本書は富士見ファンタジア文庫の「生徒会の一存」シリーズの番外編にあたる。
生徒会室を舞台にした、日常系雑談コメディである「生徒会の一存」シリーズにとって、本書はまさに変化球であった。
生徒会室から舞台を移していたり、主人公不在だったり、主人公の過去だったりする。
その中でも、お勧めしたいのは本書半ばに収録されている、「2年B組の一存」「一日」「一員」の3作である。
これらは杉崎鍵、椎名深夏が在籍するクラスへの転校生・中目黒視点から書かれたものであるが、
多分にラブコメ要素が満載なのである。特にクラスの一員である星野巡が良い味を出している。
あくの弱い文書で読みやすい文章だった。円滑に読み進められるが故に展開が掴める文章の好例だろう。
イラストも引き続き狗神煌が担当しており、本書でもクオリティの高いイラストが多数使用されている。
総じて好感が持てるライトノベルであった。極めて高い娯楽性を備えていると言える。
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生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録1 (富士見ファンタジア文庫 あ 3-2-1 碧陽学園生徒会黙示録 1) 文庫 – 2008/9/20
碧陽学園生徒会副会長、杉崎鍵にはもうひとつの顔がある。過去にドラゴンマガジンに収録された短編に加え、杉崎の女、金、闇の仕事があばかれる衝撃の書き下ろし作! 「またジャ○か」なんて言わないで!
- 本の長さ308ページ
- 言語日本語
- 出版社富士見書房
- 発売日2008/9/20
- ISBN-104829133287
- ISBN-13978-4829133286
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登録情報
- 出版社 : 富士見書房 (2008/9/20)
- 発売日 : 2008/9/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 308ページ
- ISBN-10 : 4829133287
- ISBN-13 : 978-4829133286
- Amazon 売れ筋ランキング: - 484,018位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,155位富士見ファンタジア文庫
- - 110,425位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1982年北海道に生まれ、2006年「マテリアルゴースト」にてデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『生徒会の九重 碧陽学園生徒会議事録9』(ISBN-10:4829135727)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年1月3日に日本でレビュー済み
2009年9月2日に日本でレビュー済み
『生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録1』です。
生徒会シリーズの番外編の短編集です。ドラマガ掲載作品と書き下ろしがいくつか。
元から短編なのですが、本作では本編のような伏線とかは無いのですが、たとえば知弦視点の話があったり、サブキャラがあれこれ出てきたり、と、まさに番外編となっています。いつもは生徒会室でのだべりだけど、今回は生徒会室の外であれこれです。
言うな、と言われても、「元から短編じゃん」と言いたくなりますが。
主人公鍵のキャラクター、根っこの部分でのいい人ぶりが、あざとくなく自然に描かれていて、面白かったです。
生徒会シリーズの番外編の短編集です。ドラマガ掲載作品と書き下ろしがいくつか。
元から短編なのですが、本作では本編のような伏線とかは無いのですが、たとえば知弦視点の話があったり、サブキャラがあれこれ出てきたり、と、まさに番外編となっています。いつもは生徒会室でのだべりだけど、今回は生徒会室の外であれこれです。
言うな、と言われても、「元から短編じゃん」と言いたくなりますが。
主人公鍵のキャラクター、根っこの部分でのいい人ぶりが、あざとくなく自然に描かれていて、面白かったです。
2008年9月20日に日本でレビュー済み
生徒会シリーズの番外編でドラゴンマガジンに掲載された話と書き下ろし作品にて構成されています。
