まずは一言。
このミニサイズ読みづらい(泣)
この本と出合ったのがちょうど今市子作品を読み始めたときで、
『百鬼夜行抄』(ミニ)とどっちが先だったかな?
ま、今さんを知った作品であることは間違いないです。
だからこそ読みづらかった。すごく内容が凝縮されているように感じて。(←もちろん良い意味で)
今さんは、作中の言葉の多さがいいんですよ。流れるように話が進むのがいいんですよ。
でも慣れは必要でした(汗)
内容は「ミラクル」ヒューマンドラマ。
施設育ちで両親の顔も知らない春日が、5人の「あしながおじさん」を探すお話です。
皆いろいろと事情を抱えています。そのことに一番振り回されるのが主人公の春日です。
ハッピーエンド、かな。
私は、春日って愛されているなと感じました。
家族について、春日を通して考えさせられた作品でした。
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あしながおじさん達の行方 (花音コミックスミニ) コミック – 2005/12/27
今 市子
(著)
- 本の長さ387ページ
- 言語日本語
- 出版社芳文社
- 発売日2005/12/27
- ISBN-104832283766
- ISBN-13978-4832283763
登録情報
- 出版社 : 芳文社 (2005/12/27)
- 発売日 : 2005/12/27
- 言語 : 日本語
- コミック : 387ページ
- ISBN-10 : 4832283766
- ISBN-13 : 978-4832283763
- Amazon 売れ筋ランキング: - 25,991位ボーイズラブコミックス
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年3月28日に日本でレビュー済み
1998年から2000年にかけて花音に連載された11話と書き下ろし掌編3つが収められています。
今市子先生の作品は「百鬼夜行抄」や「鏡花あやかし秘帖」から入ったので、最初はBLものに抵抗がありました。が、先生の作品はあまりBL色が強くなく、コミカルでおもしろくて内容も濃いのですんなり入っていけます。この作品もBLジャンルに分類されるとかえって損をしているような気が。
養護施設で育った春日には、学費を援助してくれる”あしながおじさん”がいました。彼が施設を出てからその”あしながおじさん”を探す過程で、彼らが1人ではなく5名だったこと、それぞれの関係がだんだんとわかってきて、春日自身の出生も明らかになっていきます。
ミステリ的な要素もあり、また、いつもの通り個性豊かな人物揃いで、先が気になってどんどん続きを読んでしまいます。先のお楽しみに無理やり途中で止めるのがひと苦労でした(笑)。
傑作だった「大人の問題」と感じがよく似ています。テーマは家族で、血のつながりとは何か、たとえ血のつながりがなくても大切なのは愛情というメッセージが強く伝わってきます。10年以上前の作品ですが、今読んでも少しも古びていなくてとてもすぐれた作品だと思います。
今市子先生の作品は「百鬼夜行抄」や「鏡花あやかし秘帖」から入ったので、最初はBLものに抵抗がありました。が、先生の作品はあまりBL色が強くなく、コミカルでおもしろくて内容も濃いのですんなり入っていけます。この作品もBLジャンルに分類されるとかえって損をしているような気が。
養護施設で育った春日には、学費を援助してくれる”あしながおじさん”がいました。彼が施設を出てからその”あしながおじさん”を探す過程で、彼らが1人ではなく5名だったこと、それぞれの関係がだんだんとわかってきて、春日自身の出生も明らかになっていきます。
ミステリ的な要素もあり、また、いつもの通り個性豊かな人物揃いで、先が気になってどんどん続きを読んでしまいます。先のお楽しみに無理やり途中で止めるのがひと苦労でした(笑)。
傑作だった「大人の問題」と感じがよく似ています。テーマは家族で、血のつながりとは何か、たとえ血のつながりがなくても大切なのは愛情というメッセージが強く伝わってきます。10年以上前の作品ですが、今読んでも少しも古びていなくてとてもすぐれた作品だと思います。
2009年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実は最初一気に読んだ時は、全く把握しきれず???のまま本を閉じてしまった。なんだかギャグが面白ろすぎて肝心の「あしながおじさん達を探す」という主人公・春日の懸命な努力が時に薄らぎもしたが、改めて2回目に腰を据えて読んだ時は「こりゃ人間関係図を作らなきゃ解からなくなるわ」と思ってしまった。登場人物が多いのと呼び名がそれぞれ違うので、誰のことを言っているのか解からなくなるのである。それくらい話はややこしいうえに面白い。話をギュウギュウ詰めにするあたりは今んらしいと言えるのでしょうが。それでも、前半は割りとスムーズに理解できるが、大詰めになってくるとサイコーに悩まされた。キャラクターの魅力がたっぷりでゲイもBLもなんでもありなのだが、推理小説を紐解くようで、読み甲斐があるので是非、読んでいただきたいと思う。
