「死の行軍」を行います。
そんなことになる前に、この本を読んでおくことをおすすめします。
(読んだからといって、生還できる保証などは無いですが)
リスク管理を行う意義がわかりやすく解説されており、何度読んでも良い。
本質は変わらないのだ。
だが、実戦投入するには論理が不十分と感ずる。
リスク管理を行おうとしないPMを説得したいが、十分に武装できた気がしない。
リスク管理の入門書としては良い。
riskology?
無料なのはありがたいが、どうにもこのツールを効果的に使いこなせる自信が無い。
教科書といっても堅苦しい内容でなく、事例やユーモアに富んでいるため、幅広くプロジェクト管理に携わる人にお勧めする。
私がとくに感銘を受けたのは、以下のような主張である。
・リスクのないプロジェクトに手を出すのは負け組。得るものはない。
・リスク管理によって問題が消えてなくなるわけではない。問題がなんの前触れもなくやって来ることが無くなるだけだ。
・プロジェクトのリスク発見が個人的な心配という形でしか行われないのは、コミュニケーションの断絶を意味する。情報を伝達を阻害する要因が、隠れているのだ。
会社用に買ったのに持って帰られました。
感想もなかったので、よくなかったのかもしれません。