概要を読むと、双子かドッペルゲンガーの小説か?と思うかもしれませんが、実は純愛コメディです。しかも図書館もの。
読み始めた時は微妙でした。いつまで経っても概要に書かれている話が始まらなかったからです。高校生の話だと思ったら中学生の話が延々と語られる。個人的には前座が長い小説は嫌いです。
ただ半分まで読むとやっと概要に書かれた話が始まり、内容も様変わりしました。評価もそこで逆転しました。後半はどうなるか分からず結構面白かったです。
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おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! (富士見ファンタジア文庫 た 3-2-1) 文庫 – 2011/11/19
高校に入学した昴介は、消えた初恋の彼女・螢に顔がそっくりな彗という女の子に“再会”する。けれど彗の性格は、おしとやかだった螢とはまるでベツモノ。挙げ句に彗は「コウスケのこと、好きです」とか言い出して!?
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社富士見書房
- 発売日2011/11/19
- ISBN-104829137037
- ISBN-13978-4829137031
登録情報
- 出版社 : 富士見書房 (2011/11/19)
- 発売日 : 2011/11/19
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 296ページ
- ISBN-10 : 4829137037
- ISBN-13 : 978-4829137031
- カスタマーレビュー:
著者について
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1999年度ノベル大賞佳作受賞を経てコバルト文庫よりデビュー。
以降、少女小説、ライトノベル、漫画原作など多方面で活動中。
【主な著書】
「東方ウィッチクラフト」
(集英社)
「SH@PPLE」
「パナティーア異譚」
「おいしいベランダ。」
(KADOKAWA)
「政宗くんのリベンジ」原作担当
(一迅社)
など。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年6月16日に日本でレビュー済み
この話は第2巻まで通して読まれることで成立する良書です。上巻、下巻と付けた方が親切だったと思います。第1巻はあくまでも「溜め」です。
本の虫、天野井螢に読書の道に引き込まれた津賀昴介は蛍を好きになりますが、螢は友達であることに固執し、恋愛を否定します。(「いでおろーぐ! (電撃文庫)」の領家薫を思い出しました。恋愛拒否の理由は第2巻で明らかになりますが、これも領家薫と同じです。)そんな彼女が突然に失踪。彼女の面影を忘れられないのは昴介と、同級生で図書室好きの沖原良夜と殿村クララ・アーベントロート。3人が揃って同じ高校に入学して出会うのが、螢と同じ顔をしながら性格も、家族も、過去の経歴も異なる宮沢彗。戸惑いながらも螢を強く思う昴介は同じ顔の彗に否定的。逆に彗の方は昴介に好意を寄せます。この対立は解けないのか、螢は戻ってこないのか、と疑問を盛り上げて第2巻に続きます。それにしてもなぜこれほど彗は螢に似ているのでしょうか。
本書紹介の「内容」には「(螢と彗を)間違えたらGAME OVER!?ここからはじまる“究極の選択”ラブコメ。」とありますが、そういう話じゃないでしょう。16歳で未熟な昴介ですが、揺るがないで螢を想い続けるラブコメとして好感が持てます。読みやすい文章だし、お薦め。
図書室が良く表れ、読書の意味や楽しさが登場人物の口を借りて溢れるほど語られます。これは作者の思いなのでしょう。読んでいる側も嬉しくなりました。
第1巻だけでは、唐突な螢の失踪と、pureながらも傍若無人な彗のずうずうしさで、テンションが下がるかもしれませんが、ぜひ第2巻に進んでください。全ての謎があきらかになり、フラストレーションが解消すること請け合いです。
