テッサが一人で囮となり夜道を歩き、アマルガムをおびき寄せるところから反撃が始まる。
宗介は第2世代ASで急襲、カナメほぼニアミスまで行くが奪還はならず、レーバテインにのったアルと再会。
盛り上がりが感じられる。
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つどうメイク・マイ・デイ―フルメタル・パニック! 9 (富士見ファンタジア文庫) 文庫 – 2007/3/17
ついに宗介の反撃が開始される! フルメタ待望の長編最新刊!
仏特殊部隊のレモンとともにアメリカへと逃れた宗介は、元海兵隊の古強者コートニーの協力を得て、かなめの奪還を画策するが--!? 新型機ARX-8、ついに登場! 今こそ、反撃の狼煙をあげろ!!
仏特殊部隊のレモンとともにアメリカへと逃れた宗介は、元海兵隊の古強者コートニーの協力を得て、かなめの奪還を画策するが--!? 新型機ARX-8、ついに登場! 今こそ、反撃の狼煙をあげろ!!
- 本の長さ404ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2007/3/17
- ISBN-10482911911X
- ISBN-13978-4829119112
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2007/3/17)
- 発売日 : 2007/3/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 404ページ
- ISBN-10 : 482911911X
- ISBN-13 : 978-4829119112
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,275,697位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,285位富士見ファンタジア文庫
- - 240,895位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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東京都出身。中央大学経済学部除籍処分。小説家・脚本家(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)』(ISBN-10:4829135530)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2007年3月21日に日本でレビュー済み
角川書店・富士見ファンタジア文庫刊
賀東 招二著作「フルメタル・パニック!」の長編シリーズ第9作
『つどうメイク・マイ・デイ』を収録した文庫本です。
サンフランシスコ南部にある病院で一人の少女が保護された。
髪は乱れ、頬はツヤを失い、唇は乾き、うつろな瞳に生気は感じられない。
その患者の担当医マーサ・ウィットは彼女に優しく尋ねた。
「あなたの名前は・・・?」
「テレサ・・・テスタロッサ」
衝撃的な冒頭から始まる本作。
第8作「燃えるワン・マン・フォース」から14ヶ月。
ついに放たれた372ページの長編が織りなす反撃の物語は読み応え絶品。
壊滅的、絶望的な状況をもねじ伏せる彼らの意地の全てが
随所に散りばめられており、読み進める手が止まりません。
壊滅したメリダ島からトゥアハー・デ・ダナンで脱出したミスリルのメンバー。
何をされるわけでもない幽閉状態の千鳥かなめ。
筋力は衰え、瀕死の重傷を負った相良宗介。
3つ巴の視点が次第に絡みつき、戦えるだけ戦ってから死ねと訴えるような
青く静かに燃えるその熱き生き様に興奮します。
