短編集(…というか…)。表題作ほか6編。
『Nobody Knows』なんてタイトル、まぁどんな隠微なお話だろうと思っていたらっっっ。
表題作『Nobody Knows』はアンドロイドのメンテをする訳有りな二人の、せつな系のお話。ええ、とてもよかったです。
二つ目の話『Everybody Knows』はガラリと雰囲気が変わって、片思いの男のために"穴"を開発する明るくてかわいい話。
ここまでならば、まあ普通のBL漫画なんですが、ここからがちょっと違っていました。
次の話『愛と現実の狭間に』は、S風味のロシア系カメ(攻)と裏筋太郎(受)の日本昔話風の話。これが結構とんでもなくって、かなりぶっ飛んでます。
そしてそのノリのまま『樋野山修一の教育実習』へなだれ込み、なんと全部の世界が繋がってしまいます。種族もジャンルも超越した、とアオリ文句にある通り。
せつない所もあるけどシリアス一辺倒でなく、突き抜けたギャグもあるのに純情で、想像とは全然!!違ってたけどすごく楽しめました。面白かった。
なんとなく森脇真末味を彷彿させる、筆圧高そうな少しラフなタッチも素敵です。
せつな系『Nobody Knows』には続きもあるそうなので、今後も楽しみです〜!
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Nobody Knows (花音コミックス) コミック – 2007/3/29
SHOOWA
(著)
人形メンテナンスの仕事をするモドルは同僚ススムの丁寧な仕事ぶりに憧れていた。 二人きりの工房でススムがつぶやいたひと言は…。他描き下ろし作をプラスした業界注目♥SHOOWA初のBLカラフルラブ傑作集。
- 言語日本語
- 出版社芳文社
- 発売日2007/3/29
- ISBN-104832284525
- ISBN-13978-4832284524
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登録情報
- 出版社 : 芳文社 (2007/3/29)
- 発売日 : 2007/3/29
- 言語 : 日本語
- ISBN-10 : 4832284525
- ISBN-13 : 978-4832284524
- Amazon 売れ筋ランキング: - 26,617位ボーイズラブコミックス
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2009年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ちょっと面白い作家さんかもわかりません。色んなテイストの作品集だったのですが全体を通じてなんとも言えないパワーを感じました。
失礼な事書くようですが著者が思っている、頭の中で燃えたぎっている『書きたいコト』が、今の氏の画力や構成力に追いついて行ってないような気がします。しかし画力などは特に時期を重ねれば解決していく事。これが追いついた時に、ちょっと凄い事になるような兆しを感じさせる本作でした。
この多少マニアックな楽しみ方ができる方には非常にオススメします。今現在では粗削りですのですが期待を大いに込めて込めて込めて★5。
失礼な事書くようですが著者が思っている、頭の中で燃えたぎっている『書きたいコト』が、今の氏の画力や構成力に追いついて行ってないような気がします。しかし画力などは特に時期を重ねれば解決していく事。これが追いついた時に、ちょっと凄い事になるような兆しを感じさせる本作でした。
この多少マニアックな楽しみ方ができる方には非常にオススメします。今現在では粗削りですのですが期待を大いに込めて込めて込めて★5。
2009年11月29日に日本でレビュー済み
絵は乱暴で雑っぽいし、きわどいギャグの『愛と現実の狭間に』こういうの苦手なはずなんだけど、笑っちゃいました! 何度も。
スピード感に良く合ったはっちゃけた絵。おもしろかった。
『Nobody Knows』はまたガラリと趣の違う作品。初めて読んだ時だけ絵の拙さが気になったけど、その後は全く
気にならなくなった。むしろラフな描線も描き込みの少ない白っぽい画面も、この作品の雰囲気には良く合ってると思う。
本来感情を持たないはずの『人形』ススムが見せる、感情の一端。廃棄される運命にある人形に見せる愛情や、
人間よりも優しい指先。無表情に近い顔に浮かぶ一粒の汗。モドルが、ススムの事を人形だと気づくのは物語の最後。
せつない話しなのに、ことさらせつなさを押し付けたり訴えたりしない描き方は、ラストシーンで深い余韻を残す。
モドルの頬に伝う一筋の涙とモノローグが心に沁みます。
『Everybody Knows』『樋野山修一の教育実習』は、やきとり風来に集う人達の物語。これはまるでホームドラマを見ているような感覚。
それも『ありがとう』とか『肝っ玉かあさん』とか(古!) こんな街がちゃんと存在していて、あそこにあの店があって、
テルさんがいる。そんなあったかさを感じる。
うん。いいですね、SHOOWAさん! また刺激的な作家さんを一人知りました。
BLってほんと、おもしろい!
スピード感に良く合ったはっちゃけた絵。おもしろかった。
『Nobody Knows』はまたガラリと趣の違う作品。初めて読んだ時だけ絵の拙さが気になったけど、その後は全く
気にならなくなった。むしろラフな描線も描き込みの少ない白っぽい画面も、この作品の雰囲気には良く合ってると思う。
本来感情を持たないはずの『人形』ススムが見せる、感情の一端。廃棄される運命にある人形に見せる愛情や、
人間よりも優しい指先。無表情に近い顔に浮かぶ一粒の汗。モドルが、ススムの事を人形だと気づくのは物語の最後。
せつない話しなのに、ことさらせつなさを押し付けたり訴えたりしない描き方は、ラストシーンで深い余韻を残す。
モドルの頬に伝う一筋の涙とモノローグが心に沁みます。
『Everybody Knows』『樋野山修一の教育実習』は、やきとり風来に集う人達の物語。これはまるでホームドラマを見ているような感覚。
それも『ありがとう』とか『肝っ玉かあさん』とか(古!) こんな街がちゃんと存在していて、あそこにあの店があって、
テルさんがいる。そんなあったかさを感じる。
うん。いいですね、SHOOWAさん! また刺激的な作家さんを一人知りました。
BLってほんと、おもしろい!
2007年11月4日に日本でレビュー済み
ラブテクのツンデレ特集で「愛と現実の狭間に」を読んで以来忘れならない作家さん。短編集ですがどれも新鮮で、リンクしています。今までに読んだことが無いようなお話ばかり。ものすごいガッツのあるヒロちゃん、ヒロちゃんの練習台で最後まで出来るのに樋野山さんに対しては乙女のようなテルちゃんなど登場人物も多彩です。でも、もちろん一番気になるのがせつな系の表題作のススムとモドル。続きがあるそうなので楽しみです。違う意味で気になるのはモロゾーニャ・カメです。あれで終わるのは可哀想(笑)