くりくりとしたかわいらしいキャラクターたちに惹かれて購入しましたが、読んでみてビックリ。
とある地方都市に住まう女の子、アキタちゃん・コマチちゃん・アサヒちゃんの3人の日々の生活の中で起こる、ちょっと不思議なできごとを描いた作品で、
舞台となる某県は豊かな自然や文明の利器、日本的な文化や欧米の風景がごちゃまぜになったまさに「なんでもあり」の世界です。
ゲームを買いに行った・フリマに参加した・お祭りに行った・・・というきわめて日常的な話の間に、
つのに虫歯ができた・朝起きたら体が機械になっていた・宇宙人に遭遇した・・・という非日常的な話を組み込みつつも、
そもそもベースとなっている「某県の日常」というのがいわゆる普通の「日常」ではなく、ちょっとズレた「日常」である、というところが
この作品の持つ独特の「味」になっているのではないでしょうか。
一つ目マスクをかぶった珍妙なスタイルの清水部長、気さくな通りすがりのゾンビさん、恐怖の紅翁など、ユニークな脇役も充実していて、
タイトル通り「ゴシック」を意識したアキタちゃんたちのかわいらしい衣装もまた魅力的です。
そのほか作者・器械氏の趣味が強く反映されていると思われるアキタちゃんの洋ゲーやホラー映画好き、グミへのヘンなこだわりなどもきちんと作品の中に取り込まれ、
その面白さにつながっていると思います。
個人的に好きなのは近代化の波きたるアキタちゃん機械化のエピソード。何とも言えない不思議な余韻を残すラストが印象的です。
普通の日常ものとは一味違った作品を読んでみたい方にオススメの一冊。
2巻、3巻と続いてほしい、好きな作品です。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
アキタランド・ゴシック (1) (まんがタイムKRコミックス) コミック – 2012/3/27
器械
(著)
ここは北国のとある県。日照時間の少なさとは対照的に、前向きで変わった県民が生活しておりました。
ツノの生えた女の子・アキタもその一人。持ち前の理屈っぽさと、子供ならではのポジティブ性で、今日も楽しく過ごしています。
そんなアキタの毎日は、友だちとの交流でますます鮮やかに。
ちょっと不思議な旧友・アサヒ、まだ北国の暮らしに慣れていない都会っ子のコマチ。
そしてアキタの姉にしてガールスカウトの……あれ、名前はなんだっけ?
ともあれゾンビも思わず微笑む、元気で無邪気な子供たちです。
なんだか疲れちゃったとき、憂鬱な気分になったとき……この本を開いてくださいな。
きっと明日が楽しみになりますよ。
ツノの生えた女の子・アキタもその一人。持ち前の理屈っぽさと、子供ならではのポジティブ性で、今日も楽しく過ごしています。
そんなアキタの毎日は、友だちとの交流でますます鮮やかに。
ちょっと不思議な旧友・アサヒ、まだ北国の暮らしに慣れていない都会っ子のコマチ。
そしてアキタの姉にしてガールスカウトの……あれ、名前はなんだっけ?
ともあれゾンビも思わず微笑む、元気で無邪気な子供たちです。
なんだか疲れちゃったとき、憂鬱な気分になったとき……この本を開いてくださいな。
きっと明日が楽しみになりますよ。
- 本の長さ120ページ
- 言語日本語
- 出版社芳文社
- 発売日2012/3/27
- ISBN-10483224132X
- ISBN-13978-4832241329
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 芳文社 (2012/3/27)
- 発売日 : 2012/3/27
- 言語 : 日本語
- コミック : 120ページ
- ISBN-10 : 483224132X
- ISBN-13 : 978-4832241329
- Amazon 売れ筋ランキング: - 371,758位コミック
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
137グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2012年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2012年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
……と、わざわざ断るまでもないとは思いますが(^^;。
ちまたでは萌え4コマ漫画誌として有名な『きらら』系各誌ですが、中には『萌え』路線からは明らかに外れている作品が少なからず混在しています。
この『アキタランド・ゴシック』もそんな『ハズシの名作(?)』の1つだったりします。第1話からして、主人公の頭になぜかツノ。しかも、なぜツノが生えているのか、何の解説もありません。悪魔とか人外というわけでもありません。どうやら、この県ではツノのある人間とない人間がいるらしい(ボアザン星人?)。で、それがごく当たり前らしい。
他にも、お盆とか、クリスマスとか、おなじみのイベントがどこか微妙に違ってたり、ゾンビが普通に町中を歩いていたりと、何かがおかしい。
