ITは提案がないと意味がない。 と言い切っていると言っていい。
技術的な可能性(製品のスペック)をいかに使うかではなく、
ユーザーにとっての利便性を提供できるコンサルができる、力強い独創力を
磨く事が大切、との卓見です。
しばらく、システム分野の担当を離れていた者としても
改めてめまぐるしい技術変化を感じられる読み物となっていると思いました。
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ネットワークエンジニアの心得帳 単行本 – 2005/1/27
松田 次博
(著)
ネットワークエンジニア/SEに求められる設計力、コミュニケーション力、提案力などを本音で語る読み物です。「日経バイト」の毎月連載コラム(『間違いだらけのネットワーク作り』)を集めた第1部と、新たに書き起こした具体的なIP電話(IPセントレックス)を中心としたネットワーク設計ノウハウの第2部で構成します。新人ネットワークエンジニア/SEや異動SE、ネットワークエンジニア/SE教育担当者の参考になる、ネットワーク設計の現場からの声をまとめました。とかく難しいと言われるネットワーク設計/コンサルティングの勘所を明かしながら、スキルアップのために必要とされるトレーニング手法を開陳しています。
- 本の長さ351ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2005/1/27
- ISBN-104822282139
- ISBN-13978-4822282134
商品の説明
著者からのコメント
「本書の目的はネットワークやITの仕事に携わる方に、企画・提案の考え方、勝つための営業の本質、設計やトラブル対応の考え方など、これから技術がいかに変革しても変わらない「心得」を伝えることだ。 さらに、企業ネットワークの設計については具体的、実践的な手法をIP電話を中心に解説している。」(「はじめに」より)
この本はネットワークエンジニアに限らず、ITに関わる人にも参考になる内容になっています。 目次を見て分かるとおり、新人だけでなく中堅SE、そしてベテランにも共感して頂けるところが多いと思います。 特に第二部は基本的なネットワークの知識がある方を対象にIP電話を中心とする企業ネットワークの実践的な企画・設計技法を解説しています。
ユーザ企業でネットワークやシステムの企画・設計に関わっている方には第一部の企画・提案編や設計編が、業者に対して主体性を持って仕事をする上で参考になると思います。
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2005/1/27)
- 発売日 : 2005/1/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 351ページ
- ISBN-10 : 4822282139
- ISBN-13 : 978-4822282134
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,480,063位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 27,077位電気・通信 (本)
- - 43,266位コンピュータ・IT (本)
- - 82,085位投資・金融・会社経営 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年2月1日に日本でレビュー済み
前半は日経バイト誌へ掲載されていたものが乗っています。
「心得帳」とタイトルにあるように、技術論というよりも、考え方を
文学的に記述してあります。
ネットワーク初心者には考え方のヒントを、上級者には慣れてきたが
故の偏りがちな考えを見直すきっかけをくれる本ではないかと思います。
「心得帳」とタイトルにあるように、技術論というよりも、考え方を
文学的に記述してあります。
ネットワーク初心者には考え方のヒントを、上級者には慣れてきたが
故の偏りがちな考えを見直すきっかけをくれる本ではないかと思います。
2005年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は、業界を一世風靡した東ガスIP電話プロジェクトの営業・開発の責任者である。
テクニック、テクノロジーを追いかけ、振り回されること無く。
ソリューションとは何か。
テクノロジーは突き詰めたら、どういう効用があるのか。
そういうことをIT業界人、通信業界人は突き詰め、精進・修練を積んでいくべきなのだと。単純なようであるが、著者の一貫した継続とその鍛錬の結果、導き出された、設計から実装・運用に至るまでの洞察・思想・心得に満ちている。
