ん十年前夢中になって読んだ小説です。
当時はゲームブックにはまっていてパックス砦の囚人が好きでした。
本当に当時はゲームブックが流行っていて、アニメージュのふろくにナウシカのゲームブックがつくほどでした。
そのパックス砦の元となった小説だということで読んでみました。
分類としてはティーン向けの海外ファンタジー小説になります。
コナンが活躍するヒロイックファンタジーやエターナルチャンピオンやクトルフ神話より好きでした。
指輪物語やゲド戦記やナルニア国物語よりは年長者を対象にしていると思います。
イラストも洋風ですし。
復刻版の児童書っぽいイラストはなんでしょうかね?
ゲームブックで襲ってきたレッドドラゴンの背景もわかりました。
白から金までのすべてのドラゴンがでてきてドラゴン好きにはいいですね。
元がD&Dをベースにしているので、善と悪の2次元で語られてるが気になる人は気になるかな。
登場人物ではハーフエルフの主人公の元カノのキティアラが好きでした。
その他の登場人物もなかなか個性的で、
2人の女の間で揺れ動く(でも人間女戦士にとってはもうすでに過去の男扱いの)、ひげを生やしたみんなの頼れるリーダーの弓使いハーフエルフ
騎士道をふりかざし、がちがちで融通がきかないけど実際は本当の騎士ではなかったうそつき騎士
ひねくれものでそのために仲間からも冷たい目で見られる(けど気にしない)呪いをかけられた魔法使い(弟)
ブラコンで弟の世話を焼くがそれが弟の怒りをかっているのがわからないおおらかな性格の戦士(兄)
戦士としての腕は確かだけどいまいち戦闘シーンで活躍のない頑固で愚痴の多いドワーフ
ドワーフとの掛け合い漫才と思い出したようにいらんことをすることが活躍の場のケンダー
一巻の最初の方は目立っていたけどあとは空気な癒し手女とその恋人の狩人
主人公の幼馴染で主人公が好きでついていったけど足手まといなエルフのお姫様
主人公の元カノで戦士兄と魔法使い弟の姉で、剣の腕はいいが目的のためには手段を選ばない性に奔放な美人女戦士
などなどでてきます。
手に入れるなら復刻版じゃない方がイラストがいいと思います。
続編のドラゴンランス伝説ではひねくれものの魔法使い(弟)が中心となります。
日本語に訳された外伝もありますが多すぎて全部は把握していません。
でもこうやって日本語に訳して出版してくれる人がいるのはうれしいですね。
ドラゴンエイジも翻訳してくれる出版社があるのいいのに。;;

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ドラゴンランス戦記 1 (富士見ドラゴンノベルズ 1-1) 文庫 – 1987/5/1
廃都の黒竜
- 本の長さ459ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(富士見書房)
- 発売日1987/5/1
- ISBN-104829141018
- ISBN-13978-4829141014
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(富士見書房) (1987/5/1)
- 発売日 : 1987/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 459ページ
- ISBN-10 : 4829141018
- ISBN-13 : 978-4829141014
- Amazon 売れ筋ランキング: - 728,670位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年3月23日に日本でレビュー済み
ダンジョンズ&ドラゴンズの数ある世界の中でも、神が滅んでいるので僧侶が魔法を使えない、鋼が貨幣として価値がある、等の個性的な世界ドラゴンランスにおける竜槍戦争を描いた幻想小説の傑作。
アメリカ人が書いたとは思えない程善悪二元論ではない、日本人には馴染み深い善にも悪にも偏ってはいけない中道が大事という設定が上手い。ただの設定で終わる事無くきちんと物語の中に上手く組み込まれて機能している為、世界の歴史に重みと現実感があるし勧善懲悪とはならないのが素晴らしい。
