☆私は英文学者だった故・渡部昇一先生の愛読者だったので共著本で
預かり知るに至ったのですが、
著者である南出喜久治(きくぢ)弁護士の「喜久(きく)」は、
ご皇室の家紋である「菊」とか、「大勲位“菊(きく)”花賞頸飾」から来てるんだろう、
同時に、西周によるフィロソフィーの訳語たる希哲学「賢哲を希求する」の「希求」に
かけてはるのだろうという程度の、著者の意識水準を推し量る類推は、
どんなに度し難いボンクラ(失礼!ウソです!)、救い難い阿呆(ウッソぴょ~ん♪冗談で~す♪)
でも、ご芳名を見れば、瞬間的に察知できるでしょう。^^;
南出(みなみで)姓も、音読すると「なんで」やから、生来、ご学友からも、
「なあ、キクちゃん、なんで?」「なんでなん?」「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」と
Q&A相手として頼られ相談されやすい星周りにあった御仁なのかも知れません。
認知的に鍛え上げられていてレスポンス・パワー高そうですよね。^^;
できれば、現役享年105歳まで生きた内科医・日野原重明さんみたく
生涯現役で、真正保守論壇の重鎮として絶えず高度な精神活動を展開しつつ、
「国体護持塾」やフェイスブックといった旧マスコミとは一線を画すパソコミ
(パーソナル・コミュニケーション)人としてオンラインスペースから健筆を
ふるい続けて、
1億日本人全国民を最期まで知的に力強く支え、護り抜く事が、天地神明様、
八百万の神々様、氏の125世祖父母様の采配によって氏がこの世に産み出される前から
氏に刑罰付けられていた幸せなノーブレス・オブリージュであるのかも知れませんね。^^;
氏の松果体(ピネラルボディー)は、太陽の経綸をコレクトに感じ取れる程に覚醒しており、
ヘーゲルの言う主観的段階、客観的段階を経て、アブソルート・スピリッツ(絶対精神)に
到達しているのかも知れません。
私は、生来、特に支持政党も無いし、特にアテンションしている議員さんも
いないので、センキョでは殆ど氏の氏名を記名した無効票を投票し続けてきたのですが、
全国区を連想する氏の氏名を記名した有徳の記名無効票の投票者が500万票~とか
大量に現れたら、旧世代向けのマスコミとかのプロパガンダ機関すらも、動かせるかも
知れませんね。^^;
デポジット(供託金)や選挙資金とか活動資金とかも、有徳のインフルエンサー諸賢が、
クラファンで集められるのなら、日本全国民1億人1人あたり1万円=1兆円程度を、
ポンと差し上げたらE~のでは無いですか?
そのぐらいをケチる程度の国民が、まともな政治家なんか得られるわけ無いでしょうよ(笑)。
内心、みんな、本当はそんな事、100も承知なのかも知れませんが。
有効票を「汚く悪しく醜い不徳の有効票」と見做している訳では無いのですが、
実質、有効票は無意味に近いか、ウィザウト・ミーニング状態になっているのかも
知れない事に議員さん諸賢も、内心、危機感と共に本能で薄々、感付いてはるのかも
知れませんね。^^;
やはり今後も、「と~大ほ~学部」も含む普通の大学ほ~学部は、回避した方が
E~様な気がします♪
金太郎飴みたいな硬直したパーセプション(=認識)が無限に再生産されるだけ、
というのが実態なのでしょうかね?^^;
このご高著を拝読すると、小学2年でお母様が寝たきり、中学2年でお父様が寝たきりになり、
一人で?家族介護しながら(?)、家業のお風呂屋さんを切り盛りしてはったのかなと察しますが、
「自反慎独」的な内省的生活環境(?)が、圧倒的な知的成長を可能ならしめたのかな、と。
父君はイメージ的には京都三高→東京帝大法→高文行政科→逓信省→陸軍将校と言うイメージで
