等身大の”おんなのこ”の日常を描いた、長月みそか渾身の「少女」漫画、第2巻。
1巻目では12歳ぐらいだった双子も、2巻目にしてもう14歳に……。表紙も前より確かに大人びて見えます。
女の子の成長は早い……。
可愛くてほにゃほにゃな絵柄は相変わらずですので、安心して読めます。
しかし年頃の少女たちに悩みは付き物。恋の話、友達との付き合い方、大好きなお兄ちゃんとの距離感……(笑)
どれも些細なことながら、おんなのこには大事なことばかり。妖精のような少女たちも、こうして大人になっていくのだなあと、感慨にふけってしまいます。
ただこの巻で一番目立っていたのは、大人の女性である桐生さん。未熟な少女たちと、成熟な女性との対比が上手く表現されているコマがあり、ちょっと感心しました。
3巻目には、可愛い双子も高校生くらいになってしまうのでしょうか……?寂しくもあり、楽しみでもありますね。
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少女素数 (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) コミック – 2010/11/12
長月 みそか
(著)
仲良しの双子・あんずとすみれは今日も楽しく笑顔がいっぱいの毎日。大好きなお兄ちゃんとも一緒にいれるし、新しい友達も出来たりして…♪ 14歳・中学生。明るくて可愛くて、そしてとてつもない輝きときらめきを持った少女たちの「今」を描く物語、待望の2巻登場です!!
- 本の長さ178ページ
- 言語日本語
- 出版社芳文社
- 発売日2010/11/12
- ISBN-104832279580
- ISBN-13978-4832279582
登録情報
- 出版社 : 芳文社 (2010/11/12)
- 発売日 : 2010/11/12
- 言語 : 日本語
- コミック : 178ページ
- ISBN-10 : 4832279580
- ISBN-13 : 978-4832279582
- カスタマーレビュー:
著者について
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2003年「あでい・いんざ・らいふ」シリーズでデビュー。
2005年「HR~ほーむ・るーむ」、2009年「少女素数」と主に中高生の青春群像や少女性に主題をおいた作品を描く。
2010年「のぞむのぞみ」では性転換ファンタジーで思春期の性のゆらぎを描いたほか、小説挿絵などでも活動。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『HRほ〜むる〜む』で私の心を見事に打ち抜いてくれた長月みそかが『少女性の追求」をテーマに描いたマンガの第2巻。
長月みそかはロリータH系のマンガも描いていますが、この『少女素数』にはロリータHな要素はまったくありません。
というより、あえて『性的』なものを極力排除して、ローティーンの少女が持つ妖精的な部分(妖精は多分に悪戯好きでもありますが)を純粋培養して作られた作品なんですよね。
だからでしょうか、この作品には悪意を持った女の子が一人も登場しません。
そういう意味では現実的な物語ではありませんが、だからといってその部分をもってこの作品を非難するのは大間違いです。
だってこれはあくまでも『フェアリー・テール』なのだから。
とはいえ、私個人的には桐生さんのファンなんですけれどね。
長月みそかはロリータH系のマンガも描いていますが、この『少女素数』にはロリータHな要素はまったくありません。
というより、あえて『性的』なものを極力排除して、ローティーンの少女が持つ妖精的な部分(妖精は多分に悪戯好きでもありますが)を純粋培養して作られた作品なんですよね。
だからでしょうか、この作品には悪意を持った女の子が一人も登場しません。
そういう意味では現実的な物語ではありませんが、だからといってその部分をもってこの作品を非難するのは大間違いです。
だってこれはあくまでも『フェアリー・テール』なのだから。
とはいえ、私個人的には桐生さんのファンなんですけれどね。
2020年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
白が基調のこの作品ですが、お話もそうですがなんだか白っぽいような透明な印象があります。
ひねくれていない純真な印象なのでしょうか?
全体的には優しい作品。
特に大きな事件といような大きな事件、そして何か目的に向かって突き進むような話ではなくて淡々と日常の小さな事件で話が進む日常系の漫画です。
肩の力を抜いて読める漫画です。
ひねくれていない純真な印象なのでしょうか?
全体的には優しい作品。
特に大きな事件といような大きな事件、そして何か目的に向かって突き進むような話ではなくて淡々と日常の小さな事件で話が進む日常系の漫画です。
肩の力を抜いて読める漫画です。
2010年11月22日に日本でレビュー済み
読むまでは、まったりほのぼの、百合系、
そんな印象を持っていましたが、実際はそうではありませんでした。
14歳という非常に繊細な時期の、少年少女の心の機微を描いており、
作中にも何度か出ますが、酸味の強い『苺』のような作品でした。
パジャマパーティーでガールズトークに花を咲かせる甘さよりも、
同級生との触れ合いを通じて、世渡りを身につける、酸っぱさが強め。
そうした少女特有の酸味は
どこか恩田陸さんの作品を思わせます。
自分は甘党のため、少々苦手なタイプの作品なのですが、
避けずにちゃんと読みたい、そう思う作品でした。
そんな印象を持っていましたが、実際はそうではありませんでした。
14歳という非常に繊細な時期の、少年少女の心の機微を描いており、
作中にも何度か出ますが、酸味の強い『苺』のような作品でした。
パジャマパーティーでガールズトークに花を咲かせる甘さよりも、
同級生との触れ合いを通じて、世渡りを身につける、酸っぱさが強め。
そうした少女特有の酸味は
どこか恩田陸さんの作品を思わせます。
自分は甘党のため、少々苦手なタイプの作品なのですが、
避けずにちゃんと読みたい、そう思う作品でした。