前作で世界観構築のための説明/解説に費やされたページ数は、
シリーズ第二作となる今作では物語を進めるために使われてます。
前作にあったような展開の性急さはほぼ改善されました。
一方で前作にあった読みやすさ、おもしろさ、軽快さは損なわれることなく継続されており、
前回首をひねられた方でも十分に満足できる内容かと思われます。
恐らくこのシリーズは近い将来、富士見の看板シリーズの一つに成長するんじゃないでしょうか。
要、注目株。
それにしても、『伝説の闇魔術師』って言うわりには……
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ムーンスペル!! 霧の向こうに…… (富士見ファンタジア文庫) 文庫 – 2005/5/20
国家詠唱士を目指す青年クラウスは、ふとしたことから手にした大金をもとに予備校に通うことにするのだが、なぜか知り合いの美少女闇魔術使いエルリーも一緒に通うと言い出して。しかし、そこには事件が待ち受ける!
- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社富士見書房
- 発売日2005/5/20
- ISBN-104829117230
- ISBN-13978-4829117231
登録情報
- 出版社 : 富士見書房 (2005/5/20)
- 発売日 : 2005/5/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 286ページ
- ISBN-10 : 4829117230
- ISBN-13 : 978-4829117231
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年5月26日に日本でレビュー済み
『ムーンスペル!! 』というシリーズ名になるようです。
このシリーズ名、主人公クラウスの能力が能力なだけに、やむをえないというか当然というか……これに縛られ過ぎると話の展開がどうしても著しく制限されてしまうし、逸脱させるのならどうやってクラウスに見せ場を作るか……作者の腕の見せどころですね。本作品、第2巻『霧の向こうに…… 』では……ネタバレになるから言わない方がいいですね。
内容については、前巻同様面白かったです。詠唱術について、大衆に媚びる云々の部分を小説の作法に置き換えて読むと、作者も色々悩んで右往左往したのかもしれないなぁと苦労が忍ばれます。
ヒロインのエルリーにはもっと活躍してほしかったですね。クラウスとの絡みのシーンももっと多くてもよかったし、大食のシーンはありませんでした。ライバルキャラのイルミラやターヤあたりと激しく火花を散らし暴れる場面がもっとあってもよかったです。
このシリーズ名、主人公クラウスの能力が能力なだけに、やむをえないというか当然というか……これに縛られ過ぎると話の展開がどうしても著しく制限されてしまうし、逸脱させるのならどうやってクラウスに見せ場を作るか……作者の腕の見せどころですね。本作品、第2巻『霧の向こうに…… 』では……ネタバレになるから言わない方がいいですね。
内容については、前巻同様面白かったです。詠唱術について、大衆に媚びる云々の部分を小説の作法に置き換えて読むと、作者も色々悩んで右往左往したのかもしれないなぁと苦労が忍ばれます。
ヒロインのエルリーにはもっと活躍してほしかったですね。クラウスとの絡みのシーンももっと多くてもよかったし、大食のシーンはありませんでした。ライバルキャラのイルミラやターヤあたりと激しく火花を散らし暴れる場面がもっとあってもよかったです。