しょうか。
最初の勤務先の法律オフィス代表だった表権七・高文弁護士は、ヤメ検弁護士だったようです。
2024年=令和6年=皇紀2684年の通常国会で、現職ダイエットメンバーの誰かが、
「占領憲法の改憲発議」を議会に提出しはるとして、ロウア―ハウスの現勢力図からすると、
ロウア―ハウスでは可決されてしまいそうな感じですよね?^^;
アッパーハウスの現勢力図から類推すると、おフランスのフィロソファー/ルネ・デカルト氏の
申されるボン・サンス(=良識)から否決される可能性があるようにも見えますが、否決されても、
再びロウアーハウスで可決されたら、国民投票に進んでしまい、18歳以上の全国民の過半数でも、
0才の新生児含む全国民の過半数でも無くて、投票者の過半数ですから、TVや新聞といった
当の社員さん諸賢ですら内心、信用してなさそうな旧プロパガンダ機関に煽られ騙された情弱層が
やらかして賛成に〇を付けてしまう事も十分あり得るでしょうし、
仮に、1億人全員が、しっかりとオポウジット(=反対)に〇を付けた渾身の投票が、
ちゃんと出来たとしても、(株)〇サシという疑惑の集計会社(笑)によって最初から
作為的な「賛成51%、反対49%という結果にする不正プログラミング」シナリオが、
それを立証しようとした人物へのあくどい嫌がらせステルス・プランと共に周到に用意
されてるんかも?
という程度の万人の推察は、どんなに頼りない市井の日本人でも、口にはしなくても、
内心、感付いてはるんチャウかな、と。^^;
ロウアーハウスに占領憲法の改憲発議を提出した議員や協力した議員は、
殆どの日本人から裏切り者として永遠に記憶されるイメージなのでしょうか?
逆に、「日本国憲法無効確認決議案」を提出した内省的な知的度胸(笑)のある?
議員は、殆どの日本人から英雄として永遠に記憶されるイメージなのでしょうか?
とは雖(いえど)も、「ビューティフル・ハーモニー・コンスティテューション」の
原案がしっかりと完成してない状態で、「占領憲法無効確認決議案の提出→可決」、
というのは、勇み足ですよね?^^;
中間講和条約「日本国憲法」を改正(≒改条約?)した改正占領憲法(改正無効憲法)も、
現存する帝国憲法の下位規範として矛盾抵触の無い限度で一応は、建前としてであれ、
有効と評価され得る、コンスティテュ―ショナル(?)・トリーティーとして消極的に
運用されるイメージですけど、
まあ仮にそうなってしまったとしても、
「ビューティフル・ハーモニー・コンスティテューション」の原案創りと、
ちゃんと完成したらそこで、「改正占領憲法の(衆参)過半数無効確認決議案の提出
→可決」という手順に沿って、思慮分別と良識ある日本全国の彼の聡明なフォロワー諸賢や、
サポーター諸賢が平和的に立ち上がるというのが、共通の未来イメージですよね?^^;
私も、安倍晋三内閣への占領憲法&占領典範の過半数無効確認決議の請願運動には、
協力した事があるのですが、彼には、通じなかったみたいです。
まあ、私個人としては、占領憲法改憲派LDP議員の誰誰がエネミー(敵)とか、
同じホモ・サピエンス同士で敵とか味方とか善悪二元論のチンケな争いの時限を
遙か天高く超越した大らかな太陽目線からの高尚な博愛の人間愛に根差した
大きく広い心で、閑静に研ぎ澄まされた大宇宙の様に奥深く明るい内省と共に、
知的に淡々と朗らかに、永遠に自由自在に生きている方が自分の性にも合っており、
ふさわしい気もするので、やや微妙ですねんわ。^^;
其れにしても、まだまだこのモンダイは、長丁場になるのかも知れませんね。^^;
とほほ。
我らが愛する神国・日本を「トホホな国」にしない、させない為には、一体全体、
ど~すればE~のか?
