キリエはある一つのことにしか興味がない。それは鍵を開けること。17歳になった今は街中の鍵を開けつくしてしまい、彼が開けられない鍵はない。ただ一つ、彼の家にある不思議な小箱を除いては。
夏祭りの日、妹のミドリカに連れられて訪れたのは、町外れの丘に建つ監獄砦。廃墟と思われたそこには、キリエを魅了する錠が多く下ろされており、そして、その鍵を全て開けて着いた先にいたのは、大統領を名乗る美しい女性だった。
彼女との出会いがキリエを時の彼方に忘れ去られた魔法、封緘術との出会いの始まり。
鍵を開けまくる以外には何の興味もない美形少年という不思議な主人公が自分の望むとおり行動しながら、その結果引き起こされた事態を乗り越えることで少し周りにも目を向けられるようになっていく。
非常に行動範囲が狭いので、情景的には大きな変化はないのだけれど、イラストの力もあって不思議と華やかなのだ。
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鍵開けキリエと封緘師 小箱は開くのを待っている (富士見ファンタジア文庫 い 4-1-1) 文庫 – 2009/12/19
目にしたすべての鍵を開けてきた少年キリエは、禁断の「監獄砦」の最奥、鎖に縛られた檻の中で優雅に微笑む女性と出会う。なぜか開けられない檻。それを開けたいと少年が願った夏、失われたはずの力が甦った――
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社富士見書房
- 発売日2009/12/19
- ISBN-104829134712
- ISBN-13978-4829134719
登録情報
- 出版社 : 富士見書房 (2009/12/19)
- 発売日 : 2009/12/19
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 253ページ
- ISBN-10 : 4829134712
- ISBN-13 : 978-4829134719
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2009年12月24日に日本でレビュー済み
シリーズのはじめで、出会いのエピソードという感じです。いろいろ隠してそうな大統領とリュリュ、自分でもわからない理由で錠を開けまくるキリエ、キリエが心配な妹のミドリカ、悪くてかわいそうな魔女のウィヌム、どれもキャラがはまりでした。民話みたいな形で昔のことが少しわかるんですが、魔法の設定がこわいかもしれない。ドラゴンマガジンの番外編では、リュリュが主役のようでした。
この設定で、続きをどうするのかすごく気になるので、早く続きを出して欲しいですね。個人的には大統領が囚人になっている理由とキリエが鍵を開けられる理由が気になります。これから秘密が明かされると思ってるので、今後の期待も足して星5つです。
この設定で、続きをどうするのかすごく気になるので、早く続きを出して欲しいですね。個人的には大統領が囚人になっている理由とキリエが鍵を開けられる理由が気になります。これから秘密が明かされると思ってるので、今後の期待も足して星5つです。