もはや、説明、解説を求めるのも野暮というか、「つべこべ言わずに、黙って食え」というか、こういう世界なんだと納得するしかありません。
『ファンタジー』というのともちょっと違う、『非日常の日常マンガ』といったところなんでしょうが、その非日常の中に、「全身機械化」とか「UFO出現」とか、輪をかけて超常な事件が起きるもんだから、何とも不思議な世界が垣間見えます。
主人公、アキタちゃんも、なかなか魅力的です。決して美少女タイプではなく(見ようによっては、ゴスロリ、人外美少女?)、普段やる気が感じられないくせに、妙にヲタク趣味というか、ゲームやB級映画に目がなくて、理屈っぽくて蘊蓄たれ。そばにいるとイラッと来そうなタイプですが、なぜか憎めない、愛すべき「お生意気さん」です。
あえて例えれば、『ムーミン』に出てくるミイを、可愛く&気だるくしたような感じ?(そう言えば、変な住民や生物が数多く闊歩するところも、ちょっと「ムーミン谷」っぽいかも)
で、出番はやや少ないですが、お姉ちゃんが打って変わってハイテンションだったり。
コントラストのくっきりした、影絵か切り絵を思わせる絵柄も、作風とぴったりマッチしています。カラーページも、カラーなのになぜかモノトーン調。
唯一、カバーイラストに、本作の売りである「変なキャラ」が全然描かれていないのがちょっと残念。
テキストではなかなか本作の魅力を伝えづらい、つか、解説不能(レビュー放棄?)ですが、まあ、いっぺん手に取ってみてください。
ページを開いた瞬間、あなたの目と意識は現実を離れ、不可思議な他県に迷い込んでいくことでしょう……。
ちまたでは萌え4コマ漫画誌として有名な『きらら』系各誌ですが、中には『萌え』路線からは明らかに外れている作品が少なからず混在しています。
この『アキタランド・ゴシック』もそんな『ハズシの名作(?)』の1つだったりします。第1話からして、主人公の頭になぜかツノ。しかも、なぜツノが生えているのか、何の解説もありません。悪魔とか人外というわけでもありません。どうやら、この県ではツノのある人間とない人間がいるらしい(ボアザン星人?)。で、それがごく当たり前らしい。
他にも、お盆とか、クリスマスとか、おなじみのイベントがどこか微妙に違ってたり、ゾンビが普通に町中を歩いていたりと、何かがおかしい。
もはや、説明、解説を求めるのも野暮というか、「つべこべ言わずに、黙って食え」というか、こういう世界なんだと納得するしかありません。
『ファンタジー』というのともちょっと違う、『非日常の日常マンガ』といったところなんでしょうが、その非日常の中に、「全身機械化」とか「UFO出現」とか、輪をかけて超常な事件が起きるもんだから、何とも不思議な世界が垣間見えます。
主人公、アキタちゃんも、なかなか魅力的です。決して美少女タイプではなく(見ようによっては、ゴスロリ、人外美少女?)、普段やる気が感じられないくせに、妙にヲタク趣味というか、ゲームやB級映画に目がなくて、理屈っぽくて蘊蓄たれ。そばにいるとイラッと来そうなタイプですが、なぜか憎めない、愛すべき「お生意気さん」です。
あえて例えれば、『ムーミン』に出てくるミイを、可愛く&気だるくしたような感じ?(そう言えば、変な住民や生物が数多く闊歩するところも、ちょっと「ムーミン谷」っぽいかも)
で、出番はやや少ないですが、お姉ちゃんが打って変わってハイテンションだったり。
コントラストのくっきりした、影絵か切り絵を思わせる絵柄も、作風とぴったりマッチしています。カラーページも、カラーなのになぜかモノトーン調。
唯一、カバーイラストに、本作の売りである「変なキャラ」が全然描かれていないのがちょっと残念。
テキストではなかなか本作の魅力を伝えづらい、つか、解説不能(レビュー放棄?)ですが、まあ、いっぺん手に取ってみてください。
ページを開いた瞬間、あなたの目と意識は現実を離れ、不可思議な他県に迷い込んでいくことでしょう……。
2013年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なぜか角が生えている主人公アキタとアキタを溺愛するアサヒと
突っ込み役コマチ。1話目はアキタの角虫歯の話から始まります。
何で角が?とかコマチとアサヒ、アキタの出会いは?とかそういう
のはまったくなく、UFOだったり、ゾンビ仮装だったり、雪祭りだったり
盆踊りだったりとちょっと不思議な日常を送る姿が描かれています。
これだけ聴くと"??"という感じになるかと思いますが、この作品、
世界観の奇妙さに引き込まれます(オカルトとかそういう類ではないのですが)。
残念ながら2巻で完結なのですが、まずはこの1巻を読んでみて
その世界観が気に入れば2巻は買って損はありませんよー。
突っ込み役コマチ。1話目はアキタの角虫歯の話から始まります。
何で角が?とかコマチとアサヒ、アキタの出会いは?とかそういう
のはまったくなく、UFOだったり、ゾンビ仮装だったり、雪祭りだったり
盆踊りだったりとちょっと不思議な日常を送る姿が描かれています。
