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京都の値段 単行本 – 2003/4/23
この本をご紹介するのに多くの言葉は必要ないのかもしれません。
なぜなら、中をご覧いただければ、一目瞭然、だからです。値段ごとに京都のお勧めアイテム・スポット(約60、交通機関を含む)を共に京都市生まれの京都育ちの筆者とカメラマンが、値段を切り口に、京都のすぐれたモノやコトを、お洒落なヴィジュアルと格調ある文章で、見開き単位で紹介しています。
京都を賢く、楽しく過ごすのに役立つ本。しかもかわいい。片手に持って歩きたくなることでしょう。
値段という切り口で、京都を見ていくと、新しい顔が見えてきます。
発見があります。あぶらとり紙の「よーじや」さんで、八ツ橋の「聖護院八ツ橋」さんで、新しいスーヴニール(お土産)に出会うことでしょう。お店に入るのに敷居の高さをさほど感じなくなります。
入館料や拝観料なしで、京都らしい佇まいや風情に触れることもできるのです。この1冊があれば、使ったお金に見合う満足度を得ることができる、そんな旅ができるようになります。
「初心者」には頼りになる指南役。
「京都好き」には手放せない豆事典。
『京都の値段』は、古都の達人になるための知的道標(みちしるべ)なのです。
【掲載アイテムの一例】
0円/染井の名水 50円/長久堂の桜干菓子 200円/よーじやのユニパック 1000円/俵屋旅館のソープケース 1000円/やよい・はれま・しののめのじゃこ山椒 2500円/近又の朝ご飯 6000円/花吉兆のミニ会席
- 本の長さ141ページ
- 言語日本語
- 出版社プレジデント社
- 発売日2003/4/23
- ISBN-104833417820
- ISBN-13978-4833417822
商品の説明
商品説明
驚いたことに、そのなかには無料のものもある。たとえば「染井の名水」0円。とても安いものもある。錦市場「近喜」の小さいひろうす50円。「大弥食堂」かやくうどん300円や「○竹」の中華そば600円などは、まさに京都の穴場と言えるだろう。
一方、お弁当で5000円、夕食で1万円といった老舗、名店も紹介されている。でも解説を読むと決して高いとは思えなくなる。たとえば、食通のメッカとしてにぎわった有名な割烹料理店の流れをくむという「千ひろの夕食」については、こう書かれている。「最上級の食材を使い、丁寧に取った出汁で淡く味をつける。…(中略)この味わいをしっかりと受けとめることが、京都を知る王道なのである」。これで13000円なら値段以上の価値がありそうだ。
京都特有の「片泊まり」の意味や京都の豆腐が美味しい理由、京都で買うべき漬け物ブランド、「お饅やさん」と「お菓子やさん」の違い、「京のお茶漬け」伝説の真実など、京都通の著者ならではのうんちくが織り込まれ、読み物としても楽しい。添えられた写真も典雅で美しく、思わず京都に行きたくなる誘惑の書である。(栗原紀子)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : プレジデント社 (2003/4/23)
- 発売日 : 2003/4/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 141ページ
- ISBN-10 : 4833417820
- ISBN-13 : 978-4833417822
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,139,479位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,730位国内旅行ガイド (本)
- - 78,589位歴史・地理 (本)
- - 308,004位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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京都へ行く際にはまた読み直そう!!
本書は、京都の食べものやお土産のオススメ60点あまりを値段順に紹介したもの。
梨木神社の染井の名水(0円)からスタートして、出町ふたばの豆餅(150円)、船岡温泉の入湯料(340円)、野呂本店のしば漬け(400円)、市原平兵衛の箸(1000円)、近又の朝食(2500円)……と並んでいる。
ちなみに、食品では千ひろの夕食(18000円)、宿では西富家(27000円)が最高額。
カラー写真と、じっくりした解説が付いている。
楽しい企画で、いろいろまわってみたくなる。
ちなみに『京都の値段<その2>』という続篇もある。
日本に生まれたからには、古都京都の本当の姿に迫りたいものだ。いずれ知らなかった京都を堪能したいと思う。この本は、私にとって感覚的な足がかりとなった。
新鮮な文章で大変楽しく読むことができました。
京都好きで何回も訪れている私ですが、今まで値段が気になっていくことが
出来なかったところにも次回是非行ってみようと思っています。
特に、俵屋の石鹸がとても気にいりました。
著者の柏井氏は、京都市北区で歯科医院を開業されている生粋の京都人です。すでに京都に関する何冊も表わしている方で、著者の知識量は半端ではありません。読みやすい文章ですが、味わい深く巧みで含蓄も多く、読んでいてワクワクするような快感に包まれています。料理は自身で食べにいった経験を、旅館は宿泊した体験を元に執筆されているわけですから、内容や記述の確かさも抜群です。単なる京都の紹介本だけでなく、文化の奥深さも一緒に味あわせていただきました。
京都を知りつくした著者による、愛情を込めた京都のおもてなしの心が感じられるモノの紹介でした。歯医者さんの余業ではなく、京都のコーディネーターとしての本格的な解説でした。
112ページの「千ひろ」の夕食(18000円)の項目で、ここと関連して「割烹千花」について書かれています。「今の日本料理の礎を築いたのが『吉兆』創始者湯木貞一なら、割烹という場を料亭と同じ高みに持ち上げたのは『割烹 千花』創業者の永田基男である」。「大仏次郎、三島由紀夫、通い詰めた文人は数知れず、食通たちの『千花』詣では隆盛を極めた」そうです。このように一つのお店を紹介しながら、その背景に広がる歴史や文化を簡潔に記しているからこそ、柏井壽氏の本を手に取るのですが。
でも、京都=高い、っていうイメージのせいか、
(多分に高級そうなCMと修学旅行の影響?)OLの私としては
「お寺回りはもう少し年をとってから」と思っていました。
だから、最初「京都の値段」って見た時、
「きっと料亭や高級旅館の紹介本かな? どうせ私には縁はないけど」と
思って手にしたのです。すると見事に期待を裏切ってくれました。
京都は高いだけの場所ではないんですね!!
お金がある人はもちろん、私のようなOLでも
十分に京都を堪能できる内容だったのです。
表紙からは想像できないようなお店の紹介(ラーメンもあった)もあり、
次は京都ラーメンが売れるかななど勝手に想像していました。
もちろ!ん、京都らしさを全く素養のない私にも十分理解できるように
丁寧な説明があり、この一冊だけで京都通になれると思えるほど
内容は充実しています。
旅行のガイドとしては勿論ですが読み物としても十分に使用に耐える
昨今の本としては珍しい一冊です。