職場の同僚は「読みにくい。入ってこない」とボヤいていたが、自分は抜群に気に入った。
XPの白本を読んだときよりも、圧倒的な衝撃を受けた。
リーン開発を日本のソフトウェア開発の世界に定着させるために、人生を捧げたいとすら思った。
コンピュータ関連の本で、これほどの感銘を受けた経験はない。
これを日本の常識にするには、幾多のハードルを乗り越えないといけないだろう。
だが、乗り越えなければ、日本は生き残れない。
そう思わせるほどの本だった。必読。
すでに2冊買った。人に配るために。もっと買うことになると思っている。
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リーン開発の本質 単行本 – 2008/2/7
「トヨタ生産方式」を源流にする「リーン開発」をソフトウエア開発に取り入れるための具体的方法を紹介した本です。製造分野から始まったリーン活動は、その原則を理解しないままプラクティスだけを開発分野に適用しようとしても、行き詰るか失敗に終わってしまいます。本書は、リーンの7大原則を「価値」「ムダ」「スピード」「人」「知識」「品質」「パートナー」に整理し、ソフト開発現場にどうしたら効果的に適用できるかを、多くの実例を交えながら具体的に説明します。著者は、米3M社で自らリーン開発を実践した経験を持つ、米国ソフトウエア業界におけるリーン開発の第一人者であり、多くのリーン開発に携わった経験を踏まえ、トヨタのプロセス改善、チームづくり、人づくりから何を学び、どうソフトウエア開発に活かせばよいかを力強い筆致で説いていきます。
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BP
- 発売日2008/2/7
- ISBN-10482228350X
- ISBN-13978-4822283506
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登録情報
- 出版社 : 日経BP (2008/2/7)
- 発売日 : 2008/2/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 336ページ
- ISBN-10 : 482228350X
- ISBN-13 : 978-4822283506
- Amazon 売れ筋ランキング: - 34,197位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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株式会社永和システムマネジメント コンサルティングセンター センター長。
総合電機メーカーの情報システム部を経て、2002 年より現職。
オブジェクト指向をはじめとするソフトウェア開発技術および、アジャイルソフトウェア開発手法の導入に関するコンサルタントとして活躍。
現在、ソフトウェア開発現場を楽しいものとするため、アジャイルソフトウェア開発の実践・コンサルティングから得られた知見をもとに体系化した、チームファシリテーションの普及に注力している。
◇株式会社 永和システムマネジメント ホームページ
https://esm.co.jp/
https://www.agile-studio.jp/people/amano
◇著書
『Leaders!KPT』
『これだけ!KPT』
『eXtreme Programmingテスト技法』(共著)
『正しく学ぶソフトウエア設計』(共著)
◇訳書
『リーン開発の本質』
『アジャイルソフトウェア開発スクラム』
◇雑誌
日経コンピュータ、日経ソフトウエアなどに雑誌記事を多数寄稿。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リーンと名打ってますが、アジャイルの本質的な書籍。トヨタ方式こそアジャイルの言論であることが分かります。在庫管理のオペレーションを現場に求めることがトヨタ方式であり、これがソフトウェア開発における個々人のモチベーション管理に適用したものがアジャイルとしてまとまっていきます。逆に言えば、古き良き日本の製造業こそアジャイルです。なんで今更アジャイルありがたがってんだ、にっぽん。
2010年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リーン開発とはリーン生産方式をソフトウェア開発に応用しようという試みのようだ。リーンとは「贅肉のとれた」状態を指す言葉で、ひたすら無駄を省くトヨタのカンバン方式を米国流に形式知化したもののようだ。
無駄を無くして、検査前に品質を作りこみ、ボトムアップの知識を利用し、ユーザに早く提供してフィードバックを得る。開発には人を尊重すること。エリヤフ・ゴールドラット博士の全体最適化の概念も使ういいとこ取り。
概念は素晴らしい。もともとがトヨタの生産方式なので、事例としてトヨタが頻繁に持ち出され、日本人にもなじみやすいだろう。