これが現代を生きる日本人1億全国民に共通の永遠の哲学的テーゼなのでしょう。
他ならぬ、あなたの愛と平和に満ち溢れたオリジナル・ソリューションの発明を
世界中80億人みんなが信じて、急かす事もなく、いつまでも気長に待ってるからね♪
あなたも私も、誰も彼も彼女もみな(心の)平和が大好きです♪ 平和を愛しています♪
We Japanese are always surrounded by beautiful harmony music and
always exist with a love and peace mind accompanied by efforts towards
a decent philosophy♪
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
日本国憲法無効宣言―改憲・護憲派の諸君!この事実を直視せよ 単行本 – 2007/4/19
憲法とは、その国の主権の発動によって作られるはずだ。しかし現憲法は、占領下にある日本が占領軍の指示・意向で出来た英文憲法を翻訳したものだ。そんな憲法は、独立回復と共に無効宣言されるはず。だが、日本の憲法学者や自民党も「改正」と言っている。独立した日本が占領軍の命令であった憲法を改正したら、占領憲法に合法性や正統性を与えてしまう。本書では、この不可解な日本国憲法問題を明らかにする。
- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社ビジネス社
- 発売日2007/4/19
- ISBN-104828413464
- ISBN-13978-4828413464
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
渡部昇一:昭和5年山形県生まれ。昭和30年上智大学大学院修士課程終了。ミュンスター大学、オックスフォード大学に留学。現在、上智大学文学部名誉教授。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞。
南出喜久治:昭和25年、京都市生まれ。京都市立堀川高等学校卒業。弁護士。憲法学会会員。独自の研究により、新たな占領憲法無効論を完成させ、平成4年5月、今上陛下に占領憲法無効宣言を諫疎する天皇請願を行ふ。
南出喜久治:昭和25年、京都市生まれ。京都市立堀川高等学校卒業。弁護士。憲法学会会員。独自の研究により、新たな占領憲法無効論を完成させ、平成4年5月、今上陛下に占領憲法無効宣言を諫疎する天皇請願を行ふ。
登録情報
- 出版社 : ビジネス社 (2007/4/19)
- 発売日 : 2007/4/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 238ページ
- ISBN-10 : 4828413464
- ISBN-13 : 978-4828413464
- Amazon 売れ筋ランキング: - 301,567位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
占領下の状態での日本国憲法は無効である。これは知らなかった。この本は過激に見えて真面目な日本再生のために考え出されたものである。安倍晋三内閣が日本国憲法無効宣言をするか楽しみである。日本国憲法が死んでいることに気づかない馬鹿が多すぎるからかもしれない。そんな馬鹿はこの本を読んで早く目を覚ませ。
2019年3月2日に日本でレビュー済み
南出氏は政治家を目指すも、憲法無効論を掲げているようでは政治家として大成しないなと感じ、法曹業界に入り弁護士となった異色の経歴の持ち主です。氏の無効論の特徴は、旧無効論が『主権がない状態で憲法など作れない。そして被占領国の憲法などを作り替えるのは国際法規違反である。よってそのすべてを無効にしなければならない』という主張では法的安定性が損なわれるのでダメだとしているところに特徴があります。