そして、ついに登場する新型アーバレストともいえる炎の剣・ARX-8「レーバテイン」。
ラムダドライバを駆使し、異常すぎる機動力とありえない攻撃力で
ベヘモスすら圧倒する機体能力に驚かされます。
しかし、全くの完全無欠ではなく、穴のあるじゃじゃ馬設定が
うまくお話にバランスを取っている感じが巧みですね。
彼は銃弾に倒れ、匂わせていた反逆者が名乗りを上げ、二人は強い絆を取り戻し
物語は次巻へ続く・・・と思いきや、長編第1作「戦うボーイ・ミーツ・ガール」から
完全に置き去りにされていた彼女がエピローグで脇を固め、さらに驚愕必至。
読者の期待と予想をさらに上回る、力強い描写と緻密な構成力で見せる
作者の器の大きさに感嘆しました。間違いなく必読の一冊です。
賀東 招二著作「フルメタル・パニック!」の長編シリーズ第9作
『つどうメイク・マイ・デイ』を収録した文庫本です。
サンフランシスコ南部にある病院で一人の少女が保護された。
髪は乱れ、頬はツヤを失い、唇は乾き、うつろな瞳に生気は感じられない。
その患者の担当医マーサ・ウィットは彼女に優しく尋ねた。
「あなたの名前は・・・?」
「テレサ・・・テスタロッサ」
衝撃的な冒頭から始まる本作。
第8作「燃えるワン・マン・フォース」から14ヶ月。
ついに放たれた372ページの長編が織りなす反撃の物語は読み応え絶品。
壊滅的、絶望的な状況をもねじ伏せる彼らの意地の全てが
随所に散りばめられており、読み進める手が止まりません。
壊滅したメリダ島からトゥアハー・デ・ダナンで脱出したミスリルのメンバー。
何をされるわけでもない幽閉状態の千鳥かなめ。
筋力は衰え、瀕死の重傷を負った相良宗介。
3つ巴の視点が次第に絡みつき、戦えるだけ戦ってから死ねと訴えるような
青く静かに燃えるその熱き生き様に興奮します。
そして、ついに登場する新型アーバレストともいえる炎の剣・ARX-8「レーバテイン」。
ラムダドライバを駆使し、異常すぎる機動力とありえない攻撃力で
ベヘモスすら圧倒する機体能力に驚かされます。
しかし、全くの完全無欠ではなく、穴のあるじゃじゃ馬設定が
うまくお話にバランスを取っている感じが巧みですね。
彼は銃弾に倒れ、匂わせていた反逆者が名乗りを上げ、二人は強い絆を取り戻し
物語は次巻へ続く・・・と思いきや、長編第1作「戦うボーイ・ミーツ・ガール」から
完全に置き去りにされていた彼女がエピローグで脇を固め、さらに驚愕必至。
読者の期待と予想をさらに上回る、力強い描写と緻密な構成力で見せる
作者の器の大きさに感嘆しました。間違いなく必読の一冊です。
2011年5月17日に日本でレビュー済み
やられっぱなしだった2作を受け、いよいよ反撃に出るもとミスリルの面々が描かれます。
それぞれの場所は全く異なるのに、それぞれが自分の意思で運命を切り開く様が見事です。
組織の規律ではなく自己の感情をぶつけることで乗員の絆を強固にしたテッサたん、自分の運命を人に委ねることから決別するカナメ嬢、あり得ない強さを持って復活したアル、今までチョイ役だった人達による伏線回収と、怒涛の流れで進んでいきます。
中盤の区切りでありながら、終盤への助走も始めた第9巻MMD。面白いです。
ひょっとして、今まで一番かも。
そして、「我らが娘」テッサたんのために犯罪を犯してまで会いに来る老人たち。こんなジジイになりたいものだと心底思います。
それぞれの場所は全く異なるのに、それぞれが自分の意思で運命を切り開く様が見事です。
組織の規律ではなく自己の感情をぶつけることで乗員の絆を強固にしたテッサたん、自分の運命を人に委ねることから決別するカナメ嬢、あり得ない強さを持って復活したアル、今までチョイ役だった人達による伏線回収と、怒涛の流れで進んでいきます。
中盤の区切りでありながら、終盤への助走も始めた第9巻MMD。面白いです。
ひょっとして、今まで一番かも。
