表紙に惹かれて買おうか?とお考えの方はお気をつけて下さい。
2人が同時に主人公に絡んでくる場面は一切と言っていい程ありませんし、
特に初恋の人である生徒会長は脇役に近い扱いですので、本編自体にほとんど絡んできません。
本編は、最初は鉄壁の守りのついた生徒会長さんに会いたい!という流れだったのに、
途中でそれまでの流れを完全に放り出して、ある人と敵対し、決闘という流れに唐突に変わります。
その決闘もシリアスな場面のはずなのに、唐突にご都合主義な設定が色々出てきて、非常に冷めます。
この本は結局のところ「何がしたかったんだろう?」。
この一言に尽きます。
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待ってて、藤森くん! (富士見ミステリー文庫 58-8) 文庫 – 2006/7/1
ちょうど十年後に、桜の木の下で会いましょう——
藤森里見は待っていた。思い出の場所。記憶の中にある言葉。待ち続けた里見は肺炎で倒れてしまう……。同級生より一月遅れで入学した里見は幼馴染みの少女・吉野とともに初登校するが、そこで運命の少女を発見する—
藤森里見は待っていた。思い出の場所。記憶の中にある言葉。待ち続けた里見は肺炎で倒れてしまう……。同級生より一月遅れで入学した里見は幼馴染みの少女・吉野とともに初登校するが、そこで運命の少女を発見する—
- 本の長さ245ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(富士見書房)
- 発売日2006/7/1
- ISBN-104829163585
- ISBN-13978-4829163580
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(富士見書房) (2006/7/1)
- 発売日 : 2006/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 245ページ
- ISBN-10 : 4829163585
- ISBN-13 : 978-4829163580
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年11月21日に日本でレビュー済み
藤森里見は待っていた。十年前、再会を誓った初恋の少女を、約束の日、約束の場所で、ただひたすら。
しかし少女は現れず、待ちぼうけをくらった里見は肺炎をこじらせ一ヶ月遅れで高校に入学することに。
まず注意点がいくつかあります。
この作品は著者のデビュー作ではありません、つまり新シリーズとしてある程度の計画の下に書かれているわけです。
ですから、「一巻で初恋の人と出逢って、もしくは結ばれて完結しなければならない」とか考える読者の方は全力で購入回避を勧めます。
なぜなら、一巻の段階では誰が初恋の少女か断言されていません。可能性の高い候補はいますが、確認はとれていないのです。
それなのに結ばれるわけはないのです。かなり物理的な意味でガードが厚いですし…。
一巻には個人的にみて二つの側面があって、主人公の里見の置かれた状況や弥生坂高校の不可思議な制度の説明と利用。
それから生徒会の面々の顔みせと幼馴染の吉野、同胞のアズマの人物像の掘り下げにあります。
つまり足場を固める段階で、おいそれと初恋の人候補に突貫してグダグダを避けたものと思われる。
話の終盤、里見がある人物と対決する場面があるが、これは決して無駄な場面ではないと個人的に感じている。
なぜなら自分の家族が他者に害されようと(精神的・物理的な両面で)しているのに、それでもまだ自分の初恋云々いうのに拘る主人公なら私は見下げはてますね。
戦うべき時に戦う。主人公たりえる資質を具えていたことに、私は逆に嬉しくなりましたが。
それにこの対決は生徒会長と接触する足がかりになっているので、まさに無駄ではないのです。
対決のおり、ご都合主義ともとられかねない設定が確かにあります。
私の星一つマイナスもその件のせいなのですが、設定自体は別にSFやファンタジーではないので、気にし過ぎるほどのこともないと私は思います。
二巻に注目してください! 少なくとも一巻で判断するような作品ではないです。
著者の別シリーズ、「さよならトロイメライ」が合わなかったという人はこちらを薦めます。
こちらは文体もさほど強い個性を主張しておらず、軽いタイプの三人称視点なので読みやすく私の場合は楽しめたので!
しかし少女は現れず、待ちぼうけをくらった里見は肺炎をこじらせ一ヶ月遅れで高校に入学することに。
まず注意点がいくつかあります。
この作品は著者のデビュー作ではありません、つまり新シリーズとしてある程度の計画の下に書かれているわけです。
ですから、「一巻で初恋の人と出逢って、もしくは結ばれて完結しなければならない」とか考える読者の方は全力で購入回避を勧めます。
なぜなら、一巻の段階では誰が初恋の少女か断言されていません。可能性の高い候補はいますが、確認はとれていないのです。
それなのに結ばれるわけはないのです。かなり物理的な意味でガードが厚いですし…。
一巻には個人的にみて二つの側面があって、主人公の里見の置かれた状況や弥生坂高校の不可思議な制度の説明と利用。
それから生徒会の面々の顔みせと幼馴染の吉野、同胞のアズマの人物像の掘り下げにあります。
つまり足場を固める段階で、おいそれと初恋の人候補に突貫してグダグダを避けたものと思われる。
話の終盤、里見がある人物と対決する場面があるが、これは決して無駄な場面ではないと個人的に感じている。
なぜなら自分の家族が他者に害されようと(精神的・物理的な両面で)しているのに、それでもまだ自分の初恋云々いうのに拘る主人公なら私は見下げはてますね。
戦うべき時に戦う。主人公たりえる資質を具えていたことに、私は逆に嬉しくなりましたが。
それにこの対決は生徒会長と接触する足がかりになっているので、まさに無駄ではないのです。
対決のおり、ご都合主義ともとられかねない設定が確かにあります。
私の星一つマイナスもその件のせいなのですが、設定自体は別にSFやファンタジーではないので、気にし過ぎるほどのこともないと私は思います。
二巻に注目してください! 少なくとも一巻で判断するような作品ではないです。
著者の別シリーズ、「さよならトロイメライ」が合わなかったという人はこちらを薦めます。
こちらは文体もさほど強い個性を主張しておらず、軽いタイプの三人称視点なので読みやすく私の場合は楽しめたので!