氏は日本国憲法を占領憲法≒講和条約説と主張し、この占領憲法は占領統治を容易にするための中間的な講和条約みたいなものだと再定義します。そして帝国憲法の下位に位置するものとしてその存在を認めようというのです。また無効宣言を行った国会議員の地位が失われるのではないかと言う意見に対し、『講和条約(占領憲法のこと)の国内的効力として一応法的地位が保たれるのだ』と、一応回答を寄せています。これに対し現職の国会議員がどう思うかは分かりませんが。
また氏は国際法規に違反したからと言って、帝国憲法の方が上であるという見方をしています。故に、旧無効論者の国際法規違反は無効論の根拠とならない。また帝国憲法75条には摂政を置いている間、つまり天皇自らが天皇大権を行使しえない間は憲法改正できないという規定があります。氏はこの条文を類推適用(例えば馬はこの道を通っていはいけないという法律があれば、牛も通ってはいけないのではないかと適用する法解釈のルールのこと)し、摂政が置かれるどころか占領時の非常時の際は益々憲法改正など出来ないだろうとその無効の根拠としています。
しかし、この点に対しては国際法上にも議論があり、国内憲法の手続きのもとに条約が批准されるのだから国内憲法が上なのか、それとも国際条約が上位なのかというものです。最近は国際条約の方が上位であるとの認識で一般的となっています。よって、氏が主張する国内法規>国際法規と言う理解は誤りでしょう。もし国内法規が上であれば、国際約束など国際社会には成り立たなくなります。現在の国際社会では、守れないあるいは守りたくないルールであればその条約は別に結ばなくてもいいから、というのがルールです。なので、結んだ以上は守らなくてはいけないし、旧無効論者の言う国際法規違反だから無効というのは正しいわけです。したがって、正確には国際法規にも国内法規にも違反しているから日本国「憲法」は無効なのだということに落ち着くのではないかと思いました。
また氏の主張で物足りないところがあれば、編集部のクエスチョンが対談の中に度々入るのですが、その質問「現行憲法を無効にしないと日本はダメになるのか?まだ先延ばしにしても良いのでは?」に対する回答です。この編集部の問いはそのまま一般の日本国民の感情とも一致するので、重要な質問提起だと感じます。それに対し、氏は「昔は戸主相続だったが、戦後は遺留分相殺が認められ均分相続となる。兄弟で農地を分けなくてはいけないから、日本の農業がダメになる。このように伝統を守るシステムがズタズタなのだ」と回答します。正直言って、もっと他に回答のしようがなかったのかなと思いました。こんなことぐらいであれば、『だったら別に無効にしなくてもいいだろう』と読者は思うのでは?
氏には良い主張もあります。それは結局無効宣言とはどんな性質なものなのか?具体的にはどうなるのか、と言う点に対して一部回答を寄せているところ。氏は無効宣言は事実関係を認めるだけの確認決議である、特に法的事項が変わるわけではないと主張する。単なる政治的な意義しかないのだと。そして帝国憲法に復元して、プレスコード(占領軍の定めた検閲方針)などWGIP(日本人に罪悪感を抱かせるためのGHQの占領政策)の存在を国民の前で明らかにし、真の意味での原状回復をしたうえで、「さあ、どうするか?」と国民に問うのが筋であるのだと。結局は、具体的な手続き等はあまりないというところが正直なところなのでしょうが。実際、私も無効論者ですが、手続き的にはどうなるのかと問われたら答えに窮するのが本音です。
他にも氏の意見の中で、東京裁判無効を宣言しなくてはいけない(47頁)という主張や、国民がこの国を守るんだという祖国防衛の義務に支えられた国家が自衛権を持つという構成を取らない限り国は守れず、自衛のための軍隊を認めるだけでは今の状況は改善されない)(66頁)という主張などは慧眼であると思います。
一方で、共著者の渡部氏は対談者の一人ですが、南出氏の主張を拾い上げていく司会進行係という役目に終始しておられます。渡部氏の著書が好きな方には少々物足りないのではないでしょうか。氏は”素人的に言うと”(170頁)などと控えな表現を常に使用し、主権がない時代の法律は全て無効だと従来通りの無効論者の共通見解を述べるに留まられています。
