大震災の最中に起こる殺人事件しかも頼みの骸惚先生は居らず
いつもミスするだけの河上が探偵役を務めるという、今までとは違ったパターンの一冊
いつもどおりミステリとしては大したことないが、犯人の動機は悪くなかった
ただ動機をあれにするならば、露骨な伏線は張らないほうが震災で起こった事件という
一面を強く押し出せてよかったかもしれない
終盤の展開は人によって評価が分かれるだろうが、個人的にはやや蛇足を感じた
まあシリーズファンなら楽しめる作品だろう
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平井骸惚此中ニ有リ 其四 (富士見ミステリー文庫) 文庫 – 2005/6/10
骸惚先生は澄婦人をともなって実家に帰省していた。大正12年9月1日、強烈な地震が東京を襲った。涼と撥子を連れ、命からがら避難した河上君は避難先で二人の他殺体を発見する。生き延びるため、河上君は謎に挑む!
- 本の長さ300ページ
- 言語日本語
- 出版社富士見書房
- 発売日2005/6/10
- ISBN-104829163097
- ISBN-13978-4829163092
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登録情報
- 出版社 : 富士見書房 (2005/6/10)
- 発売日 : 2005/6/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 300ページ
- ISBN-10 : 4829163097
- ISBN-13 : 978-4829163092
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,769,173位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 23位富士見ミステリー文庫
- - 299,758位文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年6月19日に日本でレビュー済み
シリーズ最高傑作と言っても良いできだと思います。
シリーズ通した小気味好い文体は今回ももちろん健在です。
そして其四での最大の味噌は、なんと言っても大震災を持ってきたというところでしょう。
関東大震災の話を書くということは、相当大変なことだと思います。
それなりの資料を持ってかかるのは当然のことですが、
シリーズであるためミステリも絡めなければならないし、
ライトノベルであるため重くなりすぎる話にしてはならない。
しかし、前作で見事にライトノベルとミステリを絡めた田代さんは、
今作でも大震災とミステリとライトノベルを見事に融合させました。
大震災が見事に事件にからまり、恋愛要素も見事事件にからまり、
文体のおかげか話が重くなりすぎず、かといって軽くなりすぎない。
もう少しトリックにはインパクトがほしいかな、と贅沢なことも思いましたが、
犯人の動機や骸惚先生の考え方、他には恋愛だか家族愛だかの要素、パターン化されていない解決シーンなど、すごく楽しめました。
シリーズ通した小気味好い文体は今回ももちろん健在です。
そして其四での最大の味噌は、なんと言っても大震災を持ってきたというところでしょう。
関東大震災の話を書くということは、相当大変なことだと思います。
それなりの資料を持ってかかるのは当然のことですが、
シリーズであるためミステリも絡めなければならないし、
ライトノベルであるため重くなりすぎる話にしてはならない。
しかし、前作で見事にライトノベルとミステリを絡めた田代さんは、
今作でも大震災とミステリとライトノベルを見事に融合させました。
大震災が見事に事件にからまり、恋愛要素も見事事件にからまり、
文体のおかげか話が重くなりすぎず、かといって軽くなりすぎない。
もう少しトリックにはインパクトがほしいかな、と贅沢なことも思いましたが、
犯人の動機や骸惚先生の考え方、他には恋愛だか家族愛だかの要素、パターン化されていない解決シーンなど、すごく楽しめました。