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佐伯省

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帝銀事件はこうして終わった: 謀略・帝銀事件単行本 – 2002/1/1

佐伯省 (著)

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55年目の真実！
帝銀事件の死刑囚として獄死した平沢貞道は、犯人ではない。
真犯人Ｘは誰か？
多くの疑惑に包まれた戦後犯罪。なかでも帝銀事件、下山事件、松川事件は、GHQ（アメリカ占領軍）の関与を抜きには考えられない。帝銀事件は、陸軍中野学校出身の特務機関員Ｘが戦犯容疑の免除と引き替えに、アメリカ軍の謀略部員と結託して行なった最高機密の化学兵器（ACH）の実験をおびた凶悪な犯罪である。日本の刑事警察の手が及ぶ事件ではなかった。Ｘと親交のあった死刑囚平沢貞道の悲劇はそこからはじまっていたのである。

50年の歳月を、一身を賭して追跡した迫真のドキュメント。

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本の長さ

285ページ
言語

日本語
出版社

批評社
発売日

2002/1/1
ISBN-10

4826503458
ISBN-13

978-4826503457
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商品の説明

出版社からのコメント

55年目にしてはじめて帝銀事件の真相が明らかになる、迫真のドキュメント。

内容（「MARC」データベースより）

極めて綿密かつ明快に帝銀事件の毒物を論証。著者の資材を擲っての永年にわたる調査と研究の成果をまとめ、帝銀事件の真相を追求する。96年講談社出版サービスセンター刊「疑惑」「疑惑α」の主要部分を増補改訂。

登録情報

出版社 ‏ : ‎ 批評社 (2002/1/1)
発売日 ‏ : ‎ 2002/1/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 285ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4826503458
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4826503457

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田上周治

驚天動地

2016年3月7日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

驚天動地の事実に震撼しました。
平沢被告は壮大な謀略に巻き込まれたと感じました。

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

世渡り下手

真実を抉ろうとするエネルギーは例を見ない

2010年9月19日に日本でレビュー済み

ねばり強く時間をかけたルポルタージュです。頭でっかちなものではなく、地べたを這い蹲るようなものです。それが読後に確かな手ごたえを感じさせてくれます。佐伯省の２つの著作「疑惑」「疑惑α」を再構成し、著者へのインタビューが巻末に追加されています。再構成によって、冗長さが緩和されました。少々ややこしいですが、和多田進「ドキュメント帝銀事件」や轍寅次郎「追跡・帝銀事件」の一部ともオーバーラップします。これら２冊の著作は、複数の取材者のデータをアンカーマンがまとめたもののようです。佐伯省はそれら取材者の重要な一人ということです。著者は世に云う作家という権威を持たない一市民と言えるでしょう。その市民が真実追求に賭けた情熱は「すごい」としかいいようがありません。ともかく帝銀事件での「複数犯人説」「平沢部分関与説」が厚みのある取材と説得力ある語り口で裏づけられた好著です。帝銀事件に関心のある読者なら、必読書の一冊でしょう。

18人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ラバグルト

三流推理小説の名探偵ごっこレベル

2022年7月2日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

帝銀事件の前に2回あった未遂事件は平沢で、帝銀事件の真犯人は別人、この読みは信憑性があると思えた。
しかし、著者が歯医者に殺されかけ、突然この歯医者が帝銀事件の真犯人だと直感する、という絵空事めいた導入部に始まり、この歯医者が元特務機関員で、変装も得意だったとなると、一気に信憑性が薄れた。
著者にとって重要なのは、客観的な事実ではなく、歯医者を真犯人にこじつけられるネタ集めであり、…に違いない、…の筈だ、…ではないか、と憶測を連発するばかり。
挙句、日本の国家機密クラスの毒物の効果を知りたかった進駐軍が、歯医者を使って帝銀の行員や子供まで毒殺させた、となると最早パラノイアである。
本当にそれが目的ならば、こんな目立ちすぎる方法を取るのは不自然で、秘密裏にやるべき事であり、国家機密を一般人に広く知らせるようなやり方をする理由がどこにあるのか。
Wikipediaに『p.280には著者の言葉として、その歯科医は「平成元年(一九八五)」に82歳で亡くなり「今年、十三回忌のはずです」とあるが、平成元年なら1989年のはずである』とあった。所詮この低度の本である。

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