『黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで』の続編。
……相変わらずすごい作品です。
正直、1巻であそこまで綺麗にまとめてしまった以上続きがどうなるのか心配でした。
でもその不安はまさに杞憂。
息を呑む圧倒的な筆力で描かれた〈讃来歌〉、一巻に出てきた人物たちのつながり。
1巻同様に美しく、そして1巻以上に生き生きした物語に仕上がっています。
黄昏色の詠使いの最大の特徴である「名詠式」。
主人公は1巻同様に、夜色名詠式を扱う少年ネイトと、赤色名詠式を扱う少女クルーエル。
けれど今回の主役は、名詠されたものを送り返す「反唱」という技法を持つ、とある一人の少女です。
幼い頃から歩んできた自分の道に疑問を持ち、悩んでいたエイダ。
そして同じく、強すぎる名詠の実力に自ら怯えるクルーエル。
そんな中、とある事件がネイトたちトレミア・アカデミーの生徒を襲う。窮地に陥る生徒、教師。その中で、少女たちはとある決意を迫られます。
悩み、怖れ。そうした苦しみの果てに、彼女たちが選んだ道行きは──
素直な気持ちでお勧めします。読み終えた後は、きっと心地よい気分になれる。そんな物語。
そして、この本の最後の最後には、また一つ大きな出来事があります。
「ああ、早くこの続きを読みたい」、きっとそう思えるはずでしょう。
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奏でる少女の道行きは (富士見ファンタジア文庫 さ 2-1-2 黄昏色の詠使い 2) 文庫 – 2007/5/1
自分の進むべき道。それを探す召喚ファンタジー!
夏の移動教室へきたクルーエルとネイトたち。クルーエルは、ウキウキする反面、自分が使う召喚術・名詠式への悩みを抱えて複雑な気持ちだった。そんな中、移動教室の近くの研究所で人が石化する事件が起きて……!?
夏の移動教室へきたクルーエルとネイトたち。クルーエルは、ウキウキする反面、自分が使う召喚術・名詠式への悩みを抱えて複雑な気持ちだった。そんな中、移動教室の近くの研究所で人が石化する事件が起きて……!?
- 本の長さ285ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(富士見書房)
- 発売日2007/5/1
- ISBN-104829119187
- ISBN-13978-4829119181
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(富士見書房) (2007/5/1)
- 発売日 : 2007/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 285ページ
- ISBN-10 : 4829119187
- ISBN-13 : 978-4829119181
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,588,233位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,732位富士見ファンタジア文庫
- - 279,930位文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年6月2日に日本でレビュー済み
『黄昏色の詠使い イブは夜明けに微笑んで』の続編です。
一巻があまりに綺麗に仕上がっていたため、2巻で質が落ちることを懸念していたのですが、
正直、余計な心配でした。同じような疑問を持っている方に自信を持ってお勧めします。
一巻同様に綺麗で透明感ある文章、重厚な世界観、そして登場人物の豊かな心情描写。
これらをまとめ上げるのは、まさに珠玉と喩えるべき繊細で華麗な詠唱詩。そして更に、
読み終わった後の読後感が良いということを評価したいです。
素直に「あぁ、良い物語だな」と思えます。
近年のライトノベルの中では最も心地よい読後感を味わえる一冊だと思います。
一巻があまりに綺麗に仕上がっていたため、2巻で質が落ちることを懸念していたのですが、
正直、余計な心配でした。同じような疑問を持っている方に自信を持ってお勧めします。
一巻同様に綺麗で透明感ある文章、重厚な世界観、そして登場人物の豊かな心情描写。
これらをまとめ上げるのは、まさに珠玉と喩えるべき繊細で華麗な詠唱詩。そして更に、
読み終わった後の読後感が良いということを評価したいです。
素直に「あぁ、良い物語だな」と思えます。
