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閉鎖のシステム (富士見ミステリー文庫 21-1) 文庫 – 2001/5/1

3.5 5つ星のうち3.5 9個の評価

「オーフェン」の秋田禎信が描くネオ・サスペンス

巨大なショッピングモール「プラーザ」が何者かの手によって閉鎖された。閉じこめられたものたちの恐怖心は増幅され、狂気へと変貌する――。『魔術士オーフェンはぐれ旅』で絶大な人気を誇る著者、初のサスペンス。

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA(富士見書房) (2001/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 232ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 482916123X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4829161234
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 9個の評価

著者について

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秋田 禎信
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1973年東京都生まれ。1991年、18歳で第3回ファンタジア長編小説大賞・準入選。『ひとつ火の粉の雪の中』にて作家デビュー。著作に『カナスピ カ』『RD 潜脳調査室 Redeemable Dream』(講談社)、『誰しもそうだけど、俺たちは就職しないとならない』(TOブックス)など。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 秋田禎信BOX (ISBN-13: 978-4904376140)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.5つ
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作者曰くジャンルは“舞台演劇”
5 星
作者曰くジャンルは“舞台演劇”
理不尽なこと、不可解なこと、ままならないことはどこにでも転がっている。それは例えばレジの残額とどうしても一致しない売上げ帳簿だったり、鳴かない鳩時計との戦いだったり、ひどい設計のショッピングモールだったり、圏外の携帯電話だったり。人間ならば、政治家の贈収賄を批判する一方で自分は脱税を考え、そのくせ優良な行政サービスを受けようとする人だったり、逆に金を払ってるから何をしてもいいと言い張るクレーマーだったり、もっと端的に責任を相手に押し付けていじめを正当化する人たちだったりする。そして彼らを批判する人たちもまた無意識のうち、どこかで必ず他人に理不尽を強いている。世間とはそんな人たちの塊で、彼らはほんの些細なことで―――あるいは全く何の理由もなく―――殺人すら犯してしまえる。誰も彼もが殺人鬼としての素養を持ち、しかし普段は何食わない顔をして道を歩いている。そんな社会を、暗闇に満ちたショッピングモールという形を借りて表現したのがこの作品。……だと思うんだけど、未読の人はそんなこと考えず、作者お得意のキャラクター同士の掛け合いを楽しむのがいいのかも(笑)
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上位レビュー、対象国: 日本

2011年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
理不尽なこと、不可解なこと、ままならないことはどこにでも転がっている。それは例えば
レジの残額とどうしても一致しない売上げ帳簿だったり、鳴かない鳩時計との戦いだったり、
ひどい設計のショッピングモールだったり、圏外の携帯電話だったり。人間ならば、政治家の贈収賄を
批判する一方で自分は脱税を考え、そのくせ優良な行政サービスを受けようとする人だったり、
逆に金を払ってるから何をしてもいいと言い張るクレーマーだったり、もっと端的に責任を相手に
押し付けていじめを正当化する人たちだったりする。そして彼らを批判する人たちもまた無意識のうち、
どこかで必ず他人に理不尽を強いている。

世間とはそんな人たちの塊で、彼らはほんの些細なことで―――あるいは全く何の理由もなく―――
殺人すら犯してしまえる。誰も彼もが殺人鬼としての素養を持ち、しかし普段は何食わない顔をして
道を歩いている。そんな社会を、暗闇に満ちたショッピングモールという形を借りて表現したのが
この作品。

……だと思うんだけど、未読の人はそんなこと考えず、作者お得意のキャラクター同士の掛け合いを
楽しむのがいいのかも(笑)
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5つ星のうち5.0 作者曰くジャンルは“舞台演劇”
2011年5月4日に日本でレビュー済み
理不尽なこと、不可解なこと、ままならないことはどこにでも転がっている。それは例えば
レジの残額とどうしても一致しない売上げ帳簿だったり、鳴かない鳩時計との戦いだったり、
ひどい設計のショッピングモールだったり、圏外の携帯電話だったり。人間ならば、政治家の贈収賄を
批判する一方で自分は脱税を考え、そのくせ優良な行政サービスを受けようとする人だったり、
逆に金を払ってるから何をしてもいいと言い張るクレーマーだったり、もっと端的に責任を相手に
押し付けていじめを正当化する人たちだったりする。そして彼らを批判する人たちもまた無意識のうち、
どこかで必ず他人に理不尽を強いている。

世間とはそんな人たちの塊で、彼らはほんの些細なことで―――あるいは全く何の理由もなく―――
殺人すら犯してしまえる。誰も彼もが殺人鬼としての素養を持ち、しかし普段は何食わない顔をして
道を歩いている。そんな社会を、暗闇に満ちたショッピングモールという形を借りて表現したのが
この作品。

……だと思うんだけど、未読の人はそんなこと考えず、作者お得意のキャラクター同士の掛け合いを
楽しむのがいいのかも(笑)
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4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年8月19日に日本でレビュー済み
オーフェン無謀編やエンジェルハウリング偶数巻でよくみられる、独特の秋田節な台詞回しが楽しめる一作。
ミステリー文庫から出てはいるが、王道の推理要素はほとんどなし。
したがって、ミステリー(ミステリ)ものを読もうとして手にとると、がっかりしてしまうかもしれない。
この作品は、秋田先生のえがく一種独特な、濃ゆいキャラ達が活躍する、短編冒険モノとして読んだほうがいいと思う。
流血沙汰はあるものの、基本は軽いコメディタッチ。スッと作品に入り、サクッと読み終えられます。
文章密度もそれほど高くはないので、この作者をご存知で、お好きならば、気軽に手にとってみても良い一冊だと思います。
ちなみにイラストは「サモンナイト」「キノの旅」等で有名な黒星紅白氏(飯塚氏)。
そちらの方も一見の価値アリです。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年1月6日に日本でレビュー済み
秋田氏作のミステリー本「閉鎖のシステム」は作者本人が自腹で(おぉ)ホテルに缶詰になり暗闇なのかで書き上げたものなんだそうだ。ちょっとビックリだ(笑)
この本に出てくる主人公達は皆個性的でそれぞれ負けず劣らずな青少年達である。おじの経営する紳士用革靴店で働く撞久屋市論悟(ツクヤシ ロンゴ)、スポーツ店で働く香澄(カスミ)、靴を買いに来ていた高校生の康一(コウイチ)と教子(キョウコ)。彼らはぞれぞれ理由があって、田舎にできたオープンしたばかりのデパート、「プラーザ」に閉じ込められてしまうのだ。
非常灯の明かりもない真っ暗闇の中で彼らは偶然出会い、そしてそのうち背後に迫る人影から逃げ惑うことになる。
この「閉鎖のシステム」はストーリーは勿論だがキャラクターが非常に面白い。主に撞久屋市論悟が語ってくれるのだがシリアスな所でもギャグに読めてしまう。彼は他の三人と比べるとちょっとした変人のようだ(笑)
結構軽い気持ちで読めるのでちょっとしたミステリーが読みたいときはうってつけである。 私は撞久屋市論悟と「閉鎖のシステム」を強く推薦する(笑)
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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