2016年11月9日に日本でレビュー済み
今市子の作品はたくさん読んだが、これは中でも出色の出来と思う。1人1人の人物がよく描かれていて、リアリティがある。
推理ものとしても面白いが、これはやはり人間ドラマだろう。同性愛の人々も出てくるが、それは普通にこの世界の一部という感じ。
親子・家族・・・確かに大事なものだが、とらわれてはいけない。
推理ものとしても面白いが、これはやはり人間ドラマだろう。同性愛の人々も出てくるが、それは普通にこの世界の一部という感じ。
親子・家族・・・確かに大事なものだが、とらわれてはいけない。
2005年12月27日に日本でレビュー済み
主人公、春日は施設で育った男の子。
中学を卒業すると同時に施設を出て、今まで匿名で金銭的支援や手紙で励ましてくれていた、あしながおじさんを探し始めます。
しかしそのあしながおじさんは実在せず、5人の人物が1人の人になりすまして支援してくれていたことがわかります。
そのうちの1人目、夏海はすぐに見付かったものの、他の4人については謎のまま。
春日は(色々とあって)夏海の部屋に住むことになります。
そして、夏海が好きで転がり込んできた同い年の恭兵と、あしながおじさん達の謎を解いていくことにします。
あしながおじさん5人を探すうちに、その5人の繋がり、その5人と春日の関係、春日に秘められた過去、春日の母親の正体が、どんでん返しをまたどんでん返して…というような感じでクリアになっていきます。
皆それぞれに暗い過去があって、結構暗く重い話なのですが、コミカルに描いてあります。
ボーイズラブではあるのですが、どっちかというと人情物語です。
謎から謎が生まれるところや、1人の人からどんどん関わるがある人が出てくるところ、伏線がかなり張っていて最後までそれが続いているところなんかは、そすが今市子氏!!という感じです。
読み終わった後は、心がじんわりするところも○。
今市子作品のなかで、一番好きな話です。
中学を卒業すると同時に施設を出て、今まで匿名で金銭的支援や手紙で励ましてくれていた、あしながおじさんを探し始めます。
しかしそのあしながおじさんは実在せず、5人の人物が1人の人になりすまして支援してくれていたことがわかります。
そのうちの1人目、夏海はすぐに見付かったものの、他の4人については謎のまま。
春日は(色々とあって)夏海の部屋に住むことになります。
そして、夏海が好きで転がり込んできた同い年の恭兵と、あしながおじさん達の謎を解いていくことにします。
あしながおじさん5人を探すうちに、その5人の繋がり、その5人と春日の関係、春日に秘められた過去、春日の母親の正体が、どんでん返しをまたどんでん返して…というような感じでクリアになっていきます。
皆それぞれに暗い過去があって、結構暗く重い話なのですが、コミカルに描いてあります。
ボーイズラブではあるのですが、どっちかというと人情物語です。
謎から謎が生まれるところや、1人の人からどんどん関わるがある人が出てくるところ、伏線がかなり張っていて最後までそれが続いているところなんかは、そすが今市子氏!!という感じです。
読み終わった後は、心がじんわりするところも○。
今市子作品のなかで、一番好きな話です。
2006年3月9日に日本でレビュー済み
「百鬼夜行〜」が好きなのですが、また雰囲気が全く違っていて面白かったです。
ファンタジーでもなく、完全に現代のBL(?)の話です。
肩の力の抜けたドタバタが楽しめます。
ファンタジーでもなく、完全に現代のBL(?)の話です。
肩の力の抜けたドタバタが楽しめます。
2006年8月20日に日本でレビュー済み
主人公、春日は施設育ち。でも彼にはあしながおじさんがいた。毎月来るその手紙がうれしかったのは子供の頃まで。高校生になった彼は無償の親切に不信感を持ち始め、あしながおじさんの行方を捜そうとする。
浮かび上がったのは、五人の人物。すべての人間が何らかの形で春日に関係し、彼に負い目を感じているらしい。
その中の一人であり、手紙を書いていた人物でもある夏海と同居することになった春日だが……。
ごめんなさい、とてもじゃないけど全部説明はできない。
ボーイズ……かどうかはよくわかりません。どちらかといえば謎が解けていく過程がメイン?
私は好きですが、ついていくのがいやになる人はいると思う。絶対いい、と薦めることは、残念ながらできません。
ただ、その過程で現れるさまざまな人間模様はすごくいい。
あと、静さん。ものすごくいい味出してます。ラストは感動。
浮かび上がったのは、五人の人物。すべての人間が何らかの形で春日に関係し、彼に負い目を感じているらしい。
その中の一人であり、手紙を書いていた人物でもある夏海と同居することになった春日だが……。
ごめんなさい、とてもじゃないけど全部説明はできない。
ボーイズ……かどうかはよくわかりません。どちらかといえば謎が解けていく過程がメイン?
私は好きですが、ついていくのがいやになる人はいると思う。絶対いい、と薦めることは、残念ながらできません。
ただ、その過程で現れるさまざまな人間模様はすごくいい。
あと、静さん。ものすごくいい味出してます。ラストは感動。