これだけ聴くと"??"という感じになるかと思いますが、この作品、
世界観の奇妙さに引き込まれます(オカルトとかそういう類ではないのですが)。
残念ながら2巻で完結なのですが、まずはこの1巻を読んでみて
その世界観が気に入れば2巻は買って損はありませんよー。
2012年3月27日に日本でレビュー済み
表紙の絵柄が好みだったので購入しました。
タイトルにアキタとあるので、秋田県ご当地4コマ漫画かとちょっと思ってたのですが、全然違いました。
アキタは主人公の女の子の名前でした。
ちなみに主人公のアキタの家族は、アキタも含め何故か全員つのが生えています。
つのは歯と同じく、虫歯のように“つの虫歯”というのになったりします。
他の主要キャラは、読者にもっとも近い感覚を持つと思われる、常識人のコマチ。
アキタの事が大好きなアサヒ。
それに名前は不明の(私が見落としたのかな?)アキタの姉です。
他にもゾンビや宇宙人など人外が登場します。
舞台はどこかの県というふうに表現されています。
現実離れした事がしょっちゅう起こります。
私は正直、SFやファンタジー色の強い漫画は好まないのですが、この漫画の場合はどこかずれた空間というふうに捉えたので、楽しむ事が出来ました。
いろいろ奇想天外な事も起こりつつ、普通な日常にも見えるところが、この作品の面白いところ。
私は序盤では設定がよく分からず、少々読みにくさを感じたのですが、後半は慣れてきました。
大笑いする作品ではないと思います。
不思議な女の子たちの、どこかずれた世界の日常を楽しむ漫画です。
星一つマイナスにしたのは、やはり私の趣向に合致していない点。
これはあくまで私の問題なので、もっと広くのジャンルを楽しめる方なら、満点でも問題無いかと。
キャラも世界観も不思議な作品ですが、最近多い日常系(ある意味非日常ですが)が好みの方で、表紙の絵柄が気に入ったのなら、お勧めできます。
私はあと何回か読み返して、2巻以降の購入を検討したいと思います。
タイトルにアキタとあるので、秋田県ご当地4コマ漫画かとちょっと思ってたのですが、全然違いました。
アキタは主人公の女の子の名前でした。
ちなみに主人公のアキタの家族は、アキタも含め何故か全員つのが生えています。
つのは歯と同じく、虫歯のように“つの虫歯”というのになったりします。
他の主要キャラは、読者にもっとも近い感覚を持つと思われる、常識人のコマチ。
アキタの事が大好きなアサヒ。
それに名前は不明の(私が見落としたのかな?)アキタの姉です。
他にもゾンビや宇宙人など人外が登場します。
舞台はどこかの県というふうに表現されています。
現実離れした事がしょっちゅう起こります。
私は正直、SFやファンタジー色の強い漫画は好まないのですが、この漫画の場合はどこかずれた空間というふうに捉えたので、楽しむ事が出来ました。
いろいろ奇想天外な事も起こりつつ、普通な日常にも見えるところが、この作品の面白いところ。
私は序盤では設定がよく分からず、少々読みにくさを感じたのですが、後半は慣れてきました。
大笑いする作品ではないと思います。
不思議な女の子たちの、どこかずれた世界の日常を楽しむ漫画です。
星一つマイナスにしたのは、やはり私の趣向に合致していない点。
これはあくまで私の問題なので、もっと広くのジャンルを楽しめる方なら、満点でも問題無いかと。
キャラも世界観も不思議な作品ですが、最近多い日常系(ある意味非日常ですが)が好みの方で、表紙の絵柄が気に入ったのなら、お勧めできます。
私はあと何回か読み返して、2巻以降の購入を検討したいと思います。
2015年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2巻とも読みました。子供の頃こんなこと考えてたなぁ、と架空の思い出が再生されかけ、もっとアキタランドに浸っていたいと思わされてしまいました。4コマというのはけっこうそうだと思うのですが、これも無限に読み続けていたい種類のマンガでした。一家に一冊アキタランドな未来が来てほしい。
2013年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こちらの作品は、紙でも買っていますが、電子版の方が持ち運びしやすいので、こっちでも購入しました。残念ながら2巻で終了してしまいましたが、よい作品だとお思います。
2012年8月16日に日本でレビュー済み
アキタなのにゴシック?と買う前は思っていたのですが、本当にゴシックでした。
ゴシック系の世界観が大好きなのでとても面白かったです。
背景の書き込みなども丁寧で、話自体も気に入りました。
アキタちゃん中心に表紙の三人と、ときどきアキタちゃん姉の四人の日常や非日常が描かれています。
ゾンビの出現率も高いです(笑)
ゴシック系の世界観が大好きなのでとても面白かったです。
背景の書き込みなども丁寧で、話自体も気に入りました。
アキタちゃん中心に表紙の三人と、ときどきアキタちゃん姉の四人の日常や非日常が描かれています。
ゾンビの出現率も高いです(笑)