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精神分裂病の謎に挑む (メンタルヘルス・ライブラリー 2) 単行本 – 1999/11/1
森山 公夫
(編集)
「早発性痴呆―精神分裂病」概念は、クレペリンの精神医学体系の成立以来、約100年にわたって患者を、そして治療者を社会防衛的な管理と収容システムの中に支配し続けてきた。……ノーマライゼーションの時代といわれる今日、「精神分裂病」の病因論、治療論、医学論など疾病概念全体の脱構築をめざして、分裂病の謎に挑む精神科医のレポート。
- 本の長さ212ページ
- 言語日本語
- 出版社批評社
- 発売日1999/11/1
- ISBN-104826502869
- ISBN-13978-4826502863
商品の説明
メディア掲載レビューほか
長く精神医学体系を支配してきた「早発性痴呆=精神分裂病」概念に基づく治療制度の変革を目指した書
おそらく学会本流,あるいはごく一般的な精神科医からみれば,"過激な"医師たちの手による本なのであろう。しかし,治療者と患者の関係,及び精神分裂病の社会的位置付けを根本から問い直そうという姿勢は,長期的には間違いのない視点だと思われる。
おそらく学会本流,あるいはごく一般的な精神科医からみれば,"過激な"医師たちの手による本なのであろう。しかし,治療者と患者の関係,及び精神分裂病の社会的位置付けを根本から問い直そうという姿勢は,長期的には間違いのない視点だと思われる。
編者は,近年の精神医療をめぐる変化を「社会防衛主義に根ざす管理的収容所精神医療から,ノーマライゼーションを目指すいやしの地域精神保健への転換」ととらえる。
その背景には,まず重工業重視の帝国主義的社会から,消費者重視の高度情報化社会への移行によるノーマライゼーションへの注目があるとする。次に精神医療現場での,収容型医療から地域ケア型医療への転換。さらに,「管理」から「いやし」への医療・看護観の変ぼうも要因のひとつとして挙げる。
そうした地殻変動の中で,長く精神分裂病の特徴とみなされてきた「予後不良性」(治らない),「了解不能性」(理解できない),「大脳疾患起因説」(未知の脳の障害がある)などは,解体ないし意味を失ったと本書は主張する。 (ブックレビュー社)
(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
-- ブックレビュー社
内容(「MARC」データベースより)
ノーマライゼーションの時代といわれる今日、「精神分裂病」の病因論、治療論、医学論など疾病概念全体の脱構築をめざして、分裂病の謎に挑む精神科医のレポート。『精神医療』特集記事を再編集。
登録情報
- 出版社 : 批評社 (1999/11/1)
- 発売日 : 1999/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 212ページ
- ISBN-10 : 4826502869
- ISBN-13 : 978-4826502863
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,454,433位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,227位精神医学 (本)
- カスタマーレビュー:
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