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成功する要求仕様 失敗する要求仕様 単行本(ソフトカバー) – 2006/11/2
多すぎる要求は納期を遅らせ、少なすぎる要求定義では、求めるシステムにほど遠い。うまく要求を調整しても、ユーザーのニーズに合っていなければ意味がない。----本書は、プロジェクトの予算、納期、ユーザーニーズに対して、「ちょうど十分な(just enough)」要求を見極めるための手法を紹介します。時間と人月のトレードオフのなかで、要求をどう優先順位をつけ、実現させていくのか。本書では、緊急時の治療の順番を決める「トリアージ」という医療用語を使い、ユーザーや関係者から要求に対し重み付けをはかる一方で、過去のプロジェクトでのリリース実現率を照らし合わせながら、実現する要求とリリースのタイミングの決め方を提示します。『ソフトウェア開発201の鉄則』の著者として知られるアラン・デービスが、10年ぶりに書き下ろした待望の新刊です。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2006/11/2
- ISBN-104822282910
- ISBN-13978-4822282912
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商品の説明
著者について
コロラド大学コロラドスプリングズ校 情報システム学部教授であり、コンサル
ティング企業ザ・デービス・カンパニー社会長。1981~1991年Communications
of the ACM誌の編集長、1994~1998年IEEE Software誌編集長を務める。ソフト
ウエア工学、要求工学に関する100以上の論文を執筆。1995年に出版した『201
Principles of Software Development』(邦題『ソフトウェア開発201の鉄
則』)は、多忙を極める開発現場で見失いがちだが忘れてはならない開発の原則
をまとめた書籍として、全世界で今なお読み継がれているベストセラーである。
本書では、厳しいスケジュールにあって要求をどう導き出し、見極め、仕様化
し、実現させていくか、約30年にわたる現場での失敗と成功の経験をもとに得た
確実な要求定義とは何かを説く。
登録情報
- 出版社 : 日経BP (2006/11/2)
- 発売日 : 2006/11/2
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 288ページ
- ISBN-10 : 4822282910
- ISBN-13 : 978-4822282912
- Amazon 売れ筋ランキング: - 72,171位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,146位電気・通信 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
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見積もりについて:
見積もりと、その正確性をどのように計測するのか?が参考になりました。
過去、自分のチームで見積もりが期限内に終わったか、どの程度オーバーしたのか?
この統計だけを取っても有用になると思います。
要求の管理について:
新規の要求がでてくるとことは、企業にとって幸せなことである・・というフレーズが心に響きました。
本当にやるべきは、要求を合意したあと、プロトタイプや製品のリリースがあった時にフィードバックを聞き続けること・・。
著者の経験に基づく知見はどの項目も非常に参考になりました。
最も特徴的なのは、次のようなステップを推奨している第3章である。
・要求収集
・トリアージ(優先順位付けの具体的な方法と注意点)
・要求の依存関係を明らかにする
・ちょうど十分な要求のサブセットを創り出す。
・次に、コスト、期間、リスク、収益性を考慮して実現性を高める。
要求をまとめる過程の本質に迫ろうとするスタンスで書かれている。
このジレンマに、プロジェクトを遂行する都度悩まされている。
超上流工程から上流工程にかけてのやり方がまずいのかと思い、本書を手に取ってみたが、(この手の本で具体的な示唆に富んだ本に出会ったことがないので期待はしていなかったが、)非常に参考になる本であった。
文章が平易で簡潔であり、意訳がとてもわかりやすいというのが特徴である。
本書の中で紹介される「要求のトリアージ」を日々実践し、顧客との関係を悪化させずに、スケジュール調整・追加費用要求などを行えるようになった。
また、「仕様変更が発生するのは悪ではない、顧客が興味を持っている証拠だ」という言葉にも日々励まされている。
システム開発において、的確な要求を導き出すという永遠のテーマについて書かれた良書。
HowTo本と読み物としての二つの側面をもつ。
要求導き出しのテクニックなど、具体例をあげ解かり易く書かれているので、これから上流工程へ携わるビギナーの方にもお奨めできる。
また、訳本ではあるが、文章は平易で読みやすいのが大変良かった。(日本語訳、監修の方のご苦労が伺える仕上がりになっている)
本書では、要求の導き出しから仕様化の間に「要求のトリアージ」を行うことを推奨している。システム開発において、予算と納期、要求のバランスをとることは大変重要である。
この時点でボタンの掛け違いをすると、大抵の場合、納期遅延や予算超過などプロジェクトの失敗を招くことになる。
本書の第3章で取上げられている「要求のトリアージ」では、要求を選び出すための技術について触れられており、参考になった。