麻我部中央英森学園に入学した小澤哲。
部活見学の途中、古めかしい図書館に迷い込んだ哲は、
オカルト同好会・四つ辻の会を主宰する宮守みこという少女と出会ったことで物語が動き出す。
著者の他作品も読んだ上で書くが、正直主人公がいてもいなくてもいいと感じてしまう。
確かに物語の終盤で主人公が必要なように感じる場面もなくはないが、
その行為が主人公じゃないと駄目とか、主人公が必要というものではないのだ。
そんな誰かで代わりの利くよう行為に対して、当然あまり驚きや感動もないわけで・・・。
登場人物に対して必ずしも愛がある必要はないが、少なくとも読んで愛を感じる人物の方が、
一読者としては愛着が湧くし、なにより感情移入しやすい。
物語が淡々としたテンポで進み、盛り上がりも落ち込みもないので楽しみ難い作品。
登場人物に個性をつけたから動き出す、というものでもないと感じさせる作品だった。
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セカイのスキマ (富士見ミステリー文庫) 文庫 – 2006/6/10
- 本の長さ294ページ
- 言語日本語
- 出版社富士見書房
- 発売日2006/6/10
- ISBN-104829163550
- ISBN-13978-4829163559
登録情報
- 出版社 : 富士見書房 (2006/6/10)
- 発売日 : 2006/6/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 294ページ
- ISBN-10 : 4829163550
- ISBN-13 : 978-4829163559
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年6月20日に日本でレビュー済み
高校を舞台にした、憑き物落とし+怪異退治のお話と言えばわかりやすいかと。
京極夏彦氏の所謂『京極堂』をもっと柔らかくした感じの作品です。
怪異の発生するメカニズムを、『Aが現れたからBが起きる』のではなく
『Aが起きたからBが現れた、ということになる』などの論理的説明で看破する辺りは、
まさに『憑き物落とし』と言えましょう。
最終的にはその怪異を、論理的説明で看破した後、
『発生した怪異を消滅させる』方向へと進んでいくのが見どころかと。
登場人物はそこそこにクセがあるものの、もう一声ぶっ飛んだ部分が欲しかった気がしないでもありません。
しかしこういう作品はラノベに少なかった気がするので、
個人的には歓迎したい一本でした。
京極夏彦氏の所謂『京極堂』をもっと柔らかくした感じの作品です。
怪異の発生するメカニズムを、『Aが現れたからBが起きる』のではなく
『Aが起きたからBが現れた、ということになる』などの論理的説明で看破する辺りは、
まさに『憑き物落とし』と言えましょう。
最終的にはその怪異を、論理的説明で看破した後、
『発生した怪異を消滅させる』方向へと進んでいくのが見どころかと。
登場人物はそこそこにクセがあるものの、もう一声ぶっ飛んだ部分が欲しかった気がしないでもありません。
しかしこういう作品はラノベに少なかった気がするので、
個人的には歓迎したい一本でした。