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たるの中から生まれた話 (福武文庫 シ 701) 文庫 – 1990/1/1
テオドル シュトルム
(著),
矢川 澄子
(翻訳)
- 本の長さ213ページ
- 言語日本語
- 出版社ベネッセコーポレーション
- 発売日1990/1/1
- ISBN-104828831223
- ISBN-13978-4828831220
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登録情報
- 出版社 : ベネッセコーポレーション (1990/1/1)
- 発売日 : 1990/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 213ページ
- ISBN-10 : 4828831223
- ISBN-13 : 978-4828831220
- Amazon 売れ筋ランキング: - 927,991位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小学生の頃図書館で借りて読んだ本です。ダメもとで検索したら、出てきたのでびっくりしました。美しくて恐いお話し、また読む事ができて、うれしいです。ただ、他の方も書いておられましたが、昔、読んだ本にあった美しい挿し絵がなかったのが残念です。
2018年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供の頃にジュニア版を読んで以来、約五十年ぶりの再会です。今回読み直してみたら、意外と辛口というか、決して子供向きだけではない内容の深さがあるとわかりました。
「雨姫」は、雨姫を探しに行く道中の描写が、現実感を大幅に超越した茫漠たるもので、読んでいても景色の広大さが到底思い浮かびません。ですが、雨姫に会って雨が降り出す箇所は、世界が急激に生き生きして来る感じでとてもいいですね。
「ブーレマンの猫」は、題名を見ただけで五十年前に読んだ時の記憶が蘇り、背中がぞくっとしました。救いのない不気味な物語です。ディケンズの「クリスマス・カロル」と設定がよく似ていますが、「クリスマス~」のスクルージは幽霊たちによって救われたのに、ブーレマンは猫たちに助けてもらえません。この二人の明暗の分岐点はどこにあったのでしょうか。
「呪われた鏡」は、題名を見るとこれまた気味の悪い悲劇の話かと思ってしまいますが、勧善懲悪みたいなパターンで、邪心のある者は呪われ、心が綺麗な者は救われるという話なので、読み終わると何だかホッとします。
この文庫本には、「たるの中から~」の三篇の他に「バラとカラス」という短編が収録されています。この作品は何とも哲学的で難解。読んでいて頭が混乱しました。人は皆、人生の真理とか真実を見つけなければいけない。それが出来ないと無駄な一生のまま死んでしまう。そんなような物語なんでしょうか。結末があまりにも悲しいです。
かつて読んだジュニア版には挿絵があって、きれいな雨姫、不気味な猫などの絵を楽しむ事が出来ました。今回の福武文庫版にはあいにく挿絵がありません。惜しいです。
「雨姫」は、雨姫を探しに行く道中の描写が、現実感を大幅に超越した茫漠たるもので、読んでいても景色の広大さが到底思い浮かびません。ですが、雨姫に会って雨が降り出す箇所は、世界が急激に生き生きして来る感じでとてもいいですね。
「ブーレマンの猫」は、題名を見ただけで五十年前に読んだ時の記憶が蘇り、背中がぞくっとしました。救いのない不気味な物語です。ディケンズの「クリスマス・カロル」と設定がよく似ていますが、「クリスマス~」のスクルージは幽霊たちによって救われたのに、ブーレマンは猫たちに助けてもらえません。この二人の明暗の分岐点はどこにあったのでしょうか。
「呪われた鏡」は、題名を見るとこれまた気味の悪い悲劇の話かと思ってしまいますが、勧善懲悪みたいなパターンで、邪心のある者は呪われ、心が綺麗な者は救われるという話なので、読み終わると何だかホッとします。
この文庫本には、「たるの中から~」の三篇の他に「バラとカラス」という短編が収録されています。この作品は何とも哲学的で難解。読んでいて頭が混乱しました。人は皆、人生の真理とか真実を見つけなければいけない。それが出来ないと無駄な一生のまま死んでしまう。そんなような物語なんでしょうか。結末があまりにも悲しいです。
かつて読んだジュニア版には挿絵があって、きれいな雨姫、不気味な猫などの絵を楽しむ事が出来ました。今回の福武文庫版にはあいにく挿絵がありません。惜しいです。
2015年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「本屋の森のあかり」で知り、絶版と聞いて諦めてましたが。届いた本は、これまで誰かの元を旅してきたという感じで、手に取れたことが嬉しかったです。中古なので日に焼けてはいましたが、書き込みなどもなく大事にされていたものだと思います。
2009年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
秘密のたるの中に入って、二人の少年が創りあげた物語。「雨姫」「ブーレマンの家」「呪われた鏡」「バラとカラス」。同じ童話として収められていますが、それぞれ受ける印象は驚くほど違っています。地下深くに眠る雨姫、いじわるなブーレマンに起きた怪異、悪事を見せてはならない鏡、バラの乙女などなど。不思議で、ちょっと物悲しい童話集でした。お勧めです。