一プロジェクトが終わった時に、わが身のあり方を振り返るのに良いだろう。
SIP、skypeのような新たなテクノロジーの意味合いを、それを具体的にネットワークづくりにどのように活かしていくか、そのようなことに考えを巡らせる際の心得、基本思想がここにある。
ネットワーク・エンジニアリングにとどまらず、IT系の営業・開発・プロジェクト管理などの仕事に携わる人たちにも、プラスになるだろう。
著者は、このような思想を、具体的なネットワーク革新の成果とともに、あるいは、顧客に語り、あるいは、講演で説いている。ユーザ企業がこのような認識に立っているという前提に立たなくてはならない。ベンダー・サービスプロバイダーは、そのことをよく認識して、仕事をしなければならない。
本書での思想に基づく根本的かつ厳しい問いかけに、その提案は、その製品は、そのサービスは、自信をもって応えられるか。この著作が拡がることで、ユーザ企業は賢くなり、厳しくなる。そこから、IT業界の、通信業界の、業界全体の底力の向上につながる。
救世の良書である。
テクニック、テクノロジーを追いかけ、振り回されること無く。
ソリューションとは何か。
テクノロジーは突き詰めたら、どういう効用があるのか。
そういうことをIT業界人、通信業界人は突き詰め、精進・修練を積んでいくべきなのだと。単純なようであるが、著者の一貫した継続とその鍛錬の結果、導き出された、設計から実装・運用に至るまでの洞察・思想・心得に満ちている。
一プロジェクトが終わった時に、わが身のあり方を振り返るのに良いだろう。
SIP、skypeのような新たなテクノロジーの意味合いを、それを具体的にネットワークづくりにどのように活かしていくか、そのようなことに考えを巡らせる際の心得、基本思想がここにある。
ネットワーク・エンジニアリングにとどまらず、IT系の営業・開発・プロジェクト管理などの仕事に携わる人たちにも、プラスになるだろう。
著者は、このような思想を、具体的なネットワーク革新の成果とともに、あるいは、顧客に語り、あるいは、講演で説いている。ユーザ企業がこのような認識に立っているという前提に立たなくてはならない。ベンダー・サービスプロバイダーは、そのことをよく認識して、仕事をしなければならない。
本書での思想に基づく根本的かつ厳しい問いかけに、その提案は、その製品は、そのサービスは、自信をもって応えられるか。この著作が拡がることで、ユーザ企業は賢くなり、厳しくなる。そこから、IT業界の、通信業界の、業界全体の底力の向上につながる。
救世の良書である。
2005年2月18日に日本でレビュー済み
レストランに行き、コース料理を頼むとしよう。前菜、スープと始まり、メイン料理からデザートに至るまで、一品一品がすべて、変化に溢れる美味しい味付けで提供されることを望む。ある一品だけが美味しく、残りが妙な味付けだともうこんなお店には来ない、なんて思うこともある。
さてこの本は大まかに、エッセイ、SEの仕事論、IPセントレックス技術、将来技術展望、の4つのテーマで構成されている。
エッセイも気楽に読めるようだが、これを読むと筆者がどのように最先端技術に取り組み、世間を先取りして大型案件を受注してきたか、その裏側までがよくわかり、示唆深いものとなっている。
また、技術的な部分は、長年ネットワーク業界に身を置き、技術の展開を見てきた筆者だからこその表現や理解がみられ、単純な技術説明の書籍とは一線を画している。
どの部分も密度は濃いが、バラエティーに富んでいてあっという間に読めてしまう。
美味しい料理を出すレストランほど、そのレストランでの時間があっという間に過ぎてしまうのと同じだ。
この本は、どのテーマも手が抜かれていることはなく、それぞれがその役割を十二分に発揮し、読者を楽しませながら元気の源になってくれる。
さてこの本は大まかに、エッセイ、SEの仕事論、IPセントレックス技術、将来技術展望、の4つのテーマで構成されている。
エッセイも気楽に読めるようだが、これを読むと筆者がどのように最先端技術に取り組み、世間を先取りして大型案件を受注してきたか、その裏側までがよくわかり、示唆深いものとなっている。
また、技術的な部分は、長年ネットワーク業界に身を置き、技術の展開を見てきた筆者だからこその表現や理解がみられ、単純な技術説明の書籍とは一線を画している。
どの部分も密度は濃いが、バラエティーに富んでいてあっという間に読めてしまう。
美味しい料理を出すレストランほど、そのレストランでの時間があっという間に過ぎてしまうのと同じだ。
この本は、どのテーマも手が抜かれていることはなく、それぞれがその役割を十二分に発揮し、読者を楽しませながら元気の源になってくれる。