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スプライトシュピーゲル I Butterfly&Dragonfly&Honeybee (1) (富士見ファンタジア文庫 136-8) 文庫 – 2007/1/31

4.4 5つ星のうち4.4 57個の評価

ミリオポリス――近未来のウィーン。街の平穏を維持するために、飛び立ち、突き破り、敵を破壊する特甲児童と呼ばれる特殊な子供たちがいた――。翼を持ち、敵を殲滅するために飛翔する三人の少女たちの物語。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA(富士見書房) (2007/1/31)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/1/31
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 324ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4829118970
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4829118979
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 57個の評価

著者について

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冲方 丁
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1977年岐阜県生まれ。早稲田大学在学中の1996年に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、第24回日本SF大賞 を受賞した『マルドゥック・スクランブル』などの作品を経て、2009年、天文暦学者・渋川春海の生涯を描いた初の時代小説『天地明察』で第31回吉川英 治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞し、第143回直木賞の候補となる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『マルドゥック・スクランブル』(ISBN-10:4152091533)が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
57グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
姉妹作であるオイレンシュピーゲルよりも大分ライトノベルに寄っている作品です。
主役三人のアクが強いオイレンよりも多少読みやすい気がします。
スプライトは短編が含まれるオイレンとは違い一冊で一つの物語です。
またこちらのシリーズではより『組織』に目が向けられていてチーム全員が目立ち、活躍するようになっています。
街を守る憲兵隊であるオイレンとは違い公安に属しているので犯罪者をこちらから潰しに行くのも大きな違いの一つです。
同じ世界観ながらオイレンとは違う魅力を持つ小説です。
二つのシリーズは偶数巻で同じ事件を異なる視点で描かれているので交互に読んでいくのがオススメです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
異形と歪さが足りない感じがします特に鳳というキャラ
あとオイレンに比べてキャラ設定がライトノベル的過ぎる・・・いやラノベなんだからこっちの方が正しいのかもだけど
自分はそれでもオイレン側の方が好きですね

乙ちゃんと雛ちゃんはいい感じにイカれてますけどね
2012年3月14日に日本でレビュー済み
序盤で主役達がするラノベ的軽いトークを読んだ印象を裏切る内容の深刻さとリアリティ。
そして白熱の戦闘。面白かった。
細かいところだけど状況に流されるだけの何もできない存在かと思っていた、後半に
登場する兄弟妹が思いもしなかったくらいにしたたかで、だからこそ後の展開が心に残った。

この小説は=や/などの記号を使うけっこう特徴的な文体で書かれている。
慣れてないと読みにくい、慣れると読みやすい。
けど劇的にというわけではないので気がついたら普通の小説と同じように読んでる。
それにすぐ慣れる。
だからあんまり気にしなくていい。

ラノベは結構な量のページを割いて少年少女のコミュニケーション/恋愛が描かれることが多い。
この小説はそういう描写が少ないので
そういったものだけを求めている人は買わないほうがいい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年7月15日に日本でレビュー済み
様々な民族と宗教が混在し、人の憎悪と飽く無き欲望の渦巻く近未来の国際都市ウィーン、ミリオポリス。
まずはこの緻密に練り上げられた「世界」が圧倒的なリアリティを持って読者に迫ってくる。

冒頭、いきなり勃発するテロ。それを受けて、ヒロインである特甲児童の少女アゲハ、ツバメ、ヒビナたちが出動、彼女らの活躍が鮮烈に描き出される。巧みな掴み。

テロリズムが日常であり大手を振るミリオポリスにおいて、アゲハら血塗れの妖精たちは様々な心の葛藤や陰惨な過去を胸に秘め、確かな理想とそれを貫く意志を抱き都市を駆け抜ける。暴虐と戦火の都市で貫くべき正義、シンプルで力強い主題に忽ち魅了された。

また少女たちを見守る大人たちもどれもが骨太に描かれていて、少女らの属する世界と組織の説得力を高めている。この巻では特にクールな美女ニナ、少女らを慈しみ守りつつも容赦ない現実を認識し、突き付ける様には痺れる。
このニナたち大人が、一般的な戦う少年少女の物語に横行する甘っちょろい夢は轢き潰し、鍛えられた鋼のような強靭な理想を主題に嵌め込む。それによって少女らが織りなすドラマに重厚な「リアル」が賦与される。

そして一通りのキャラと世界説明が済んだ後の五・六話が圧巻。
家族も夢も根こそぎ奪い去られ、幼い命さえも散らされた哀しい子供たちの姿を通じて、銃火と人の血と泪を啜り金に換え循環する、非情な世界システムの存在が露わにされる。

