あらすじを見て「おお!ついにラノベにもギャンブル小説が!」と期待を持って読んだんですが、乗れませんでした。ギャンブルに関わる人々の心理、ギャンブルに対する哲学、勝負シーンの緊迫感、イカサマのトリックなど、僕がギャンブル小説に期待する部分がことごとくヌルいと言うかダメな感じに見えてしまって。題材としてはラノベではあんまり扱われないんで目新しさがあって良いと思うのですが…。
ミステリ的な部分に目を向けても、構成の工夫やトリックもうまく機能しているとは言い難いし、キャラクターに関しても(これは個人的な趣味の問題ですが)語り手である「清純派の高校教師・音無素子」の無責任な善意と、頭の悪さにイライラしてしまいます。
阿佐田哲也や森巣博と比較するのはさすがに見当違いとしても、「カイジ」「マルドゥック・スクランブル」など近年比較的ラノベに近い分野で大傑作が書かれているので、それらの作品と並べるとかなり分が悪い感は否めないです。
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バクト! (富士見ミステリー文庫 66-1) 文庫 – 2005/1/1
皆様見てくれ! これが博打だ!! 第四回富士見ヤングミステリー大賞作品
伝説の賭博師〈バクト〉が逮捕された。その正体は清純派の高校教師・音無素子!? しかし彼女は記憶をなくしていた——。天才高校生ギャンブラー国定兄弟が、薄幸の美人教師を救うべく異能の賭博師たちに立ち向かう!
伝説の賭博師〈バクト〉が逮捕された。その正体は清純派の高校教師・音無素子!? しかし彼女は記憶をなくしていた——。天才高校生ギャンブラー国定兄弟が、薄幸の美人教師を救うべく異能の賭博師たちに立ち向かう!
- 本の長さ302ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(富士見書房)
- 発売日2005/1/1
- ISBN-104829162864
- ISBN-13978-4829162866
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(富士見書房) (2005/1/1)
- 発売日 : 2005/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 302ページ
- ISBN-10 : 4829162864
- ISBN-13 : 978-4829162866
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年1月9日に日本でレビュー済み
ある女性教師が借金を返済するために賭け事の世界に足を踏み入れました。そして偶然にも自分が受け持つ生徒の中に、伝説の賭博師が残したとされる書物を持っているという情報を得て、その生徒の家を訪ねるところからスタートします。
キャラクターが非常にわかりやすく、話の展開の仕方などなかなか良かったと思います。特に賭博師同士の駆け引きでもある「イカサマ」を牽制する場面など、面白かったです。ただ少しだけ物足りなさを感じました。すらすらと読めるのですが、「これは…!」というような手に汗握るというような場面が無かったような気がします。もう少しだけ強く引き込んでくれるような展開が欲しかったと思います。ですが、次回作が楽しみです。なので、☆3つとさせていただきました。
キャラクターが非常にわかりやすく、話の展開の仕方などなかなか良かったと思います。特に賭博師同士の駆け引きでもある「イカサマ」を牽制する場面など、面白かったです。ただ少しだけ物足りなさを感じました。すらすらと読めるのですが、「これは…!」というような手に汗握るというような場面が無かったような気がします。もう少しだけ強く引き込んでくれるような展開が欲しかったと思います。ですが、次回作が楽しみです。なので、☆3つとさせていただきました。
2008年4月23日に日本でレビュー済み
作品の内容についてはこのページの商品の説明を読んでもらえれば、ある程度はわかると思う。
いらぬ誤解を与えかねないが私がこの作品を読んで感じたのは、ドラマ「クロサギ」にかなり近いものがあるということ。
あっちは悪い詐欺師を狩る詐欺師で、こっちはギャンブルを舞台に玄人のイカサマ師を相手に戦う伝説の二代目バクト。
主人公の性格設定も達観しており、物言いは厳しいが本質を見抜いており、
必要以上の優しさはみせないが根は優しいことが伝わってくるような人物。
ライトノベルを読んだ感想としては変な話だが、対等という言葉や本当の優しさの意味を考えさせられる一冊だった。
もちろん登場人物のキャラクターがぶれず、個性もあるので垣根の高い作品にはなっておらず読みやすかった。
必要以上に「ギャンブル」という単語に惹かれて購入するのは危険だが、
普通にライトノベルを楽しみたいという方は買ってもそれほど損はないと感じる。
いらぬ誤解を与えかねないが私がこの作品を読んで感じたのは、ドラマ「クロサギ」にかなり近いものがあるということ。
あっちは悪い詐欺師を狩る詐欺師で、こっちはギャンブルを舞台に玄人のイカサマ師を相手に戦う伝説の二代目バクト。
主人公の性格設定も達観しており、物言いは厳しいが本質を見抜いており、
必要以上の優しさはみせないが根は優しいことが伝わってくるような人物。
ライトノベルを読んだ感想としては変な話だが、対等という言葉や本当の優しさの意味を考えさせられる一冊だった。
もちろん登場人物のキャラクターがぶれず、個性もあるので垣根の高い作品にはなっておらず読みやすかった。
必要以上に「ギャンブル」という単語に惹かれて購入するのは危険だが、
普通にライトノベルを楽しみたいという方は買ってもそれほど損はないと感じる。