氏は日本国憲法を占領憲法≒講和条約説と主張し、この占領憲法は占領統治を容易にするための中間的な講和条約みたいなものだと再定義します。そして帝国憲法の下位に位置するものとしてその存在を認めようというのです。また無効宣言を行った国会議員の地位が失われるのではないかと言う意見に対し、『講和条約(占領憲法のこと)の国内的効力として一応法的地位が保たれるのだ』と、一応回答を寄せています。これに対し現職の国会議員がどう思うかは分かりませんが。
また氏は国際法規に違反したからと言って、帝国憲法の方が上であるという見方をしています。故に、旧無効論者の国際法規違反は無効論の根拠とならない。また帝国憲法75条には摂政を置いている間、つまり天皇自らが天皇大権を行使しえない間は憲法改正できないという規定があります。氏はこの条文を類推適用(例えば馬はこの道を通っていはいけないという法律があれば、牛も通ってはいけないのではないかと適用する法解釈のルールのこと)し、摂政が置かれるどころか占領時の非常時の際は益々憲法改正など出来ないだろうとその無効の根拠としています。
しかし、この点に対しては国際法上にも議論があり、国内憲法の手続きのもとに条約が批准されるのだから国内憲法が上なのか、それとも国際条約が上位なのかというものです。最近は国際条約の方が上位であるとの認識で一般的となっています。よって、氏が主張する国内法規>国際法規と言う理解は誤りでしょう。もし国内法規が上であれば、国際約束など国際社会には成り立たなくなります。現在の国際社会では、守れないあるいは守りたくないルールであればその条約は別に結ばなくてもいいから、というのがルールです。なので、結んだ以上は守らなくてはいけないし、旧無効論者の言う国際法規違反だから無効というのは正しいわけです。したがって、正確には国際法規にも国内法規にも違反しているから日本国「憲法」は無効なのだということに落ち着くのではないかと思いました。
また氏の主張で物足りないところがあれば、編集部のクエスチョンが対談の中に度々入るのですが、その質問「現行憲法を無効にしないと日本はダメになるのか?まだ先延ばしにしても良いのでは?」に対する回答です。この編集部の問いはそのまま一般の日本国民の感情とも一致するので、重要な質問提起だと感じます。それに対し、氏は「昔は戸主相続だったが、戦後は遺留分相殺が認められ均分相続となる。兄弟で農地を分けなくてはいけないから、日本の農業がダメになる。このように伝統を守るシステムがズタズタなのだ」と回答します。正直言って、もっと他に回答のしようがなかったのかなと思いました。こんなことぐらいであれば、『だったら別に無効にしなくてもいいだろう』と読者は思うのでは?
氏には良い主張もあります。それは結局無効宣言とはどんな性質なものなのか?具体的にはどうなるのか、と言う点に対して一部回答を寄せているところ。氏は無効宣言は事実関係を認めるだけの確認決議である、特に法的事項が変わるわけではないと主張する。単なる政治的な意義しかないのだと。そして帝国憲法に復元して、プレスコード(占領軍の定めた検閲方針)などWGIP(日本人に罪悪感を抱かせるためのGHQの占領政策)の存在を国民の前で明らかにし、真の意味での原状回復をしたうえで、「さあ、どうするか?」と国民に問うのが筋であるのだと。結局は、具体的な手続き等はあまりないというところが正直なところなのでしょうが。実際、私も無効論者ですが、手続き的にはどうなるのかと問われたら答えに窮するのが本音です。
他にも氏の意見の中で、東京裁判無効を宣言しなくてはいけない(47頁)という主張や、国民がこの国を守るんだという祖国防衛の義務に支えられた国家が自衛権を持つという構成を取らない限り国は守れず、自衛のための軍隊を認めるだけでは今の状況は改善されない)(66頁)という主張などは慧眼であると思います。
一方で、共著者の渡部氏は対談者の一人ですが、南出氏の主張を拾い上げていく司会進行係という役目に終始しておられます。渡部氏の著書が好きな方には少々物足りないのではないでしょうか。氏は”素人的に言うと”(170頁)などと控えな表現を常に使用し、主権がない時代の法律は全て無効だと従来通りの無効論者の共通見解を述べるに留まられています。