私は文庫本派なので一気に読み進めましたが、このシリーズを読まれている方なら思わず所々で思わず噴出し笑いをしてしまう箇所がいくつも散りばめられています。
そしてこの本の主人公の過去を垣間見るような話や、主人公がその場に存在せずに展開してゆく話などがあり、充実した内容だと思います。
このシリーズをまだ読んでない人はシリーズの最初、 生徒会の一存 (富士見ファンタジア文庫 あ 3-1-1 碧陽学園生徒会議事録 1) から入ってみるといいかも知れません。
そちらで気に入ってから読まれた方が、きっと何倍も楽しめると思います。
私は文庫本派なので一気に読み進めましたが、このシリーズを読まれている方なら思わず所々で思わず噴出し笑いをしてしまう箇所がいくつも散りばめられています。
そしてこの本の主人公の過去を垣間見るような話や、主人公がその場に存在せずに展開してゆく話などがあり、充実した内容だと思います。
このシリーズをまだ読んでない人はシリーズの最初、 生徒会の一存 (富士見ファンタジア文庫 あ 3-1-1 碧陽学園生徒会議事録 1) から入ってみるといいかも知れません。
そちらで気に入ってから読まれた方が、きっと何倍も楽しめると思います。
2008年10月27日に日本でレビュー済み
あのグダグダ生徒会の外伝的位置付けな短編集。杉崎と深夏の2年B組に転校生がやって来るストーリーを中心に、会長と知弦さんの3年A組の話もあり、『月刊ドラゴンマガジン』に関わる生徒会の話や、一編ながら杉崎の過去話もある。盛り沢山とも言えるが、このシリーズはやはり生徒会メンバーが全員揃って成立するものなので、どの話も少しずつ何か足りない感じがする。それでもそれぞれの話にそうした不足を補うキャラが登場して華を添えている。あの中目黒君や宇宙姉弟などは今後も登場して欲しいキャラである。それにしてもブルマ姿の生徒会長という表紙カバーイラストは反則だろう。もともと強烈な萌え絵なのにこれでは(ごく一部には)破壊力あり過ぎ。
2008年9月21日に日本でレビュー済み
"生徒会シリーズ"の短編集……と言うか番外編になります
タイトルから分るように生徒会メンバー達の普段の様子を描いた短編が主な内容
中でも、個人的にメインとなるのは鍵や深夏が属する"2年B組"の話だと思います
鍵にとってはいろんな意味で付き合いたくない人物が転校して来ます(笑
基本的にいつものようにメンバーが揃って生徒会室で駄弁るシーンはあまりありません
その辺に少し違和感を感じ、話のテンションもそこそこ落ち着いた印象を受けました
最後に「ふぁきん、ゆー」のフレーズで初登場する"とあるキャラ"が可愛かったです
タイトルから分るように生徒会メンバー達の普段の様子を描いた短編が主な内容
中でも、個人的にメインとなるのは鍵や深夏が属する"2年B組"の話だと思います
鍵にとってはいろんな意味で付き合いたくない人物が転校して来ます(笑
基本的にいつものようにメンバーが揃って生徒会室で駄弁るシーンはあまりありません
その辺に少し違和感を感じ、話のテンションもそこそこ落ち着いた印象を受けました
最後に「ふぁきん、ゆー」のフレーズで初登場する"とあるキャラ"が可愛かったです
2008年9月20日に日本でレビュー済み
日常なのに黙示録(笑)っていう今作はドラマガの短編と書き下ろし数点を載せた番外編になっています。
いつもとは違った視点で読むことが出来ました。
挿絵のほうも新しいキャラが多々登場しています。
いつもに比べるとちょっとギャグ成分が足りない感じがしましたが、今までこのシリーズを買ってきた人なら問題ないレベルだと思います。
追記ですがあとがきで4巻は12月発売となっていますが1月発売に変更になったようです。
いつもとは違った視点で読むことが出来ました。
挿絵のほうも新しいキャラが多々登場しています。
いつもに比べるとちょっとギャグ成分が足りない感じがしましたが、今までこのシリーズを買ってきた人なら問題ないレベルだと思います。
追記ですがあとがきで4巻は12月発売となっていますが1月発売に変更になったようです。
2009年3月5日に日本でレビュー済み
本編でも短編でも形式的には変わりはないのですが、舞台が少し変わります。生徒会室からちょっと飛び出して、鍵&深夏のクラスの様子が多く描かれています。
「生徒会の三振」で少し触れられた、リアル中目黒くんと鍵のカラミや、ライバル的なポジションで登場する巡&守の姉弟など、生徒会室では見られない光景があります。
「生徒会の三振」で少し触れられた、リアル中目黒くんと鍵のカラミや、ライバル的なポジションで登場する巡&守の姉弟など、生徒会室では見られない光景があります。