本の虫、天野井螢に読書の道に引き込まれた津賀昴介は蛍を好きになりますが、螢は友達であることに固執し、恋愛を否定します。(「いでおろーぐ! (電撃文庫)」の領家薫を思い出しました。恋愛拒否の理由は第2巻で明らかになりますが、これも領家薫と同じです。)そんな彼女が突然に失踪。彼女の面影を忘れられないのは昴介と、同級生で図書室好きの沖原良夜と殿村クララ・アーベントロート。3人が揃って同じ高校に入学して出会うのが、螢と同じ顔をしながら性格も、家族も、過去の経歴も異なる宮沢彗。戸惑いながらも螢を強く思う昴介は同じ顔の彗に否定的。逆に彗の方は昴介に好意を寄せます。この対立は解けないのか、螢は戻ってこないのか、と疑問を盛り上げて第2巻に続きます。それにしてもなぜこれほど彗は螢に似ているのでしょうか。
本書紹介の「内容」には「(螢と彗を)間違えたらGAME OVER!?ここからはじまる“究極の選択”ラブコメ。」とありますが、そういう話じゃないでしょう。16歳で未熟な昴介ですが、揺るがないで螢を想い続けるラブコメとして好感が持てます。読みやすい文章だし、お薦め。
図書室が良く表れ、読書の意味や楽しさが登場人物の口を借りて溢れるほど語られます。これは作者の思いなのでしょう。読んでいる側も嬉しくなりました。
第1巻だけでは、唐突な螢の失踪と、pureながらも傍若無人な彗のずうずうしさで、テンションが下がるかもしれませんが、ぜひ第2巻に進んでください。全ての謎があきらかになり、フラストレーションが解消すること請け合いです。
2011年11月19日に日本でレビュー済み
作者が本を好きなのが、とても伝わってくる良い作品でした。
タイトルから考えれば、前菜な内容なのかもしれませんが、
とても充実した内容でした。
イントロダクション・章の割振りが、上手です。
特にイントロダクションが上手いと思います。
あらすじや挿絵は、確信犯だとも思います。
あとがき好きです。
次巻が、とても楽しみな作品です。
推薦文が、平坂読先生なのが言い得て妙です。
タイトルから考えれば、前菜な内容なのかもしれませんが、
とても充実した内容でした。
イントロダクション・章の割振りが、上手です。
特にイントロダクションが上手いと思います。
あらすじや挿絵は、確信犯だとも思います。
あとがき好きです。
次巻が、とても楽しみな作品です。
推薦文が、平坂読先生なのが言い得て妙です。
2012年11月23日に日本でレビュー済み
著者の作品初購入。
某RPGを連想させる題名が起因です。あとがきを読んだところ、著者もどらく○の王様の台詞からタイトルを決定したらしい。
野球部辞めたての主人公は涼しくて、窓からグラウンドの女子生徒が一望出来るという理由から放課後になると、毎日図書館に通う。だが、にーと経験者は知っての通り
自由な時間の効果期間は存外短く、幾ばく時が過ぎてしまえば変遷し自由は目出度く暇へと位を落とす。退屈に耐えられず「暇だなぁ」と漏らす主人公。
その溜め息が聞こえたのか図書館の住人であるヒロインが「なら本を読めば」と提案してくる。国語のテストが低得点の主人公は読書の面白さに気付かないどころか
「本なんて嘘っぱち読んで何が楽しいんだよ」と侮辱の言葉まで吐いてしまう。その言葉にカチンときたヒロインは「読まず嫌いしてないで、読んでから批判しなさいよ」と
正論を返し、主人公へ一冊の本を押し付ける。即刻押し返して帰ろうとした主人公だったが「読破したらラストシーンを再現してあげる」という約束に思春期の発情を見付け、最初からしっかり読み倒してやるとヒロインに薦められた本を開くのだが
主人公はDC、男子中学生。ラノベに多く見られる属性てんこ盛りのキャラクターは殆どいません。即ち、俗に言うキャラ萌えラノベとは違います。
物語は主人公の一人称視点で進展していきます。難解漢字や小難しい表現を用いない文章だったので、詰まることなく読み進められた。
物語の前半部分はラノベ臭が少なく、千篇一律な内容に辟易としていた自分にはぴったりで心地よさすら覚えた。
舞台設定も図書室という書店に次いで本好きのサンクチュアリでこれまた読書を欠かさない自分の性質にストライク。
書架とか書店とは本を扱う空間を舞台に据えるのはどこかズルい。というかズルいを通り越して禁じ手である。