そして、「我らが娘」テッサたんのために犯罪を犯してまで会いに来る老人たち。こんなジジイになりたいものだと心底思います。
2007年3月20日に日本でレビュー済み
冒頭、絶望的な身の上を、精神科医との面談で語るテッサ。いきなりの暗い展開に一瞬ヒヤリとさせられますが、そこはフルメタ。すぐにどんでん返しが待っています。
ミリタリー用語をはじめ幅広い知識とうんちくには、再び脱帽。ウィットの利いた会話や粋なキャラクター、展開のスマートさにも相変わらず舌を巻かされます。
しかし「メイク・マイ・デイ」の白眉はなんといっても、前作までの伏線の拾い方です。まさに「ここだ!」というピンポイントで、置き土産をどんどん紐解いていく様には、興奮を隠し切れません。時おなじくして進行する様々なドラマが、終盤、見事に結実していきます。
また題名にある通り、前作までの多くのキャラクターが登場。意外な伏兵も多く、宗介のピンチを救う(もしくはピンチに追い込む)彼らの登場には思わずニヤリとします。
そして新機体「レーバテイン」にも、注目です。
フルメタル・パニック!はすでに、一つの巨大なエンターテインメントだ。
読み終わった後、そんな実感が沸いてきました。続きが楽しみで仕方ありません。
ミリタリー用語をはじめ幅広い知識とうんちくには、再び脱帽。ウィットの利いた会話や粋なキャラクター、展開のスマートさにも相変わらず舌を巻かされます。
しかし「メイク・マイ・デイ」の白眉はなんといっても、前作までの伏線の拾い方です。まさに「ここだ!」というピンポイントで、置き土産をどんどん紐解いていく様には、興奮を隠し切れません。時おなじくして進行する様々なドラマが、終盤、見事に結実していきます。
また題名にある通り、前作までの多くのキャラクターが登場。意外な伏兵も多く、宗介のピンチを救う(もしくはピンチに追い込む)彼らの登場には思わずニヤリとします。
そして新機体「レーバテイン」にも、注目です。
フルメタル・パニック!はすでに、一つの巨大なエンターテインメントだ。
読み終わった後、そんな実感が沸いてきました。続きが楽しみで仕方ありません。
2018年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニメからはいったんですが、毎回このシリーズがメカの設定とか細かくてすきです。
2007年4月1日に日本でレビュー済み
前巻「燃えるワン・マン・フォース」と並べて読むと面白さが際立ちます。
旧式<サベージ>で新型<ガーンズバック>を退けるなど、最強メカの性能頼りきりの
どこぞのロボットアニメの軟弱主人公とは比較にならぬ戦闘技能を持つ宗介が
いよいよ新たな剣<レーバテイン>で大暴れ!
でもこの機体、ラムダドライバを駆使したガチンコバトルに特化した欠陥機だったり…。
旧式の機体特性を生かした戦法を見せ付けてくれた宗介がそれを知った時のスッコケぶりは
万能無敵メカなどは存在しないフルメタワールドの象徴といえます。
最後は前巻ラストの自分の業の深さからくる宗介の孤独と絶望感を
かなめの開き直りがひっくり返してくれる爽快さ。
困難はまだまだ多いが、四の五の言って悩むより前に進め!
旧式<サベージ>で新型<ガーンズバック>を退けるなど、最強メカの性能頼りきりの
どこぞのロボットアニメの軟弱主人公とは比較にならぬ戦闘技能を持つ宗介が
いよいよ新たな剣<レーバテイン>で大暴れ!
でもこの機体、ラムダドライバを駆使したガチンコバトルに特化した欠陥機だったり…。
旧式の機体特性を生かした戦法を見せ付けてくれた宗介がそれを知った時のスッコケぶりは
万能無敵メカなどは存在しないフルメタワールドの象徴といえます。
最後は前巻ラストの自分の業の深さからくる宗介の孤独と絶望感を
かなめの開き直りがひっくり返してくれる爽快さ。
困難はまだまだ多いが、四の五の言って悩むより前に進め!
