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北欧神話・宇宙論の基礎構造―「巫女の予言」の秘文を解く (明治大学人文科学研究所叢書) 単行本 – 1994/5/1
尾崎和彦
(著)
- 本の長さ579ページ
- 言語日本語
- 出版社白凰社
- 発売日1994/5/1
- ISBN-104826200773
- ISBN-13978-4826200776
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
北欧人の精神生活を規定し支配したのは、いかなる夢、いかなる感情、いかなる思惟であったのか。『巫女の予言』の精緻な翻訳を中心に、本書が試みる原北欧的宇宙像の再構築への挑戦は研究史上稀有のものであり、巻末収録の膨大な文献も今後の研究にとってきわめて有用である。わが国最初の本格的北欧神話研究。
内容(「MARC」データベースより)
北欧人の精神生活を規定し支配したのは、いかなる夢、いかなる感情、いかなる思惟であったのか。「巫女の予言」の精緻な翻訳を中心に、原北欧的宇宙像の再構築への挑戦を試みる。巻末に膨大な文献も収録。わが国最初の本格的北欧神話研究。
登録情報
- 出版社 : 白凰社 (1994/5/1)
- 発売日 : 1994/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 579ページ
- ISBN-10 : 4826200773
- ISBN-13 : 978-4826200776
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,507,912位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年10月10日に日本でレビュー済み
北欧神話の実相や構造論に関する研究書として、これに匹敵するものはおそらく今後出ないと思われる。北欧神話は、キリスト教世界との関わりから多く知られているギリシア神話やローマ神話に比べて、確実な情報として認識されている部分は少ない。『エッダ』、『新エッダ』などの資料を吟味し、その理解され得る内容から、北欧神話の世界観を整理し、構築することは大変な難事業であるといえる。しかし、欧米での研究成果が高まるにつれて、北欧神話の内容が徐々に確実なものとして定まりつつある。本書は、『巫女の予言』に着目した上で、その学術的な進展を踏まえつつ、北欧神話の「正統性」ともいうべき見地を我々に提供している。勿論、この書は容易に読めるものではなく、更に理解するまでには相応の精査が必要である。だが、北欧神話の真髄を知るための第二次資料として重要な意味を持つ。それは第一次資料のエッダ等から抽出することは余りにも困難であるため、結局は第二次資料が北欧神話と我々を結びつける唯一の架け橋であるとも言え、徹底的な探究に挑む本書の存在は、北欧神話の存在意義をも高めることに成功している。著者の後訳書である、アクセル・オルリック『北欧神話の世界 神々の死と復活』と併せて、北欧神話を知る上で経過しなければならないステージが、そこにはある。
2012年8月27日に日本でレビュー済み
非常な労作です。先行研究のまとめなど非常に便利です。
ただ著者の独自な見解には注意が必要です。
著者の見解=一般的な北欧神話研究者の見解ではありません。
この本の内容は、こうゆう見方もあるんだ。くらいの理解で接するのがいいのではないかと思います。
ただ著者の独自な見解には注意が必要です。
著者の見解=一般的な北欧神話研究者の見解ではありません。
この本の内容は、こうゆう見方もあるんだ。くらいの理解で接するのがいいのではないかと思います。
2004年4月30日に日本でレビュー済み
藤島康介『ああっ女神さまっ』をはじめとして、和製のファンタジー系ライトノベル、ゲーム、漫画などでは、北欧神話をベースにした、または北欧神話の用語を使ったものが非常に多いです。となると、北欧神話を詳しく知りたくなるというものです。
『北欧神話・宇宙論の基礎構造―「巫女の予言」の秘文を解く』は本格的な北欧神話の研究書です。入門書ではありません。
本書にはまず、北欧神話における最重要史料の「巫女の予言」の原詩が、日本語訳と詳細な註釈付きで掲載されています。その後は北欧神話における様々な問題点を、従来の説を吟味検証しながら解き明かして行きます。
例えば二つの両極端の説があった場合、間を取るような感じが見受けられ、また、北欧神話にとって不利な説は意図的に否定に持ち込もうとしているとも感じられます。
それでも、本書なりの結論をしっかりと導き出しているので、今後の研究にとっての澪標ともなります。特に、九つの世界の名前と位置関係が図で示されているのは画期的なのではないでしょうか?
『北欧神話・宇宙論の基礎構造―「巫女の予言」の秘文を解く』は本格的な北欧神話の研究書です。入門書ではありません。
本書にはまず、北欧神話における最重要史料の「巫女の予言」の原詩が、日本語訳と詳細な註釈付きで掲載されています。その後は北欧神話における様々な問題点を、従来の説を吟味検証しながら解き明かして行きます。
例えば二つの両極端の説があった場合、間を取るような感じが見受けられ、また、北欧神話にとって不利な説は意図的に否定に持ち込もうとしているとも感じられます。
それでも、本書なりの結論をしっかりと導き出しているので、今後の研究にとっての澪標ともなります。特に、九つの世界の名前と位置関係が図で示されているのは画期的なのではないでしょうか?