だって、娯楽小説を自腹で購入する人が書物関連の場所を好かない訳ないじゃないですか。
屋烏の愛ですよ。屋烏の愛。
ラノベでは少数派に当たる贅沢でない悩みを抱えた男子中学生が主人公の本作。前半終了間際に起きたまさかのヒキに今後の展開をワクワクさせましたが
期待の後半は近況や新キャラ報告に割かれており、あまり進展を見せなかった。二巻への繋ぎに使われたのが残念である。
残念次いでに言わせてもらえば、作中の描写と挿し絵での描写に幾つか相違点が見受けられた。
このような場合、挿し絵に文章を合わせるか、文章に挿し絵を合わせるか両者の歩み寄りが大切です。編集者にはもっとしっかりした作品管理をお願いしたい。
先輩の乗り上げおっぱいが見れないなんて、話が違うじゃないか。
後半部分でラノベ臭が立ち込め、食傷な脳に響くので続巻の購入は未定です。
本好きな人にオススメします。前半部分を。
某RPGを連想させる題名が起因です。あとがきを読んだところ、著者もどらく○の王様の台詞からタイトルを決定したらしい。
野球部辞めたての主人公は涼しくて、窓からグラウンドの女子生徒が一望出来るという理由から放課後になると、毎日図書館に通う。だが、にーと経験者は知っての通り
自由な時間の効果期間は存外短く、幾ばく時が過ぎてしまえば変遷し自由は目出度く暇へと位を落とす。退屈に耐えられず「暇だなぁ」と漏らす主人公。
その溜め息が聞こえたのか図書館の住人であるヒロインが「なら本を読めば」と提案してくる。国語のテストが低得点の主人公は読書の面白さに気付かないどころか
「本なんて嘘っぱち読んで何が楽しいんだよ」と侮辱の言葉まで吐いてしまう。その言葉にカチンときたヒロインは「読まず嫌いしてないで、読んでから批判しなさいよ」と
正論を返し、主人公へ一冊の本を押し付ける。即刻押し返して帰ろうとした主人公だったが「読破したらラストシーンを再現してあげる」という約束に思春期の発情を見付け、最初からしっかり読み倒してやるとヒロインに薦められた本を開くのだが
主人公はDC、男子中学生。ラノベに多く見られる属性てんこ盛りのキャラクターは殆どいません。即ち、俗に言うキャラ萌えラノベとは違います。
物語は主人公の一人称視点で進展していきます。難解漢字や小難しい表現を用いない文章だったので、詰まることなく読み進められた。
物語の前半部分はラノベ臭が少なく、千篇一律な内容に辟易としていた自分にはぴったりで心地よさすら覚えた。
舞台設定も図書室という書店に次いで本好きのサンクチュアリでこれまた読書を欠かさない自分の性質にストライク。
書架とか書店とは本を扱う空間を舞台に据えるのはどこかズルい。というかズルいを通り越して禁じ手である。
だって、娯楽小説を自腹で購入する人が書物関連の場所を好かない訳ないじゃないですか。
屋烏の愛ですよ。屋烏の愛。
ラノベでは少数派に当たる贅沢でない悩みを抱えた男子中学生が主人公の本作。前半終了間際に起きたまさかのヒキに今後の展開をワクワクさせましたが
期待の後半は近況や新キャラ報告に割かれており、あまり進展を見せなかった。二巻への繋ぎに使われたのが残念である。
残念次いでに言わせてもらえば、作中の描写と挿し絵での描写に幾つか相違点が見受けられた。
このような場合、挿し絵に文章を合わせるか、文章に挿し絵を合わせるか両者の歩み寄りが大切です。編集者にはもっとしっかりした作品管理をお願いしたい。
先輩の乗り上げおっぱいが見れないなんて、話が違うじゃないか。
後半部分でラノベ臭が立ち込め、食傷な脳に響くので続巻の購入は未定です。
本好きな人にオススメします。前半部分を。
2012年1月12日に日本でレビュー済み
前の方が書かれている通り、筆者の本好きな気持ちが伝わるいい作品です。 表紙イラストから、ありきたりなラブコメかなとの印象を受けますが、そんなことのない切ない物語です。(表紙で損しているかも?) 主人公が中高生に在りがちな独りよがりな所はありますが、物語にしっくりはまってて違和感なく読み進められます。 次巻をどう組み立てるのかも楽しみですが、最終的にどうまとめるかで途中の物語の評価などいくらでも変わりそうな、そんな作品です。 今年に入ってまだ十冊目ですが、今のところ一番の評価です。