2007年4月5日に日本でレビュー済み
まさに大反撃!いままでやられっぱなしだったダナン一行とソースケ、かなめ、そしてアルが見事に復活し、彼らの強さが紙面からあふれんばかりの展開でした。
ソースケは再び自分にムチ打って戦士として、
かなめはかつてのような強気で不屈のお転婆として、
そしてアルはソースケの頼もしくも偏屈な相棒ASとしての復活を遂げました。
お互いに離れ離れにされた中での会話シーンは涙さそうも今後の展開に期待せずにはいられない、素晴らしいものでした。
作者である賀東先生は以前あとがきに「そういえば鬱な展開の作品がやたら流行ってから十年経つのだなあ」的なことを書いていらっしゃいました。
この時点で、「フルメタは最後まで鬱な状態では絶対に終わらせないぞ!」という意思表示だったようにも思えます。
これから終盤に向けての猛スピード展開に目が離せそうありません。
ソースケは再び自分にムチ打って戦士として、
かなめはかつてのような強気で不屈のお転婆として、
そしてアルはソースケの頼もしくも偏屈な相棒ASとしての復活を遂げました。
お互いに離れ離れにされた中での会話シーンは涙さそうも今後の展開に期待せずにはいられない、素晴らしいものでした。
作者である賀東先生は以前あとがきに「そういえば鬱な展開の作品がやたら流行ってから十年経つのだなあ」的なことを書いていらっしゃいました。
この時点で、「フルメタは最後まで鬱な状態では絶対に終わらせないぞ!」という意思表示だったようにも思えます。
これから終盤に向けての猛スピード展開に目が離せそうありません。
2007年3月20日に日本でレビュー済み
収録内容
プロローグ
1:堕ちた魔女
2:ブリーフィング
3:フロント・トワード・エネミー
4:嵐の夜に
5:炎の剣
エピローグ
あとがき
ARX−8〈レーバテイン〉メカ設定
四季童子イラスト・コレクション(つどうメイク・メイ・デイ)
つづくオン・マイ・オウン以降、暗い展開の続いたフルメタ世界、しかし遂に宗介達の反撃が始まる・・・(この調子で次シリーズに期待大!!)
冒頭の1:堕ちた魔女はドラゴンマガジン連載当時は更に暗い展開になるのか・・・と心配して読んでましたね。
レナードの心の闇を知ったかなめですが・・・(天才にも女心は予想外・・・)
しかし離れてからの方が、宗介とかなめの仲は進展していますね。(クルツの気分が良くわかる・・・でも本当に再会したときが楽しみです。)
今巻はストーリー的に明暗が激しいですね。(かなめの心情も・・・347Pのイラストと359Pイラストの表情の変化なんかいいですね。)
最新のスパロボ Wでも大活躍(こちらはWガンダムのヒイロと宗介の相違点に注目!)のフルメタ、隠し機体にARX−8が登場しないかなぁ・・・(無理だらうけど・・・)なにしろアーバレストの射程って短くって(そのてん、レーバテインは射程が長い武器が・・・)
プロローグ
1:堕ちた魔女
2:ブリーフィング
3:フロント・トワード・エネミー
4:嵐の夜に
5:炎の剣
エピローグ
あとがき
ARX−8〈レーバテイン〉メカ設定
四季童子イラスト・コレクション(つどうメイク・メイ・デイ)
つづくオン・マイ・オウン以降、暗い展開の続いたフルメタ世界、しかし遂に宗介達の反撃が始まる・・・(この調子で次シリーズに期待大!!)
冒頭の1:堕ちた魔女はドラゴンマガジン連載当時は更に暗い展開になるのか・・・と心配して読んでましたね。
レナードの心の闇を知ったかなめですが・・・(天才にも女心は予想外・・・)
しかし離れてからの方が、宗介とかなめの仲は進展していますね。(クルツの気分が良くわかる・・・でも本当に再会したときが楽しみです。)
今巻はストーリー的に明暗が激しいですね。(かなめの心情も・・・347Pのイラストと359Pイラストの表情の変化なんかいいですね。)
最新のスパロボ Wでも大活躍(こちらはWガンダムのヒイロと宗介の相違点に注目!)のフルメタ、隠し機体にARX−8が登場しないかなぁ・・・(無理だらうけど・・・)なにしろアーバレストの射程って短くって(そのてん、レーバテインは射程が長い武器が・・・)