前巻に比べるとかなり改善傾向にあるし、好きな作品のノベライズということもあって
これからの期待も込めての☆3です。
甘く見ての☆3なので、レビュー内容は割合厳しめにならざるを得ません。
既レビューで仰られてる内容の踏襲にもなりますが、ストーリーを無難になぞるノベライズ
というところから今一歩踏み込めてないかな、と。
勿論好き勝手にオリジナルを改変・改悪するよりはずっといいんですが、なぞるにしても
事象を淡々と「何が起きて」「どうしたか」の視点で解説することに終始してるように思えます。
ちょっとした仕種、見せる表情、何気ない会話の端々。
キャラクターの描き方一つとっても、メインキャラそれぞれがどういう人物なのかを「読み取る」
ためのそういった「描写」が足りてないので解説的という印象になってしまっているのかな。
ましてや原作というか英雄伝説というシリーズは、膨大な情報量を詰め込むことで
血の通った人間、都市、国、世界を描く作品です。
その人が何を考えどう動くのか、どういう成り立ちでその状況があるのか、プレイしているうちに
自然と理解が深まるように出来てる作品なので、あらましだけ解説されてしまってはやはり物足りない。
とはいえ、それら全てを描写していては幾ら紙幅があっても足りないというのはわかります。
サブストーリー的な補完は「午後の紅茶にお砂糖を」の方でやってるという事情もあるでしょう。
でもやはりノベライズの意義というのは、原作の行間を文字で表現することにあるはずなので、
そこは工夫が欲しかった。
冒頭書いた通り、前巻に比べると上述の問題点は改善傾向にあるので、次巻、頑張って欲しいですね。
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英雄伝説 零の軌跡(2) 競売会の少女 (富士見ドラゴンブック) 文庫 – 2012/12/20
クロスベル市が創立記念祭で賑わう中、“黒の競売会"の情報を入手したロイドたちは潜入捜査を開始する。そこで出会ったのは、トランクに隠された少女・キーア。謎に包まれた彼女は、一切の記憶を失っており――。
- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社富士見書房
- 発売日2012/12/20
- ISBN-104829147032
- ISBN-13978-4829147030
登録情報
- 出版社 : 富士見書房 (2012/12/20)
- 発売日 : 2012/12/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 286ページ
- ISBN-10 : 4829147032
- ISBN-13 : 978-4829147030
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,588,781位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 992位富士見ドラゴンブック
- - 279,598位文庫
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2012年12月25日に日本でレビュー済み
1巻目も買っていたんですが、レビューは書けませんでした。
ちょっと感想に困ったというか、良くも悪くも無難、という印象だったのです。
丁寧に書かれており、変に逸脱せずキャライメージも損なわず読みやすく、
と書くと悪い物では無いと思いますが、まぁノベライズするとこうだよね〜、
というように、何だか印象が薄かったんですよね。
話もかなり整理割愛されていた気がしたし。
2巻目にして、ゲームの分岐の都合上も有るのでしょうが、
そのままというワケには行かず、ちょっとボリュームの都合も有ったようで、
結構大胆なアレンジなども有り、それが悪くない印象で楽しんで読めました。
惜しむらくはボリュームを理由にするなら、入れた方が良かったエピソードも
有ったんじゃね?という気もしなくも無くも…。
幾分登場人物も削られており、話のアレンジ状況や後書きから察するに、
あれ?一気に終わらせちゃうんだ?というところ。
もう次が「クロスベルの一番長い日」のようですからね。
本筋だけというか、話がやっぱり整理されすぎている気がしました。
切り良く各冊ごとに話を纏めようとしすぎて切り詰めている感じが残念。
全3巻とでも、始める前から決まってたんでしょうかね。
印象が良くなってきただけに、ちゃんと碧の軌跡まで見据えて伏線とかも
残してくれると良かったなぁ、と思いつつ、でもまぁ次巻楽しみです。
あと失礼ながら…公式の方の表紙と並んじゃうからどうしても評価が
厳しくなっちゃうんだと思うけど、中の挿絵はもうちょい頑張って!(苦笑
ちょっと感想に困ったというか、良くも悪くも無難、という印象だったのです。
丁寧に書かれており、変に逸脱せずキャライメージも損なわず読みやすく、
と書くと悪い物では無いと思いますが、まぁノベライズするとこうだよね〜、
というように、何だか印象が薄かったんですよね。
話もかなり整理割愛されていた気がしたし。
2巻目にして、ゲームの分岐の都合上も有るのでしょうが、
そのままというワケには行かず、ちょっとボリュームの都合も有ったようで、
結構大胆なアレンジなども有り、それが悪くない印象で楽しんで読めました。
惜しむらくはボリュームを理由にするなら、入れた方が良かったエピソードも
有ったんじゃね?という気もしなくも無くも…。
幾分登場人物も削られており、話のアレンジ状況や後書きから察するに、
あれ?一気に終わらせちゃうんだ?というところ。
もう次が「クロスベルの一番長い日」のようですからね。
本筋だけというか、話がやっぱり整理されすぎている気がしました。
切り良く各冊ごとに話を纏めようとしすぎて切り詰めている感じが残念。
全3巻とでも、始める前から決まってたんでしょうかね。
印象が良くなってきただけに、ちゃんと碧の軌跡まで見据えて伏線とかも
残してくれると良かったなぁ、と思いつつ、でもまぁ次巻楽しみです。
あと失礼ながら…公式の方の表紙と並んじゃうからどうしても評価が
厳しくなっちゃうんだと思うけど、中の挿絵はもうちょい頑張って!(苦笑