しかし、本書の最大の問題は翻訳である。直訳だけでなく、もう少し意訳をつかったらどうか。日本人はくどくど説明されるのを好まない。リーンという題名そのもの、頻繁に使用されるイテレーションなどの用語は、まさに現場のプログラマには好ましいのかもしれないが(確証はない)、一般的にはもう少し工夫すべきではないか。
キャッシュ(現金)と書くなら、最初から現金と訳せばいいのではないかということだ。
読むのに苦労する訳は原書の価値を半減させる。
無駄を無くして、検査前に品質を作りこみ、ボトムアップの知識を利用し、ユーザに早く提供してフィードバックを得る。開発には人を尊重すること。エリヤフ・ゴールドラット博士の全体最適化の概念も使ういいとこ取り。
概念は素晴らしい。もともとがトヨタの生産方式なので、事例としてトヨタが頻繁に持ち出され、日本人にもなじみやすいだろう。
しかし、本書の最大の問題は翻訳である。直訳だけでなく、もう少し意訳をつかったらどうか。日本人はくどくど説明されるのを好まない。リーンという題名そのもの、頻繁に使用されるイテレーションなどの用語は、まさに現場のプログラマには好ましいのかもしれないが(確証はない)、一般的にはもう少し工夫すべきではないか。
キャッシュ(現金)と書くなら、最初から現金と訳せばいいのではないかということだ。
読むのに苦労する訳は原書の価値を半減させる。
2009年10月6日に日本でレビュー済み
「リーン」とは、「ムダのない」という意味で、トヨタ生産方式(TPS:Toyota Production System)にの考え方に基づく手法につけられたもう一つの名前です。「リーン」の考え方は、製造(生産管理)だけでなく、製品開発や様々な分野に適用範囲を広げています。
この本は、ソフトウェア開発(ITシステム開発)に「リーン」の考え方を適用した「リーンソフトウェア開発」の理論とソフトウェア開発における実践方法、それを裏付ける様々な事例、そして導入指針を紹介しています。
製造(生産管理)における「リーン」の実践方法を、そのままソウトウェア開発に持ってくることはできません。しかし、その実践方法の背景にある「リーン」の考え方(理論)をソフトウェア開発に適用するれば、ソフトウェア開発においてもムダをなくし、生産性を飛躍的に向上することができるはずです。そこで生まれる実践方法は、まさに「アジャイル開発手法」のプラクティスそのものです。そして「リーン」の理論は、「アジャイル開発手法」を理論的に裏付ける考え方として広まってきています。
ケント・ベック氏(agile XP手法の提唱者)による本書のまえがきにある「ソフトウェア開発は、多くのつながりを持つ鎖である。全体の効率を改善するには、その鎖全体に目をむかなくてはならない」という言葉に表されるように、「リーン」の考え方を支える根本は、「TOC(Theory of Constraints:制約理論)」同様、全体最適という考え方です。理論という点では、「リーン」とは、まさに「TOC」と同じ考え方です。つまり本書は、「TOC」をソフトウェア開発に適用した手法であるとも言うことができると思います。
本書では、前作「リーンソフトウエア開発〜アジャイル開発を実践する22の方法〜」で説明した「リーン」原則について、さらに数多くのソフトウェア業界や他業界における事例を載せており、導入のためのガイドとなる内容になっています。
また前作との違いとしては、この本では「価値」(顧客価値)という点を特に強調しています。
「リーン」(TPS)では、「価値」を生まない作業は、基本的にムダと考えます。
本書では、ソフトウェア開発(IT開発)においても顧客に「価値」提供するという考え方が最も重要であるとしています。
私も、「人売り」の商売から脱却するためにも、顧客価値を重視する考え方が、ソフトウェア開発(IT開発)において最も重要であると思います。
本書は、これからのソフトウェア開発の指針を示す書籍として、ソフトウェア開発(IT開発)に関係する全ての方(開発者はもとより、営業、SE、PM、マネージャ、顧客、ユーザ・・・)に読んでいただきたい一冊です。
本書のまえがきにジェフ・サザーランド氏(agile SUCRUM手法の提唱者)が述べているように、ディスクに常備し、定期的の読み返すことをお勧めします。
この本は、ソフトウェア開発(ITシステム開発)に「リーン」の考え方を適用した「リーンソフトウェア開発」の理論とソフトウェア開発における実践方法、それを裏付ける様々な事例、そして導入指針を紹介しています。
製造(生産管理)における「リーン」の実践方法を、そのままソウトウェア開発に持ってくることはできません。しかし、その実践方法の背景にある「リーン」の考え方(理論)をソフトウェア開発に適用するれば、ソフトウェア開発においてもムダをなくし、生産性を飛躍的に向上することができるはずです。そこで生まれる実践方法は、まさに「アジャイル開発手法」のプラクティスそのものです。そして「リーン」の理論は、「アジャイル開発手法」を理論的に裏付ける考え方として広まってきています。