近年のライトノベルの中では最も心地よい読後感を味わえる一冊だと思います。
2007年6月5日に日本でレビュー済み
『奏でる少女の道行きは』です。黄昏色の詠使いシリーズの第2巻です。
第1巻が良かった、という人にとっては、この巻も楽しめるとは思います。
が、目安として第1巻と比較しての長所と短所も挙げておきます。
長所
・伏線、敵キャラらしきものが登場して、ストーリーとして大きな流れが出てきた。
・エイダ、ケイト教師の活躍が描かれて、キャラの幅が広がった。
・名詠、イラストが相変わらず美しい。
・ストーリー内容も、ちょっと恥ずかしいくらいにピュアで、きれいで、せつない。
短所
・エイダ、ケイト教師が濃く描かれている分、ネイト、クルーエルはちょっと活躍が薄かった。
・第2巻なので、名詠の美しさが、インパクトという意味では初見より欠ける。
・第1巻で人気の高かった夜色トカゲのアーマが登場しない。
第3巻では更なる飛躍を期待したいです。
第1巻が良かった、という人にとっては、この巻も楽しめるとは思います。
が、目安として第1巻と比較しての長所と短所も挙げておきます。
長所
・伏線、敵キャラらしきものが登場して、ストーリーとして大きな流れが出てきた。
・エイダ、ケイト教師の活躍が描かれて、キャラの幅が広がった。
・名詠、イラストが相変わらず美しい。
・ストーリー内容も、ちょっと恥ずかしいくらいにピュアで、きれいで、せつない。
短所
・エイダ、ケイト教師が濃く描かれている分、ネイト、クルーエルはちょっと活躍が薄かった。
・第2巻なので、名詠の美しさが、インパクトという意味では初見より欠ける。
・第1巻で人気の高かった夜色トカゲのアーマが登場しない。
第3巻では更なる飛躍を期待したいです。
2007年11月25日に日本でレビュー済み
1巻に引き続き、躍動感あふれるお話。キャラクタ一人一人の物語を大切に語られているのでとても感情移入しやすく、色々考えるよりも先に読み進めていってしまう。そして1巻目で大きな事件を解決して、一回り大きくなった主人公たちと、それを取り巻くさらに許容量の大きなクラスメイト、頼もしい教師陣を堪能できるはらはらどきどきな2巻でした。
2013年1月7日に日本でレビュー済み
前巻でもはやエンディング感があったので、今巻からどう続けていくのか楽しみでした。
さて、今回の主役は名詠物を送り還す『反唱』と呼ばれる術式を持つクラスメートの少女エイダです。
天才と呼ばれながらもただ祓名民(ジルシエ)になるのが嫌で名詠学校に入り、名詠士として生きようとしている彼女の葛藤がメインです。
個人的には仲間を守るために祓名民として戦う彼女の戦闘シーンが素晴らしかったです。久しぶりにいいものが見れました。
そして最後にストーリーの大きな流れを示すかのような終わり方。なかなかに憎い。
前巻のクオリティを落とすことなく、今巻も良い作品でした。
あとがきには三巻から『新約篇』とも呼ぶべき本編が始まるようなので楽しみです。
ついでに最初にエイダという名前が出てきたとき誰だっけ?となってしまったのは内緒。
ストーリー的な面白さはこれからなんでしょうが、とりあえず今巻は★4にしておきます。
次巻以降から★5が連発しそうで胸熱です。
さて、今回の主役は名詠物を送り還す『反唱』と呼ばれる術式を持つクラスメートの少女エイダです。
天才と呼ばれながらもただ祓名民(ジルシエ)になるのが嫌で名詠学校に入り、名詠士として生きようとしている彼女の葛藤がメインです。
個人的には仲間を守るために祓名民として戦う彼女の戦闘シーンが素晴らしかったです。久しぶりにいいものが見れました。
そして最後にストーリーの大きな流れを示すかのような終わり方。なかなかに憎い。
前巻のクオリティを落とすことなく、今巻も良い作品でした。
あとがきには三巻から『新約篇』とも呼ぶべき本編が始まるようなので楽しみです。
ついでに最初にエイダという名前が出てきたとき誰だっけ?となってしまったのは内緒。
ストーリー的な面白さはこれからなんでしょうが、とりあえず今巻は★4にしておきます。
次巻以降から★5が連発しそうで胸熱です。
2009年5月18日に日本でレビュー済み
1巻目で世界観の説明は終了かと思いきや、今回は名詠と対になる存在である祓名の解説。クルーエルらと同じ学校で名詠を学びながら、祓名民の本家の総領娘でもあるエイダの葛藤を軸に、世界観の補強をしていきます。
夜色名詠と過去でつながっている合宿先での事件を発端に、新たなトラブルの種が蒔かれたようです。
夜色名詠と過去でつながっている合宿先での事件を発端に、新たなトラブルの種が蒔かれたようです。