いまでこそ町そのものにスポットを当てたファンタジーはそれほど珍しくなくなっていますが
中東を思わせる砂漠を舞台に3人の冒険者が形のことなる3つの都市を冒険する、という
シチュエーションに妙に惹きつけられるものがありました。しかも展開するのが呪いの攻防や
死者が隠れ住む町などうっすらホラーテイスト、巻末でも作者が言っていますが
ちょっとワクワクするシチュエーションなんですよね。
むかーしむかしライトノベルがまだジュブナイルや本格ファンタジーを描いた時代に読んだ作品群の中でも
一際インパクトに残っています。確かにこの路線でもう数巻つづいてほしかったと思います。
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