ケント・ベック氏(agile XP手法の提唱者)による本書のまえがきにある「ソフトウェア開発は、多くのつながりを持つ鎖である。全体の効率を改善するには、その鎖全体に目をむかなくてはならない」という言葉に表されるように、「リーン」の考え方を支える根本は、「TOC(Theory of Constraints:制約理論)」同様、全体最適という考え方です。理論という点では、「リーン」とは、まさに「TOC」と同じ考え方です。つまり本書は、「TOC」をソフトウェア開発に適用した手法であるとも言うことができると思います。
本書では、前作「リーンソフトウエア開発〜アジャイル開発を実践する22の方法〜」で説明した「リーン」原則について、さらに数多くのソフトウェア業界や他業界における事例を載せており、導入のためのガイドとなる内容になっています。
また前作との違いとしては、この本では「価値」(顧客価値)という点を特に強調しています。
「リーン」(TPS)では、「価値」を生まない作業は、基本的にムダと考えます。
本書では、ソフトウェア開発(IT開発)においても顧客に「価値」提供するという考え方が最も重要であるとしています。
私も、「人売り」の商売から脱却するためにも、顧客価値を重視する考え方が、ソフトウェア開発(IT開発)において最も重要であると思います。
本書は、これからのソフトウェア開発の指針を示す書籍として、ソフトウェア開発(IT開発)に関係する全ての方(開発者はもとより、営業、SE、PM、マネージャ、顧客、ユーザ・・・)に読んでいただきたい一冊です。
本書のまえがきにジェフ・サザーランド氏(agile SUCRUM手法の提唱者)が述べているように、ディスクに常備し、定期的の読み返すことをお勧めします。
2008年3月18日に日本でレビュー済み
ソフトウェアを開発する際に、読んでおくとよい本です。
大規模開発の特定のやり方に依存した説明が蔓延している中で、本当に自分達に必要なことは何かを考える際に、考える視点を与えてくれます。
最後には、自分達の仕事のやり方の原則を作り出し、他の人達とどうやって合意を形成するかを実践していくとよいかもしれません。
実は、これまでやっていたことがすごくよいことに気がつくかもしれません。
大規模開発の特定のやり方に依存した説明が蔓延している中で、本当に自分達に必要なことは何かを考える際に、考える視点を与えてくれます。
最後には、自分達の仕事のやり方の原則を作り出し、他の人達とどうやって合意を形成するかを実践していくとよいかもしれません。
実は、これまでやっていたことがすごくよいことに気がつくかもしれません。
2012年3月12日に日本でレビュー済み
アジャイル開発手法の一つ、リーン開発を解説した本。
日本とのトヨタ式生産方式をもとにしてあるそうで。
有名なムリ・ムラ・ムダを省くかをプログラム開発にあてはめたものになります。
日本の工場の方式をもとにしているだけあって。規律を重視するなど、XPなんかの自由な感じとは雰囲気が違います。
しかしよく見てみると、XPとかと共通なことがかなり書いてある。単に宣伝する想定対象が違っているということなのですかね。実際、XPの人たちとはお互い認め合っているようです。
XPのように楽しさを重視しない分、ちょっとつまらなそうですが。的確に無駄を省いていくという分、まじめに考える人にはかえって評判がいいかもしれませんね。
従来の管理手法からアジャイルに直接行くより、トヨタ方式経由でリーンを学んだほうが、雰囲気もあってますし移行しやすいでしょう。
日本人にはこっちのほうが向いているかもしれませんね。
日本とのトヨタ式生産方式をもとにしてあるそうで。
有名なムリ・ムラ・ムダを省くかをプログラム開発にあてはめたものになります。
日本の工場の方式をもとにしているだけあって。規律を重視するなど、XPなんかの自由な感じとは雰囲気が違います。
しかしよく見てみると、XPとかと共通なことがかなり書いてある。単に宣伝する想定対象が違っているということなのですかね。実際、XPの人たちとはお互い認め合っているようです。
XPのように楽しさを重視しない分、ちょっとつまらなそうですが。的確に無駄を省いていくという分、まじめに考える人にはかえって評判がいいかもしれませんね。
従来の管理手法からアジャイルに直接行くより、トヨタ方式経由でリーンを学んだほうが、雰囲気もあってますし移行しやすいでしょう。
日本人にはこっちのほうが向いているかもしれませんね。
2008年3月18日に日本でレビュー済み
リーン開発の7つの原則を一つひとつ丁寧に説明しています。筆者の開発現場やコンサルでの経験に基づいたアドバイスが盛り込まれていて、原則を一つ読み終えるたびに、仕事の改善アイディアが湧いてきます。
日本語が自然で、とても読みやすいことも特筆に値します。
管理者の方は、「経営の未来(ゲイリーハメル著)」も合わせて読むと、組織(チーム)運営上のヒントも得られるでしょう。
日本語が自然で、とても読みやすいことも特筆に値します。
管理者の方は、「経営の未来(ゲイリーハメル著)」も合わせて読むと、組織(チーム)運営上のヒントも得られるでしょう。
2022年2月23日に日本でレビュー済み
大事なエッセンスが詰め込まれてるはずなんだが、こんなに読みにくい訳なのが残念だ。全く頭に入ってこない。日本語で書かれることかま大事なんじゃなくて文章って大事なんだな。