さすがベネッセだと思う。食育を視点に据えながらも、固くならず、読みやすい楽しめる本を作るあたりは。そう、「体験」が必要なのは子供ばかりではなくて、親もそうなのよね。親子の時間、語り合うひと時、共同作業するチームワーク、素材選び、お買い物、調理器具の使い方、もりつけ、味わい方･･･。どれをとっても、大事にしたいものばかり。
表紙が渋いよ。全員男の子？ とも受け取れる後姿。三角巾ではなく、バンダナ風の結びで、りりしく男の手ぬぐいを巻いている？ でも、女の子もいるかな？ という。表紙から、男女の先入観を取り払うようなジェンダーを意識した｢クッキング」の世界への導入だもの。裏表紙も、さっそうと１人前にパスタを茹で上げている女の子の後姿。（うーん、たのもしい、こうなってほしいなあ）
内容は･･･濃い！ はっきり言って、お母さんは一から勉強しなおした気分だよ。というか、目からうろこです。さすが、｢簡単なものから本格派料理まで」を銘打っただけのことはある！ イラスト・写真・説明、クイズまでついて、飽きることが無い。おやつもおかずも、(嫌いなものも）たくさん食べれるようになろうね！ 自分で作ったら大丈夫だよね！
１年生になった娘との休日が、もっともっと充実しそうな１冊です。
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