最初の前半は、なんとも言えない戦争の重苦しいお話しになってましたね。もともと、戦闘員ではない主人公が国の内戦に巻き込まれ気づかぬ間にそれに慣れていることに気がつく時の心情がよく描かれていると感じました。表紙の兄弟の活躍場面が思ったよりも少なかったので少し残念です。しかし、彼らの組織や物語の歯車が徐々に動き出していることを感じさせる始まりとも言える巻ですね。
後半の打って変わった、ほのぼのとした物語に前半の重苦しさを徐々に溶かしていく良い話でした。何をおいてもウルズ6 クルツの登場ですね。残念なおじさんになったとおもいきや、しっかりとフォローはこなしてくれてます。舞台が非日常的なものにだけ目がいってしまわないように、この日常の一コマはとても印象に残りますね(笑)
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フルメタル・パニック! アナザー4 (富士見ファンタジア文庫) 文庫 – 2012/8/18
西アフリカにある内戦中の軍事独裁国家、マランパ共和国。そこへAS訓練のため赴いた達哉達だが、反乱軍との抗争に巻き込まれることに。何が正義で、何が悪なのか。心揺れる達哉の前に現れたのは……!?
- 本の長さ294ページ
- 言語日本語
- 出版社富士見書房
- 発売日2012/8/18
- 寸法10.7 x 1.4 x 14.8 cm
- ISBN-104829137894
- ISBN-13978-4829137895
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登録情報
- 出版社 : 富士見書房 (2012/8/18)
- 発売日 : 2012/8/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 294ページ
- ISBN-10 : 4829137894
- ISBN-13 : 978-4829137895
- 寸法 : 10.7 x 1.4 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,131,588位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,027位富士見ファンタジア文庫
- - 220,597位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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東京都出身。中央大学経済学部除籍処分。小説家・脚本家(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)』(ISBN-10:4829135530)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年8月21日に日本でレビュー済み
模擬戦が多かったこれまでと打って変わっての本格的な実戦が味わえる本巻。
内容的には楽しく読めたんですがどうにもやっぱり手に汗握る、とは感じませんでした。
なんていうか戦闘描写が淡白なんです。
これは一つには危機的状況に陥った時にそれを打開する、タメの部分の弱さだと思います。
前作でいえば
序盤の宗介は中々ラムダドライバを思い通りに扱えず、そのせいで仲間を窮地に
おいやってしまう。
早くラムダドライバを使わなければ自分や仲間が死んでしまう。
そういったこの戦闘に負けたらどうなるという
焦りや葛藤といった戦闘中の心理描写があり緊迫感が伝わってきた。
そしてそういう紆余曲折をへて苦心の末ようやく敵を打ち砕き窮地を脱するという
カタルシスある戦闘シーンでした。
が、本作だとそういった達哉の戦闘時における心理描写があまり見受けられず
ASをこう動かしてこの武器をこういう扱いかたをして倒した、というような
淡々と状況説明をしてるだけの文章が多いです。
キャラをたくさん喋らせることによりなんとか盛り上がりを保っている印象も受けます。
心理描写はないことはないんですがそれもお色気シーンでやっていたりと使いどころがズレてる
気がします。ただその手のシーンも淡々としてるんですよね。
そしてもう一つはライバルの個性です。
ストーリー物のとくに戦闘がメインのお話なら主人公だけでは
話は盛り上がりません。
