無数にあるライトノベルで気になっていたのが、主人公の周囲の大人たちの愚かさかげん、ガキっぽさ、だったのですが、本書は違いました。
みな、魅力的な、これこそ大人と呼べる惚れ惚れとするような人間たちです。けっして主人公の引き立て役ではない、きちんとした意識を持った、マルタ君と対等以上の存在でした。
それがかえって、マルタ君の良さを引き出しているのでしょう。やっぱり、環境が人を造るのだな。おもわずそんなコトを考えさせるくらい、つくづく、この作品は素晴らしいと思います。
マルタ君、最初はなんてヒネた野郎なんだろうかと思いましたが、こうなってみると可愛い可愛い。(笑)
一気にこの作品のファンになってしまいました。
名探偵カードの発動もカッコイイし!
今現在、本シリーズは本書含めて3冊あるようです。ボクはこれから残った2冊を読める幸せを感じています。うらやましいデショ?
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マルタ・サギーは探偵ですか? (富士見ミステリー文庫 54-1) 文庫 – 2003/12/1
平凡な少年、鷺井丸太が名探偵マルタ・サギーになる!
気紛れで入ったコンビニで鷺井丸太は見知らぬ少年に声をかけられる。「お前もカード使いなんだろ?」。異能の〈カード使い〉として異世界にとばされた丸太。手にしているのは〈名探偵〉のカードただ一枚だった……
気紛れで入ったコンビニで鷺井丸太は見知らぬ少年に声をかけられる。「お前もカード使いなんだろ?」。異能の〈カード使い〉として異世界にとばされた丸太。手にしているのは〈名探偵〉のカードただ一枚だった……
- 本の長さ206ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(富士見書房)
- 発売日2003/12/1
- ISBN-104829162333
- ISBN-13978-4829162330
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(富士見書房) (2003/12/1)
- 発売日 : 2003/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 206ページ
- ISBN-10 : 4829162333
- ISBN-13 : 978-4829162330
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,489,316位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 57,518位ライトノベル (本)
- - 268,149位文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年8月7日に日本でレビュー済み
学校を辞めたその日、鷺井丸太は、『カード戦争』なるものに巻き込まれた。しかし、何の手違いか一括で大量に手に入れたカード(コンビニ景品)は、そのすべてが『名探偵』のカードだった。ためしにと、カードを一枚使ってみたものの今度は、知らない世界に飛ばされて、マルタ・サギーとして「名探偵」をすることに……。
まず気になったのは“事件を強制的に終結”する力。なんだそりゃ?と思いつつ、本を購入してみるとなるほどと納得。言葉で、説明するのは難しいのですが、とにかくそこのところは、読めばご理解いただけるかと思います。本当に“世界の法則さえ捻じ曲げて事態が解決”してしまいます。だから、マルタ・サギーは強制的な「名探偵」なのです。
カードゲームが中心に置かれていて、そのバトルでもあるのかとも思われるかもしれませんが、少なくともこの話の時点では、そんなことはありません。むしろ、カードゲームっぽくありません。ですが、カード自体は、物語の構成上とても重要な位置を占めています。とりあえす、ファンタジーで冒険もの程度に捉えておいてよいかと思います。
最初、マルタは冷めている系の主人公なのかと思っていたのですが、読み進めていく内になんだか、妙に少年らしい、主人公らしい、純粋っぽいかわいらしい一面が見られるようになってきます。推理はしない(出来ない)、捜査はしない(出来ない)、だけど、解決だけはする『名探偵』がこれからどのようになっていくのか、楽しみです。
まず気になったのは“事件を強制的に終結”する力。なんだそりゃ?と思いつつ、本を購入してみるとなるほどと納得。言葉で、説明するのは難しいのですが、とにかくそこのところは、読めばご理解いただけるかと思います。本当に“世界の法則さえ捻じ曲げて事態が解決”してしまいます。だから、マルタ・サギーは強制的な「名探偵」なのです。
カードゲームが中心に置かれていて、そのバトルでもあるのかとも思われるかもしれませんが、少なくともこの話の時点では、そんなことはありません。むしろ、カードゲームっぽくありません。ですが、カード自体は、物語の構成上とても重要な位置を占めています。とりあえす、ファンタジーで冒険もの程度に捉えておいてよいかと思います。
最初、マルタは冷めている系の主人公なのかと思っていたのですが、読み進めていく内になんだか、妙に少年らしい、主人公らしい、純粋っぽいかわいらしい一面が見られるようになってきます。推理はしない(出来ない)、捜査はしない(出来ない)、だけど、解決だけはする『名探偵』がこれからどのようになっていくのか、楽しみです。
2004年7月4日に日本でレビュー済み
カード・ゲームとファンタジーの融合として読んだほうが良いでしょう。ミステリとして読んでしまうとガッカリすると思います。面白い点は多くあるのですが、全体的にぶつ切り感があり、もう少し一貫性を持たせてもらいたかった。キャラが上手いのでシリーズとして少なからず期待しています。
2004年1月16日に日本でレビュー済み
カードゲームっぽいものがメインの道具。でも主人公・丸太も初心者だから門外漢の私でもすんなり話に入っていけました。
「名探偵」だけど推理できないとか、なんでマルタ・サギーなんて詐欺師っぽい名前なんだという疑問を解決したくて読んだけれど、そのあたりはしっかり解決しました。
(もちろん読み終わっても新たな謎はたくさん残ります。待て次回作!)
話がテンポ良く進むからあっという間に読めまーす。
「名探偵」だけど推理できないとか、なんでマルタ・サギーなんて詐欺師っぽい名前なんだという疑問を解決したくて読んだけれど、そのあたりはしっかり解決しました。
(もちろん読み終わっても新たな謎はたくさん残ります。待て次回作!)
話がテンポ良く進むからあっという間に読めまーす。