2010年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
南出氏の別の著書も次々に読んでいます。
そのきっかけになったのが本書。
日本国憲法が無効な理由を法的な立場から斬る南出氏。どれもが適切だと思いました。
これをきっかけに日本国憲法や大日本帝国憲法を読み返してみたり、歴史を振り返ってみたり、とにかくいろいろな気付きが与えられたように思います。疑問だったことが氷解しました。
現実をどう認識するかで、何をすべきかは変わってきますね。
国際関係から個人の生活の在り方まで、考えるための基軸を与えてくれる本だと思います。
とてもわかりやすい内容なので、是非、多くの方に手に取ってもらいたい本です。
これを読んだら「占領憲法の正体」や「まほらまと」を読むといいと思います。
そのきっかけになったのが本書。
日本国憲法が無効な理由を法的な立場から斬る南出氏。どれもが適切だと思いました。
これをきっかけに日本国憲法や大日本帝国憲法を読み返してみたり、歴史を振り返ってみたり、とにかくいろいろな気付きが与えられたように思います。疑問だったことが氷解しました。
現実をどう認識するかで、何をすべきかは変わってきますね。
国際関係から個人の生活の在り方まで、考えるための基軸を与えてくれる本だと思います。
とてもわかりやすい内容なので、是非、多くの方に手に取ってもらいたい本です。
これを読んだら「占領憲法の正体」や「まほらまと」を読むといいと思います。
2014年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本国憲法無効までは理論的には成り立つのだろうが、帝国憲法が生きているとか時代錯誤のワンパターンでなお危険な理論だ。戦前の軍国主義、軍部の暴走を結果的に容認した帝国憲法の不備な点、過ちを追及する事が今必要だ。
2012年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本国憲法は占領下において日本に主権がない状態で
制定されたものである。GHQによりわずか一週間で
作られたものを翻訳しただけである。主権がない状態で
制定されたというだけで、この憲法が占領下における
暫定憲法であることは自明である。
占領憲法であり暫定的な憲法でしかない日本国憲法は
サンフランシスコ講和条約が発効され、日本国が主権を
取り戻した時点で無効になると考えるのが筋であり、
素人考えでも正当と思われる。
本書は日本国憲法が無効であることの法律的な根拠を
与える稀有な本である。渡部昇一氏と南出喜久治氏の
対談で明かされる憲法無効論は従来の無効論とは根本的に
異なるものである。
このような形で無効を宣言することで、明治憲法に戻り
あらためて憲法の改正を行うことができるという起死回生の
離れ業である。南出氏の自由貿易を否定するような発言には
賛成しかねるが、こと憲法論においては誠に正論であり、且つ
ユニークな見解である。
この理論でいけば、現行憲法の改正は間違いであることは明らかで
ある。是非、改憲派にも読ませたい価値ある一書である。
制定されたものである。GHQによりわずか一週間で
作られたものを翻訳しただけである。主権がない状態で
制定されたというだけで、この憲法が占領下における
暫定憲法であることは自明である。
占領憲法であり暫定的な憲法でしかない日本国憲法は
サンフランシスコ講和条約が発効され、日本国が主権を
取り戻した時点で無効になると考えるのが筋であり、
素人考えでも正当と思われる。
本書は日本国憲法が無効であることの法律的な根拠を
与える稀有な本である。渡部昇一氏と南出喜久治氏の
対談で明かされる憲法無効論は従来の無効論とは根本的に
異なるものである。
このような形で無効を宣言することで、明治憲法に戻り
あらためて憲法の改正を行うことができるという起死回生の
離れ業である。南出氏の自由貿易を否定するような発言には
賛成しかねるが、こと憲法論においては誠に正論であり、且つ
ユニークな見解である。
この理論でいけば、現行憲法の改正は間違いであることは明らかで
ある。是非、改憲派にも読ませたい価値ある一書である。