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企業生き残りの条件ーりそな社外役員の現場報告 ハードカバー – 2007/11/7
箭内 昇
(著)
98年10月、史上最大であった日本長期信用銀行が破綻した。小泉政権になると、銀行に不良債権の即時・抜本処理と自己資本の拡充を迫った。大手銀行は一転して巨額の不良債権処理に走ったが、03年5月りそな銀行が経営破綻の危機に瀕した。だが政府は公的資金を投入し、準国有銀行として再出発させた。りそな再生は、細谷会長の「普通の会社になれ」のもと、社員の意識改革と企業の風土改革から始まった。
- 本の長さ287ページ
- 言語日本語
- 出版社ビジネス社
- 発売日2007/11/7
- ISBN-104828413979
- ISBN-13978-4828413976
商品の説明
著者について
りそなホールディングス社外取締役。1947年生まれ。70年東京大学法学部卒業後、日本長期信用銀行入行。法律室配属を皮切りに、ニューヨーク支店副支店長、企画部企画室長などを経て、97年取締役就任。98年4月執行役員となるが、同年7月辞職。2003年6月りそなホールディングス社外取締役就任。現在、アローコンサルティング代表。
登録情報
- 出版社 : ビジネス社 (2007/11/7)
- 発売日 : 2007/11/7
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 287ページ
- ISBN-10 : 4828413979
- ISBN-13 : 978-4828413976
- Amazon 売れ筋ランキング: - 577,368位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,518位銀行・金融業 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年12月9日に日本でレビュー済み
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りそなの改革・復活にはとても関心があったのですが、勉強になりました。もっと踏み込んだ泥臭い現場の話は別の方法で学びたいと思っています。
2008年1月30日に日本でレビュー済み
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評者はこの筆者の本をかなり読んでいるし、その銀行批判からは様々学ぶところがあった。
しかし、このりそな報告書はよくない。まず、再建中ということを割り引くとしても、りそなについて、筆者がその大切さを強調する管理会計上の説明ができておらず、戦略というほどのものが示されていない。また、本書を読んでいて思ったのは、けっきょく、日本の銀行は過剰に存在しており(この点は筆者も同じ認識に立つ)、しかもビジネスチャンスも限られるので、日本の産業界の平均以上の資本効率を達成することが困難ということである(りそなが極端なリストラを避けているだけになおさら)。そういう場合、金融機関が自分の仕事作りのためにがんばると結局、押し込みに終わるというのは経験則でないか(お客が逃げやすいリテールはともかく、法人取引は、これも筆者がいうように、銀行が強すぎる)。それを避けるには、無理な部門の縮小閉鎖は避けられまい。最後に、瑣末なことだが、買収ファンドについて、筆者の友人がいるAPは絶賛しつつ、村上ファンドは拝金亡者のようにいう、根拠が具体的に示されず、とにかく好き嫌いだけが述べられているのが印象的だった(法の盲点を突くうまさはどちらが上かわからないと思うが)。なお、巻末の銀行界将来図について、シティバンクを中心とする外国勢を競争化推進要因と考えるようだが、シティが以前処分を受けたこと、また、証券リテール部門では外資は撤退したこと、を考えると、そうは楽観できないように思う。
しかし、このりそな報告書はよくない。まず、再建中ということを割り引くとしても、りそなについて、筆者がその大切さを強調する管理会計上の説明ができておらず、戦略というほどのものが示されていない。また、本書を読んでいて思ったのは、けっきょく、日本の銀行は過剰に存在しており(この点は筆者も同じ認識に立つ)、しかもビジネスチャンスも限られるので、日本の産業界の平均以上の資本効率を達成することが困難ということである(りそなが極端なリストラを避けているだけになおさら)。そういう場合、金融機関が自分の仕事作りのためにがんばると結局、押し込みに終わるというのは経験則でないか(お客が逃げやすいリテールはともかく、法人取引は、これも筆者がいうように、銀行が強すぎる)。それを避けるには、無理な部門の縮小閉鎖は避けられまい。最後に、瑣末なことだが、買収ファンドについて、筆者の友人がいるAPは絶賛しつつ、村上ファンドは拝金亡者のようにいう、根拠が具体的に示されず、とにかく好き嫌いだけが述べられているのが印象的だった(法の盲点を突くうまさはどちらが上かわからないと思うが)。なお、巻末の銀行界将来図について、シティバンクを中心とする外国勢を競争化推進要因と考えるようだが、シティが以前処分を受けたこと、また、証券リテール部門では外資は撤退したこと、を考えると、そうは楽観できないように思う。
2008年5月10日に日本でレビュー済み
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「りそな社外役員の現場報告」という副題に興味を抱いて読み始め、一気呵成に最後まで読んでしまった。長銀破綻を経験した元執行役員の著者がなぜ「りそな」の社外取締役・監査委員会委員長の現職に就いたのか、委員会設置会社の取締役が執行役と銀行再生にあたりどのように関わってきたか、まずは「普通の会社」になるブレークスルーに何が必要だったか、などが率直・具体的に語られている。著者がその都度発表してきたコラムの再編集の故か、4年経過時点までのダイナミックな動き・おもいがヴィヴィッドに伝わってくる。「問題先送り体質」をどう改革するか。公的資金注入の重みをひしひしと感じる著者の問題意識と、花王のアドバイザー・チームの改革発想に対する行員の対応意識の変容・受容のプロセスが一気読みさせた理由に思える。
2011年11月23日に日本でレビュー済み
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著者の『メガバンクの誤算』を読んで、この本を読み始めました。
出版当時のりそな銀行の社外取締役というユニークな立場からの報告と受け取りました。
これからの銀行業も「和魂洋才」で行きましょうという提案は、従来の欧米の銀行業礼賛の世間の風潮から一歩前進しています。
しかし、著者自身の一種の偏見もあるような感じもしました。
果たして、日本の銀行がオーバーバンキング状態なのか?
金利の値下げ競争が過当競争状態というが、借りる立場の人々にとっては、かなりいい状態かと思います。
評論家のM氏が、日本は寡占状態や独占状態がなく、熾烈な競争があることが、消費者の利益にかなっていると喝破しましたが、そういう視点も欲しい感じです。
追記1:
でも、やはり「欧米の銀行はすごい。日本の銀行はダメだ・・・・」という観点で、紋切り型批判も見受けられます。
それにしても、バブル形成・崩壊の過程で日本の銀行は、どうしてこうも信頼を毀損してきたのか、残念です。
出版当時のりそな銀行の社外取締役というユニークな立場からの報告と受け取りました。
これからの銀行業も「和魂洋才」で行きましょうという提案は、従来の欧米の銀行業礼賛の世間の風潮から一歩前進しています。
しかし、著者自身の一種の偏見もあるような感じもしました。
果たして、日本の銀行がオーバーバンキング状態なのか?
金利の値下げ競争が過当競争状態というが、借りる立場の人々にとっては、かなりいい状態かと思います。
評論家のM氏が、日本は寡占状態や独占状態がなく、熾烈な競争があることが、消費者の利益にかなっていると喝破しましたが、そういう視点も欲しい感じです。
追記1:
でも、やはり「欧米の銀行はすごい。日本の銀行はダメだ・・・・」という観点で、紋切り型批判も見受けられます。
それにしても、バブル形成・崩壊の過程で日本の銀行は、どうしてこうも信頼を毀損してきたのか、残念です。