善に偏り過ぎた為に大変動が起こり世界が壊滅的な被害を受け、それが原因で人間は神を捨て新興宗教に走り、エルフは自分達以外のせいにして見下し、ドワーフは引きこもり、正義の騎士団は民衆に迫害される…普通こういう設定はどうしても善の神何してたんだよと言いたくなるような強引な設定が多いのだが、悪の勢力が力を増すのが自然に思えてご都合主義を感じさせず実に巧みだ。
登場人物達は良い意味で幻想小説の主人公一行らしくない現実感のあるぜんぜん英雄らしくない等身大の人間で、一癖も二癖もあり欠点もあり、脛に傷持ち、腹に一物あり、罪や心の闇を抱える。そんな一行が共に旅をし、助け合いながらも仲間割れするほど険悪になったり喧嘩したり分裂したり、結局最後まで解りあえない。しかし現実でもどうしても仲良くなれない人、許せない人、理解できない人というのはいるものだから当然といえば当然だし、むしろ登場人物達が話の都合で動くお人形ではなく、血の通った生きた人間と思わせる描写が凄いと言うべきだろう。
描写が上手いだけではなく登場人物達もとても魅力的である。
混血に悩むハーフエルフというよくある設定は、ほとんどの作品だと実際に差別されたり悩む事はほぼ無くただの雰囲気付けでしかないものが多いが、本作の主人公ハーフエルフのタニスはこれでこそハーフエルフにした意味がある悩みっぷりである。二股野郎という欠点も血のなせる業という理由付けができているのでただの屑にならないのはお見事。
高潔で堅物で立派な騎士だが重大な嘘を抱えるスターム、強大な魔力と劣等感を持ち善良ではないがまだ邪悪でもない病弱な魔術師レイストリン、その兄にして弟が絡まなければまともな戦士キャラモン、口は悪いが心は優しい保護者的立場のドワーフ戦士フリント、相手が神でもゴブリンでも対等に接する為誰との掛け合いも魅力な真の中立にしてうざかわいいケンダー(ハーフリング)盗賊タッスル、真の姿により納得の韜晦が良い味出してる爺魔術師フィズバン、タニスに恋するエルフの姫君なのに典型的なお姫様とは違い将軍として活躍してしまうのがアメリカらしいローラナ。
主人公一行がこれだけ魅力的な人物ばかりなのも珍しい。
こんな連中が幻想世界を駆け巡るのだが、世界を救う為に悪の神を倒そうというわけではなくただ事情に流されて仕方なく動いただけだったり、自分達がやるしかないから嫌々やったり、国家の偉い人や騎士団に丸投げしようとしたりするのが英雄らしくなく人間臭くて、まあ世界救えとか言われても普通そうなるよねと共感できて最高に面白い。
幻想世界らしい多彩な舞台の移り変わりは良いが怪物はドラコニアンばかりで少し単調な気はするものの、一冊ごとに題名にもなっている竜が必ず登場する為盛り上がるし起承転結も最終巻を除いてしっかりしている。
世界も設定も描写も人物も話の展開も実に素晴らしいのだが欠点もある。
戦争をしてるのに戦闘描写が少ない上にあまり上手くなく、特に竜卿との戦いが基本的にあっさり終わってしまうのは残念。結局最後まで戦わない竜卿がいたり、現実感にこだわる作者の現実の戦争はこういうものだという表現かもしれないが…。ドラゴンランスもあまり活躍しないし、竜同士の戦争ももう少し見たかった。
最終巻は打ち切り展開のような強引さで正直今一だった。最強の竜卿がアレで終わったり、悪の軍団の仲間割れを悪の神だから止めないで眺めてたら崩壊、とかいくらなんでもどうなんだろうか。作者の現実主義者らしさが最後に悪い方向に出たというかなんというか…まあそれを差し引いても傑作だとは思うし、善に偏り過ぎない為にこうなったと考えればまぁ納得できる…かなぁ。
邦訳版は文庫版、ラノベ版、アスキー版と三種類あるが全て絶版。
アスキー版は翻訳の修正、原作者による注釈、舞台の地図をまとめて追加、といった違いがあるものの、地図はTRPG用の物を再収録しているのかタイルマップ状態な為地味で解り難く、注釈はほとんどがトリビアでどうでもいいものばかり。興味深かったのはヴァルミナァルドがヒューマの子孫、レイストリンの呪文は東南アジアのマイナー言語が元ネタ、エリスタンの出番が後半なくなるのは作者が忘れてた為、の三つぐらいだし、何より本が大きくてページがかさばり読み難いと個人的には感じた。ハリーポッターなどを読み慣れている人は気にならないかもしれないが。今はこれが電子書籍で買えるので一番いいだろう。
