12階建ての13Fの鍵を手に入れてしまった、ある高校生のラノベ
平成17年の作品なのですでに10年以上前の作品になります
荷物に入っていたのが今は無いPHSだったりするので時代を感じます
とはいえ 普通の小説みたいな複雑さをラノベでやっているのがスゴイです。
6巻目になります。
シーナ＆バケッツ中心の生活をするものの、なぜか彼女の千代子の父にとても好かれたり、
シーナが調子にのってビールを飲んでしまい、それをとがめた日菜の姉、佳奈に健一が
平手打ちをくらったり、流されているわけではないものの、うまくいかないもどかしい展開
が続きます。
そして、さいごに自分宛の宅急便の荷物はPHSで唯一残る履歴に電話をすると
衝撃の出来事のあと、会えなくなった姉蛍子につながるというあらすじです。
日菜ことシーナの飲酒事件で、シーナ＆バケッツが休止になり、姉蛍子とも連絡が取れない
塞がった環境で、たんたんと苦悩する姿がたまりません。また、最後に姉との接点が
できて、次巻につながるのも良い感じです。
冴子の存在感はあまり変わりませんが、天才芸術家の綾との関係が薄くなったので綾ファンな
人々にはなかなか厳しいモノがありますが、まさに切ない人々が集まる12F建ての13階の面々
中だるみではあるのですが、意味のある中だるみでとてもよかったです おすすめです
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