唐突な展開に翻弄されまくりの主人公の、人付き合いの苦手さがこの手の小説には良くあることですがやはりいいですね。あまりこういう小説は読んだことは無いのですが、すんなり読めます。感情移入して読める人ならこの物語はうってつけです。何度か読み返す派の人にもお勧めです。一週目では分からなかった事情が解けてすっきりします。
主人公たちが見出したニライカナイが大っぴらに表現されないのでただ読むだけでは面白くないでしょう。考えながら読む青春小説です。
葉山さんのこれまでの作品とは全く作風が違いますが、主人公の設定に「ああ、やっぱり」と。『9S』を知ってる方なら特にそう思うと思います。
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ニライカナイをさがして (富士見ミステリー文庫) 文庫 – 2005/12/10
- 本の長さ267ページ
- 言語日本語
- 出版社富士見書房
- 発売日2005/12/10
- ISBN-104829163291
- ISBN-13978-4829163290
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登録情報
- 出版社 : 富士見書房 (2005/12/10)
- 発売日 : 2005/12/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 267ページ
- ISBN-10 : 4829163291
- ISBN-13 : 978-4829163290
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,006,162位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4位富士見ミステリー文庫
- - 201,670位文庫
- カスタマーレビュー:
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2006年2月16日に日本でレビュー済み
朝、羽田空港のカフェで、拓郎は人気絶頂のアイドル・宮沢梨花に出会う。梨花の出ていたポスターを批判していた拓郎は、怒る梨花に引っ張られ、沖縄へと行く羽目に。拓郎と梨花、二人の旅が始まる…。
登場人物は必要最小限。終盤にちょっと出てくるけど、話の7割以上は、拓郎と梨花の二人だけで進行。人付き合いが苦手な拓郎と、我侭に振舞ってはいるもののどこか危なっかしさを感じさせる梨花。二人の心情が丁寧に描かれていて、沖縄の情景とあわさって綺麗な物語、という感じがする。話の筋そのものはベタっちゃあベタなんだけど、こういう物語も良いなぁ…と感じさせてくれる。
正直、終盤の展開に関しては、ちょっと唐突だなぁ…という感じ。著者の他の作品を読んでいないので、そちらの世界との関係とかそういうところもあるのかも知れないけれども、この作品のみに限定するのならここまで非日常の設定を唐突に入れる必要があったのかな? と思わざるを得なかった。そこがちょっと気になった。
とは言え、それは欠点を掘り返した形で、全体的に見れば十分に満足。
登場人物は必要最小限。終盤にちょっと出てくるけど、話の7割以上は、拓郎と梨花の二人だけで進行。人付き合いが苦手な拓郎と、我侭に振舞ってはいるもののどこか危なっかしさを感じさせる梨花。二人の心情が丁寧に描かれていて、沖縄の情景とあわさって綺麗な物語、という感じがする。話の筋そのものはベタっちゃあベタなんだけど、こういう物語も良いなぁ…と感じさせてくれる。
正直、終盤の展開に関しては、ちょっと唐突だなぁ…という感じ。著者の他の作品を読んでいないので、そちらの世界との関係とかそういうところもあるのかも知れないけれども、この作品のみに限定するのならここまで非日常の設定を唐突に入れる必要があったのかな? と思わざるを得なかった。そこがちょっと気になった。
とは言え、それは欠点を掘り返した形で、全体的に見れば十分に満足。
2006年2月4日に日本でレビュー済み
唐突に始まる非日常への旅がこの本の全てだ。
沖縄の美しさが目に浮かぶようで、今までの作者からは考えられない自然描写があり、実験作的な面も窺え、読んでいて作者がいかに沖縄に深い思い入れがあるかが伝わってた。
非日常を描くのが小説だがライトノベルと文学小説の違いは登場人物たちのリアリティだ。言うまでもなく文学小説の人物たちは常識的設定に基づいていて、読者は人物たちとの同化ができる。しかしライトノベルは人物たちや世界に『非日常』的な設定が施されていて、読者は人物たちにとっての非日常的行動を観察するしかない。そこが、ライトノベルが文学界で隅に追いやられている原因だと思う。
今作もそれに漏れず、主人公とヒロインは非日常的設定がなされ、彼らは彼らにとっての非日常を行動する。しかしそれこそがライトノベルの醍醐味だと思う。
沖縄の美しさが目に浮かぶようで、今までの作者からは考えられない自然描写があり、実験作的な面も窺え、読んでいて作者がいかに沖縄に深い思い入れがあるかが伝わってた。
非日常を描くのが小説だがライトノベルと文学小説の違いは登場人物たちのリアリティだ。言うまでもなく文学小説の人物たちは常識的設定に基づいていて、読者は人物たちとの同化ができる。しかしライトノベルは人物たちや世界に『非日常』的な設定が施されていて、読者は人物たちにとっての非日常的行動を観察するしかない。そこが、ライトノベルが文学界で隅に追いやられている原因だと思う。
今作もそれに漏れず、主人公とヒロインは非日常的設定がなされ、彼らは彼らにとっての非日常を行動する。しかしそれこそがライトノベルの醍醐味だと思う。
2005年12月31日に日本でレビュー済み
真っ当な青春小説。
話としてはよくあるタイプなんだろうけど、僕はもう感情移入しまくりで楽しむ事ができました。
主人公とヒロインの行く末に時にハラハラ、時にドキドキさせられながら、沖縄の情景を思い浮かべて夢心地な気分にさせられました。
途中、主人公の行動や言動が、やや唐突過ぎると思われるシーンもありましたが、気にならない程度でした。
何よりツンデレっぽいヒロインが最高でした。
話としてはよくあるタイプなんだろうけど、僕はもう感情移入しまくりで楽しむ事ができました。
主人公とヒロインの行く末に時にハラハラ、時にドキドキさせられながら、沖縄の情景を思い浮かべて夢心地な気分にさせられました。
途中、主人公の行動や言動が、やや唐突過ぎると思われるシーンもありましたが、気にならない程度でした。
何よりツンデレっぽいヒロインが最高でした。