ラノベ版はラノベらしいイラストで賛否両論だが、挿絵があるのはこれだけなのでその点は利点かも?しかし分冊されている上に途中で刊行停止している以上選択肢には入らないだろう。
アメリカ人が書いたとは思えない程善悪二元論ではない、日本人には馴染み深い善にも悪にも偏ってはいけない中道が大事という設定が上手い。ただの設定で終わる事無くきちんと物語の中に上手く組み込まれて機能している為、世界の歴史に重みと現実感があるし勧善懲悪とはならないのが素晴らしい。
善に偏り過ぎた為に大変動が起こり世界が壊滅的な被害を受け、それが原因で人間は神を捨て新興宗教に走り、エルフは自分達以外のせいにして見下し、ドワーフは引きこもり、正義の騎士団は民衆に迫害される…普通こういう設定はどうしても善の神何してたんだよと言いたくなるような強引な設定が多いのだが、悪の勢力が力を増すのが自然に思えてご都合主義を感じさせず実に巧みだ。
登場人物達は良い意味で幻想小説の主人公一行らしくない現実感のあるぜんぜん英雄らしくない等身大の人間で、一癖も二癖もあり欠点もあり、脛に傷持ち、腹に一物あり、罪や心の闇を抱える。そんな一行が共に旅をし、助け合いながらも仲間割れするほど険悪になったり喧嘩したり分裂したり、結局最後まで解りあえない。しかし現実でもどうしても仲良くなれない人、許せない人、理解できない人というのはいるものだから当然といえば当然だし、むしろ登場人物達が話の都合で動くお人形ではなく、血の通った生きた人間と思わせる描写が凄いと言うべきだろう。
描写が上手いだけではなく登場人物達もとても魅力的である。
混血に悩むハーフエルフというよくある設定は、ほとんどの作品だと実際に差別されたり悩む事はほぼ無くただの雰囲気付けでしかないものが多いが、本作の主人公ハーフエルフのタニスはこれでこそハーフエルフにした意味がある悩みっぷりである。二股野郎という欠点も血のなせる業という理由付けができているのでただの屑にならないのはお見事。
高潔で堅物で立派な騎士だが重大な嘘を抱えるスターム、強大な魔力と劣等感を持ち善良ではないがまだ邪悪でもない病弱な魔術師レイストリン、その兄にして弟が絡まなければまともな戦士キャラモン、口は悪いが心は優しい保護者的立場のドワーフ戦士フリント、相手が神でもゴブリンでも対等に接する為誰との掛け合いも魅力な真の中立にしてうざかわいいケンダー(ハーフリング)盗賊タッスル、真の姿により納得の韜晦が良い味出してる爺魔術師フィズバン、タニスに恋するエルフの姫君なのに典型的なお姫様とは違い将軍として活躍してしまうのがアメリカらしいローラナ。
主人公一行がこれだけ魅力的な人物ばかりなのも珍しい。
こんな連中が幻想世界を駆け巡るのだが、世界を救う為に悪の神を倒そうというわけではなくただ事情に流されて仕方なく動いただけだったり、自分達がやるしかないから嫌々やったり、国家の偉い人や騎士団に丸投げしようとしたりするのが英雄らしくなく人間臭くて、まあ世界救えとか言われても普通そうなるよねと共感できて最高に面白い。
幻想世界らしい多彩な舞台の移り変わりは良いが怪物はドラコニアンばかりで少し単調な気はするものの、一冊ごとに題名にもなっている竜が必ず登場する為盛り上がるし起承転結も最終巻を除いてしっかりしている。
世界も設定も描写も人物も話の展開も実に素晴らしいのだが欠点もある。
戦争をしてるのに戦闘描写が少ない上にあまり上手くなく、特に竜卿との戦いが基本的にあっさり終わってしまうのは残念。結局最後まで戦わない竜卿がいたり、現実感にこだわる作者の現実の戦争はこういうものだという表現かもしれないが…。ドラゴンランスもあまり活躍しないし、竜同士の戦争ももう少し見たかった。
最終巻は打ち切り展開のような強引さで正直今一だった。最強の竜卿がアレで終わったり、悪の軍団の仲間割れを悪の神だから止めないで眺めてたら崩壊、とかいくらなんでもどうなんだろうか。作者の現実主義者らしさが最後に悪い方向に出たというかなんというか…まあそれを差し引いても傑作だとは思うし、善に偏り過ぎない為にこうなったと考えればまぁ納得できる…かなぁ。
