オルネッラがカムバックしちゃったよ、前みたいに顰蹙満載のプレイをしないか、すごく心配。
私は悪ノリで突き進んだ先のキャンペーンも好きだけど、
紙一重で不快感をもよおす危険性をとってまでやることかしらん、とは思う。
レギンのオッサン少女ぶりも相変わらず、明石薫小学生時代。
フィオとヘザーの扱いにも若干不安を感じる。このまま離れ離れのままで進んでしまうと折角の三角関係セッティングが無駄になりはしないかと。
ヘザーをロイの許嫁＆ナイトメアに設定して、三角関係のデフォルトセッティングを作ったからには、
--ロイをフィオとヘザーで取り合うけど、相手を思って身を引いたほうの勝ち「大岡裁き型」
--元は一方と良い関係だったけど、他方と一緒に旅をした後に鞍替え「愛は流れる型」
等の展開を期待してしまうものです。
これからもあるので、不安を感じているだけですが、折角の仕込が死に設定になっては勿体無い。
ただ、フィオとヘザーに浮気相手をちゃんと用意して、ラブコメお約束は守りつつ、
フィオとヘザーの査定をするイングリッドの立場がヒロイン二人に対して面白いものになりそうで、其処は期待しています。
プレイの雰囲気は前回と同様、緩めで楽しいです。所々の台詞に味があって、気持ちよく笑えます。
「（回復魔法ピンゾロって）人間になりたい・・・」「（NPCが貢物で協力的になって）キャバ嬢みたいに言うなよ・・・」
「今日のプリンセスオーラは売り切れました」「それを成長というのだ」
どうせ政略結婚ならロイよりユリウス皇帝のほうが御得、なんてことは腹に収めておかないとブチ壊しです、ヘザーちゃん。
ちょっと意外なのは、オルネッラが開き直った人生先達の様相を見せていること。
ヘザー・フィオ共に、自分の設定を意識しているが故になんだか所々壊れ気味なのが、とっても可愛い。
今回は、王子の決断が光っています。王子の善良無垢なキャラクターのよい部分が出ているなぁと。
脇を固めるPCが、普通の人たちが考えそうなことを出してくれているので、尚更王子が綺麗に光りました。
今後の戦局を左右できる力を手に入れる機会を、あっさりと手放す部分は虚構の醍醐味というものでしょう。
核兵器の起動鍵があっさりと行き来する場面は、なんか見ていて気持ちいい。
後書きとも関わりますが、フロドが恐るべき力を持つ指輪を溶岩の中へ廃棄するのを思い起こしました。
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