ガウルンの底の知れない不気味さとか
レナードの胸糞悪さとか
今作でもそういった存在はいるのですがあの兄妹はなんというか変に親しみやすい部分が多く
ライトに描かれているのでちょっと物足りません。
総じて言うと要はキャラの内面の描き込み不足が
本作に閉塞感というか淡白というか今一つ突き抜けない印象を受けるのだと思いました。
クルツ編は確かに嬉しかったです。でも
そこのパートを次巻に回してでも全篇マランパで通し
登場人物の心理描写を増やして描き込んでほしかったかなと思います。
機体に関してはツボでした。
デザインというよりカラーリングですね。
あの赤と青のレイブンはやっぱりマクロスのジーナス夫妻を連想させてくれるので好きです。
巻末の機体紹介も充実でした。
内容的には楽しく読めたんですがどうにもやっぱり手に汗握る、とは感じませんでした。
なんていうか戦闘描写が淡白なんです。
これは一つには危機的状況に陥った時にそれを打開する、タメの部分の弱さだと思います。
前作でいえば
序盤の宗介は中々ラムダドライバを思い通りに扱えず、そのせいで仲間を窮地に
おいやってしまう。
早くラムダドライバを使わなければ自分や仲間が死んでしまう。
そういったこの戦闘に負けたらどうなるという
焦りや葛藤といった戦闘中の心理描写があり緊迫感が伝わってきた。
そしてそういう紆余曲折をへて苦心の末ようやく敵を打ち砕き窮地を脱するという
カタルシスある戦闘シーンでした。
が、本作だとそういった達哉の戦闘時における心理描写があまり見受けられず
ASをこう動かしてこの武器をこういう扱いかたをして倒した、というような
淡々と状況説明をしてるだけの文章が多いです。
キャラをたくさん喋らせることによりなんとか盛り上がりを保っている印象も受けます。
心理描写はないことはないんですがそれもお色気シーンでやっていたりと使いどころがズレてる
気がします。ただその手のシーンも淡々としてるんですよね。
そしてもう一つはライバルの個性です。
ストーリー物のとくに戦闘がメインのお話なら主人公だけでは
話は盛り上がりません。
ガウルンの底の知れない不気味さとか
レナードの胸糞悪さとか
今作でもそういった存在はいるのですがあの兄妹はなんというか変に親しみやすい部分が多く
ライトに描かれているのでちょっと物足りません。
総じて言うと要はキャラの内面の描き込み不足が
本作に閉塞感というか淡白というか今一つ突き抜けない印象を受けるのだと思いました。
クルツ編は確かに嬉しかったです。でも
そこのパートを次巻に回してでも全篇マランパで通し
登場人物の心理描写を増やして描き込んでほしかったかなと思います。
機体に関してはツボでした。
デザインというよりカラーリングですね。
あの赤と青のレイブンはやっぱりマクロスのジーナス夫妻を連想させてくれるので好きです。
巻末の機体紹介も充実でした。
2012年10月27日に日本でレビュー済み
今回も今までと同様に無難な流れに纏めた構成だなと感じました。
・敵側に民間人などの弱者でも嬲り殺しにしようとする下卑たモブキャラがいる。
・たまたま事前に知り合っていた子供を主人公が助ける事になる。
・ライバルキャラにトドメを刺せそうなのに、やむにやまれぬ理由から見逃す。
・敵の親玉級に主人公がやられてもトドメは刺されずに見逃される。
・主人公が殺されそうになるギリギリ間際で味方に助けられる。
・メインキャラではなく、その話限りのキャラの死で主人公が悩む。
いったいどこのテンプレートに従って書いたんですか?
と尋ねたくなるぐらい、良く言えば王道。悪く言えばありきたりな筋書きに思えます。
そろそろ
『これが大黒尚人の真骨頂かっ!!』
と思わせる部分を見せて欲しいですね。
・敵側に民間人などの弱者でも嬲り殺しにしようとする下卑たモブキャラがいる。
・たまたま事前に知り合っていた子供を主人公が助ける事になる。
・ライバルキャラにトドメを刺せそうなのに、やむにやまれぬ理由から見逃す。
・敵の親玉級に主人公がやられてもトドメは刺されずに見逃される。
・主人公が殺されそうになるギリギリ間際で味方に助けられる。
・メインキャラではなく、その話限りのキャラの死で主人公が悩む。
いったいどこのテンプレートに従って書いたんですか?
と尋ねたくなるぐらい、良く言えば王道。悪く言えばありきたりな筋書きに思えます。
そろそろ
『これが大黒尚人の真骨頂かっ!!』
と思わせる部分を見せて欲しいですね。