邦訳版は文庫版、ラノベ版、アスキー版と三種類あるが全て絶版。
アスキー版は翻訳の修正、原作者による注釈、舞台の地図をまとめて追加、といった違いがあるものの、地図はTRPG用の物を再収録しているのかタイルマップ状態な為地味で解り難く、注釈はほとんどがトリビアでどうでもいいものばかり。興味深かったのはヴァルミナァルドがヒューマの子孫、レイストリンの呪文は東南アジアのマイナー言語が元ネタ、エリスタンの出番が後半なくなるのは作者が忘れてた為、の三つぐらいだし、何より本が大きくてページがかさばり読み難いと個人的には感じた。ハリーポッターなどを読み慣れている人は気にならないかもしれないが。今はこれが電子書籍で買えるので一番いいだろう。
ラノベ版はラノベらしいイラストで賛否両論だが、挿絵があるのはこれだけなのでその点は利点かも?しかし分冊されている上に途中で刊行停止している以上選択肢には入らないだろう。
2007年6月14日に日本でレビュー済み
本格ファンタジー小説の傑作です。
凡百のファンタジー小説と比べ、舞台設定の深さ、
ドラゴンランス世界を描いた壮大なストーリーの第1作目です。
「ドラゴンランス戦記」
「ドラゴンランス伝説」
「ドラゴンランス英雄伝」
「ドラゴンランス夏の炎の龍」
「ドラゴンランス魂の戦争」
など続いて行きます。
人物描写の多彩さなど他の追随を許さない出来です。
これだけ背景世界を書きこむと、
心理描写が弱くなりそうなものですが、
この点にすぐれ、アクションあり、笑いの場面あり、
長いシリーズながらぐいぐいと先を読ませます。
訳も良く、海外翻訳ものにありがちな、
不可解な表現や、安っぽい言葉づかいなども皆無です。
傑作でありながら、今一つ評価が低いように思います。
ファンタジーファンには絶対のお勧め作品です。
凡百のファンタジー小説と比べ、舞台設定の深さ、
ドラゴンランス世界を描いた壮大なストーリーの第1作目です。
「ドラゴンランス戦記」
「ドラゴンランス伝説」
「ドラゴンランス英雄伝」
「ドラゴンランス夏の炎の龍」
「ドラゴンランス魂の戦争」
など続いて行きます。
人物描写の多彩さなど他の追随を許さない出来です。
これだけ背景世界を書きこむと、
心理描写が弱くなりそうなものですが、
この点にすぐれ、アクションあり、笑いの場面あり、
長いシリーズながらぐいぐいと先を読ませます。
訳も良く、海外翻訳ものにありがちな、
不可解な表現や、安っぽい言葉づかいなども皆無です。
傑作でありながら、今一つ評価が低いように思います。
ファンタジーファンには絶対のお勧め作品です。
2002年7月17日に日本でレビュー済み
先日復刻版を、書店で見て、無性に読みたくなった。
中学生のときに、読んでものすごい衝撃を受け、はまった本だ。
ファンタジーといえば、トルーキンの『指輪物語』や最近ではハリーポッターなどがあるが、文句なし、最高の傑作は、このドラゴンランス戦記だと思う。もう僕の中では、神さまになってしまっているので(笑)批評の余地がない。
一言いうならば、これは「大人向け」のものだということ。混血児のタニスやトラウマかかえまくりの権力志向魔術師レイストリンなど、設定、人格などがとても複雑で、近代文学の複雑な人格設定になれた読者でも、十分すぎるほど読み応えがある。
ぜひ、一読を!!!
中学生のときに、読んでものすごい衝撃を受け、はまった本だ。
ファンタジーといえば、トルーキンの『指輪物語』や最近ではハリーポッターなどがあるが、文句なし、最高の傑作は、このドラゴンランス戦記だと思う。もう僕の中では、神さまになってしまっているので(笑)批評の余地がない。
一言いうならば、これは「大人向け」のものだということ。混血児のタニスやトラウマかかえまくりの権力志向魔術師レイストリンなど、設定、人格などがとても複雑で、近代文学の複雑な人格設定になれた読者でも、十分すぎるほど読み応えがある。
ぜひ、一読を!!!
2004年3月13日に日本でレビュー済み
なにしろ、
表紙が素晴らしい。
ハードカバー新装版より
こちらの方が好きです。
強力に
完全復刻版希望。
表紙が素晴らしい。
ハードカバー新装版より
こちらの方が好きです。
強力に
完全復刻版希望。