この「世界システム」は現在の世界にも厳然と存在する制度であり、荒唐無稽な絵空事ではない。アフリカ、アメリカ黒人の血と汗を搾り、イスラームの石油を吸い上げる呪われた人の業。
チベットの大地を紅に染め、ロシアの少数民族が求める「自由」を戦車の下に敷いた。

『西洋の秩序と調和は、今日地上を汚している夥しい量にのぼる呪われた副産物の排泄を必要とする……(レヴィ・ストロース「悲しき熱帯」)』わけである。

先進国から目を転じ第三世界を眺めればいくらも浮かび上がる目を背けたくなる(実際背けている)現実の縮図、それを日本のニートである私が、自分の「現実」から目を背け、手に汗握る娯楽として楽しんでいるのだ。黙然。

そんな私が一番感情移入できるのは、(この巻の時点では)若干へたれに見える冬馬君。彼のさり気無い成長も、このシリーズの秘かな魅力のひとつである。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年2月8日に日本でレビュー済み
 シュピーゲル共同戦線ドラゴンマガジン版 最初の感想として私は先にオイレンシュピーゲルから読んだのですが、同一作家による同設定の小説とは思えない感じがしました。(オイレン〜の方は読後某○スリンガーガールを感じたんですが・・・)
 少女達3人の設定はオイレン〜より攻撃的、未来的になった感じです。
 収録内容
第1話 炎の妖精
 MSS(公安高機動隊)所属の3人娘 鳳、乙、雛登場の話
第2話 バタフライ・レディ
 MSS小隊長 鳳を中心とした話 口癖?は「ご奉仕させて頂きますわよーっ!」
第3話 ドラゴンフライ・ボール
 MSS小隊 乙を中心とした話 口癖?は「もっとドキドキさせてよーっ」
第4話 ハニー・ボム・ハニー
 MSS小隊 雛を中心とした話 口癖?は「ボクをいじめないでぇーっ!」
 MSS主力メンバーが勢ぞろい
第5話 シティ・オブ・フェアリーテール(前編)
 シュピーゲルシリーズ共通の敵?プリンチップ社の武器を供給する男?リヒャルト・トラクルが登場、その思惑は・・・
第6話 シティ・オブ・フェアリーテール(後編)
 リヒャルト・トラクルにより仕組まれた事件、そして鳳の過去の仲間が・・・

 各話(6話除く)冒頭に鳳による3択クイズから始まるストーリー、=、/、+といった記号を使った文章など、もう一つの物語と感じが違う作品になっています。
 個人的には、P187の挿絵がお気に入りですね。(笑)
 話的には第5話、第6話の3兄弟の悲劇が・・・
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年2月17日に日本でレビュー済み
 様々な民族、宗教が混在し、そのためにテロや犯罪が多発する、かつてウィーンと呼ばれた街──国際都市ミリオポリスを舞台に、機械化された手足と翼で凶悪犯罪やテロに立ち向かう3人の少女たち。それがMSS要撃小隊≪焱の妖精≫。

 主人公の3人の少女たちは様々な経緯で生身の手足を失って機械化され、そのために心に傷や衝動など複雑なものを抱えており、それでも戦い続ける彼女たちと、それを取り巻く仲間や敵の心理や言動が、作者が持つSFや歴史など広く深い知識に裏打ちされて描かれてます。ちなみにスニーカー文庫から同じ街を舞台にした「オイレンシュピーゲル」が同時発売されてますが、こちらの方が比較的ソフトな内容になってます。

 あと、文章が=や/など記号を多用した独特な表現で、最初のうちは少し違和感があるかも知れませんが、読み進んでいくうちにすぐ慣れますから大丈夫です。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初に、オイレンシュピーゲルをある程度読んでから、こちらを読んだのですが、たしかにおもしろいです。しかし、どうしても、比べてしまうのです。文体も、設定も、同じなんですが、キャラクターの造詣が、主役の三人が、オイレンのほうが好きなんです…。もし、スプライトシュピーゲルを先に読んでいたら、逆にスプライトが好きだったかもしれません。これから話がリンクしてくると思うとたのしみですが、一巻に関してはどうしても☆三つに。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年6月14日に日本でレビュー済み
文章構成が往年のハードボイルド物で文体がそれを加味した上での萌え文。
萌え文が狙いすぎている感じがして読んでいて痛い。
特に、ロリポップの件(くだり)が多すぎで寒い。
素直にハードボイルド物or萌え読本で作っていれば良作だったなと感じます。ただ、個人的な感性なのでなんとも言えません。
世界観と設定は○だと思います。文体が気にならなければ2巻買ったのに・・・でした。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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