表紙のカワイコちゃんはコスプレではなくて人狼です。狼姿になった時はもふもふの、ちょっとデブったワンコにしか見えません。
100年以上生きているそうですが、まだ成獣ではないそうです。
というわけで、おこちゃま。言動も行動もおこちゃま。
それにキレまくるのが攻め。まだ高校生ですが、すでに鬼畜道をコンプリート済み。
暴力的、性には無節操。しかし家事は得意で、趣味は料理。キッチンは聖域。裁縫もプロ並み。
そんな二人が出会ったのは、受けがいきなり攻めの学校に押し掛けて来たから。しかも、もふもふの狼姿で。
そして言う。「会いたかったよ〜、赤ずきん〜〜〜(涙)!!!!」
喋る犬、いや狼。常にポーカーフェイスで鬼畜の攻めもポカーン。
仕方がないので家に連れ帰って、とりあえず話を聞いたところ、攻めは「赤ずきん」の生まれ変わりだと言う。
鬼畜サドの攻めはすげなく追い出そうとするが、涙にぐちゃぐちゃの受け(人型)に何故かグラリとくる。
可愛い……が、泣かせてやりたい……。そこで攻めは家に住まわせることの交換条件として、「夜のお仕事」を申し付けた。
鬼畜と犬、と来れば調教プレイを想像する人も多いでしょうが、これが中々純愛でした。もどかしいくらい。
攻めは、一日一回は怒鳴りちらしシメまくっても、夜にはお仕事をさせても、美味しいご飯はきっちり用意。
受けは、「お仕事なんだ!」と普通に考えればHを強要されていることに気付くはずが気付かないおバカさん。
そんな二人と、途中参加のキリスト教徒のヴァンパイアとの共同生活を送るうちに、
受けが自分を赤ずきんの生まれ変わりだから好きなのでは……?、ということにモヤモヤし始める攻めと、
徐々に赤ずきんの生まれ変わりだから、という理由ではなく、ちょっと……かなり乱暴でHだけど
優しいところもある攻めに好きになって欲しいと思い始める受け。
お互いに「好き」を意識し始めた途端にギクシャクする関係。
攻めは告白されたことはあっても自分から誰かを好きになったことがないので、何も言えないし、どうしたら良いか分からない。
受けは好きになってもらおうと一生懸命だけど、おバカなので空回りの連発。しかも恥ずかしくて「好き」と言えない。
ああ、もうもどかしい!!!!! でも、そんな二人がとても可愛いです。
お互いにお互いが相手のことを「かわいい」と思ってることに気付かないのも可愛い。でも、もどかしい!!!!
そんな時、些細なことからケンカをしてしまい、「出て行け!」と言われた受けは本当に家を飛び出してしまった……。
ポイントは、タイトルではなくて、サブタイトルの「〜愛はひと盛り365円〜」です。
これがタイトルでも良かったのに。このサブタイトルに込められたエピソードに、コメディ小説のはずが泣いてしまった。
文章としては上手いとは言えない作家さんですが、掴みどころを心得ているなあと思いました。買って良かったです。
ただ、星を4つにしたのは、ちょっと全体としてダラダラ感があったためです。
もどかしい二人は可愛いけれども、繰り返される日常のやりとりなど、省けるところを省いた方が
もっとテンポ良く、うまく纏まったんじゃないかなあと思いました。
でも、鬼畜まっしぐらの攻めの初恋のオロオロ(でも無表情)はすごく良かったです。
人外ファンタジーが苦手でない方にはオススメです。
¥5,359¥5,359 税込
配送料 ¥250 6月14日-15日にお届け
発送元: おもちゃ鑑定団 (Toys & Books) 販売者: おもちゃ鑑定団 (Toys & Books)
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紅月は恋の始まり: 愛はひと盛り365円 (プラチナ文庫) 文庫 – 2007/8/1
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購入オプションとあわせ買い
優等生だが「中身は極道」な木葉は、突然現れた狼男・牙狼にも容赦がなかった。一宿一飯の恩義は「脱げ、身体で払え」とむっちりお尻をなで回し、思う存分貪った。だが牙狼は押し倒されてもめげない、超のつくおバカちゃん。余計なお手伝いで床を水浸しにし、レンジを爆破させる。許してぇと耳垂れ、尻尾が股に入っちゃった彼に、なぜか愛おしさを感じたが、元カノの生まれ変わりと言われるのは、凄く腹が立った。俺をもっとちゃんと見ろッと、お仕置きにも力が入ってしまい...!?
- 本の長さ261ページ
- 言語日本語
- 出版社プランタン出版
- 発売日2007/8/1
- ISBN-104829623748
- ISBN-13978-4829623749
登録情報
- 出版社 : プランタン出版 (2007/8/1)
- 発売日 : 2007/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 261ページ
- ISBN-10 : 4829623748
- ISBN-13 : 978-4829623749
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,441,485位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 19,016位ボーイズラブノベルス (本)
- - 349,666位文庫
- - 511,751位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年8月24日に日本でレビュー済み
私はすごくツボにはまったので好きな話です。鬼畜高校生・木葉とバカで駄目っ子な狼男・牙狼とのラブコメです。
牙狼がとにかくかわいかったです。とても素直ないい子です。狼男なので寿命も長く、100年以上生きているのですが、子供っぽいです。そして見事なまでに何もできない。いや、唯一できることは木葉の欲望を満たすことというわけで、人間界で木葉の家でお世話になる引き換えとしてエッチすることになってしまいます。
人外がでてくることもあり、とんでも設定もありますが、コメディーだと思えば受け入れられる範囲だと思います。
私は、淡々と進む話が苦手で、そういう話だと読み飛ばしてラストだけ先に見てしまったりすることがあるのですが、この話はテンポよく進むし、いろんな出来事が起きるので途中読み飛ばすことなく読めました。飽きません。
挿絵は櫻井しゅしゅしゅさんです。おもしろい漫画を描くというイメージがある人なので、きれいな挿絵ながらもすごく小説にあっていいると感じました。
コメディーも嫌いでなく、表紙の牙狼の耳&しっぽがかわいいと思えた人ならきっとツボにはまるはず。ちょっと評価甘いかな〜と思いつつも牙狼のかわいさと挿絵のぴったり度のため星5つにしました。
牙狼がとにかくかわいかったです。とても素直ないい子です。狼男なので寿命も長く、100年以上生きているのですが、子供っぽいです。そして見事なまでに何もできない。いや、唯一できることは木葉の欲望を満たすことというわけで、人間界で木葉の家でお世話になる引き換えとしてエッチすることになってしまいます。
人外がでてくることもあり、とんでも設定もありますが、コメディーだと思えば受け入れられる範囲だと思います。
私は、淡々と進む話が苦手で、そういう話だと読み飛ばしてラストだけ先に見てしまったりすることがあるのですが、この話はテンポよく進むし、いろんな出来事が起きるので途中読み飛ばすことなく読めました。飽きません。
挿絵は櫻井しゅしゅしゅさんです。おもしろい漫画を描くというイメージがある人なので、きれいな挿絵ながらもすごく小説にあっていいると感じました。
コメディーも嫌いでなく、表紙の牙狼の耳&しっぽがかわいいと思えた人ならきっとツボにはまるはず。ちょっと評価甘いかな〜と思いつつも牙狼のかわいさと挿絵のぴったり度のため星5つにしました。