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レ・ミゼラブル〈上〉 (福音館古典童話シリーズ 31) 単行本 – 1996/1/31
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- 本の長さ632ページ
- 言語日本語
- 出版社福音館書店
- 発売日1996/1/31
- 寸法17 x 3.6 x 21 cm
- ISBN-104834013529
- ISBN-13978-4834013528
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出版社より
福音館の古典童話について
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子どもたちに届けたい、珠玉の作品たち。1968年に誕生した〈福音館 古典童話〉は、「十五少年漂流記」として知られる『二年間の休暇』を第一弾として、長く愛されてきた古典的名作を集めたシリーズ。当時の児童文学界をけん引していた瀬田貞二さんや石井桃子さんにも助言をいただくなど、子どもたちの世界を広げる作品を、こだわりをもって丁寧に選びました。様々な状況、個性豊かな登場人物たち、胸をつく言葉の数々……世界中の子どもたちを支えてきた物語には、人生に大切なことがぎゅっとつまっています。 |
誰もが知っているお話を完訳でよく知られた長編児童文学の中には、子どもたちが手に取りやすい抄訳(一部を抜き出した翻訳)となっているものが少なくありません。古典童話シリーズは、そのほとんどが原典に忠実な完訳。『ピノッキオのぼうけん』や『ピーター・パンとウェンディ』をはじめとして、誰もが知っている物語のおもしろさを、文学の薫り高い美しい日本語で、余すところなく子どもたちに届けます。 |
貴重な原書の挿絵を復刻古典童話シリーズでは、可能な限り初版本の挿絵を復刻しています。復刻が難しい場合も、物語を最も正確かつ美しく描き出したものを探して選んだり、原作の魅力をさらに深めるような挿絵を新たに描きおろしてもらったり、完訳と併せて物語の世界により深く入っていけるよう、挿絵にもこだわりが。『ふしぎの国のアリス』のテニエル、『オズの魔法使い』のデンスロウをはじめとして、精緻な版画や美しい挿絵をたっぷり収録し、絵を味わう喜びも感じられるシリーズです。 |
商品の説明
出版社からのコメント
物語は、不安に満ちた19世紀前半のフランスを舞台に、心の葛藤を繰り返しながら、「愛」と「正義」のために過酷な運命を生きるジャン・ヴァルジャンと、社会から阻害されて生きる人々の悲惨を描きながら展開します。
ユゴーはこのなかで、人間としての生き方を問いかけるとともに、悲惨を生み出す社会の現実をも告発しました。
訳者は、『海底二万海里』『神秘の島』でおなじみの清水正和さんです。
長大な原作を半分弱にまとめていますが、物語の骨格はそのままに、原作のエッセンスを余すところなく汲み取った訳文は、読み応えたっぷり。
子どもにはもちろんのこと、大人の皆さんにも、作品本来のもつ奥行きと本物の文学の醍醐味を味わっていただけることでしょう。
挿絵は定評のあるユーグ版から選定。上・下巻でお届けします。
内容(「MARC」データベースより)
著者について
清水正和
G・ブリヨン
登録情報
- 出版社 : 福音館書店 (1996/1/31)
- 発売日 : 1996/1/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 632ページ
- ISBN-10 : 4834013529
- ISBN-13 : 978-4834013528
- 寸法 : 17 x 3.6 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 515,483位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 796位フランス文学 (本)
- - 2,322位童話・こどもの文学
- - 7,484位日本文学研究
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
岩波文庫でファンティーヌの死の場面までは読んでいましたがストーリーが痛々しく読むのが苦痛でもありました。
この版で一気に読むことができたのは翻訳の素晴らしさと要約版ということもあったと思います。
文章と挿絵の絶妙なコントラストにも感銘深いものがあり、できれば十代の頃に読んでおくべき本であったと改めて思いました。
ただ今回最後まで通読して思ったのはジャンバルジャンの生涯に付き纏う“運命の理不尽さ”でした。
悲運な境遇に追い詰められてパンを盗んでしまった主人公が牢獄に入れられた後、姉の子供たちはどうなったのか?
それぞれの子供たちの境遇を物語ろうとすればそれだけで一つの大長編にもなると思います。
しかし多くの登場人物の悲しい運命のことは断片的にしか物語られていません。
当時のフランスの社会背景はこんなにもつらいことだらけだったんだろうか、と考えさせられます。
ファンティーヌもコゼットも主人公自身もその代表として描かれているような気がします。
最後の場面は本来は涙なしには読めない展開だと思いますが自分にはやりきれなさのほうが強すぎて涙にはなりませんでした。
コゼットに恋人ができてこれから幸せになろうとするときになぜジャンバルジャンは絶望し自らの命を縮めるようなことをするのか…
いつまでもコゼットを自分だけの元に置いておきたいというのはエゴではないのか?天蓋の孤独ゆえにコゼットだけが唯一の光であったのか?
それでもコゼットはジャンバルジャンを父親として慕い続けいつでも会いに行くことができる。ジャンバルジャンはファンティーヌの墓に手を合わせて(日本人的な感覚かもしれませんが)これでお前の娘にもやっと幸せが訪れたんだよ…と報告することもできる。
そして自らはコゼットの元を離れ再び旅に出る、そして巡り巡って若き苦悩の日々に新しい人生の光明を見出させてくれたミリエル司教のように地方のとある教会の司教として生涯を送る。そんなストーリー展開のほうが涙はなくても個人的にはしみじみとした感銘を受けると思います。
この作品の登場人物で一番幸せなのは結局最愛の息子(孫)マリユスが最高のフィアンセを連れて自分の元に戻ってきてくれ晩年まで息子夫婦に良くしてもらえるジルノルマン氏ではないかと思いました。
あるいは生涯神の御心のままに天寿を全うできたミリエル司教でしょうか。
☆1にしたのはAmazonのあまりにも酷い梱包についてです。
(※出荷元・販売元ともにAmazon)
上下巻の2冊を購入したのですが、大きくて薄いダンボールの中にそのまま本が入れられていました。
プチプチどころかビニールの包みすらなくただ詰め込まれていて、ダンボールも無駄に大きいので中で外箱から本が飛び出していました。
雨が降っていたら本も濡れてダメになっているところでした。
環境問題のために『梱包を辞めた』んでしょうけど、商品が傷んで返品されたらそれこそ資源の無駄になることが分からないんでしょうか?
Amazonは梱包材をケチって、せっかくの商品をダメにして、無駄に返品させる環境に悪い企業だと思いました。
小学校高学年以上であれば、どんな年齢の人であれ、読むのに早すぎることも遅すぎることもないでしょう。
一家で一セット所有して家族で生涯にわたって何度も読み返して味わうことができるはずです。
レ・ミゼラブルはダイジェスト版やら岩波文庫の豊島与志雄訳4冊セットのものやら、岩波少年文庫の上下巻セットやら、数種類読み比べてみましたが一家に一セットなら、こちらがお勧めだと思います。
完訳ではありませんが、上下巻各々600ページ超。本の厚みにして上下巻各々4''cm弱。
見た目からして重厚な香りが漂っていて存在感があって…一家の宝にふさわしい・笑
ストーリー内容も省略されすぎず、訳文も軽すぎず重すぎず。
一番気に入っている点は注釈の付き方です。
地名や史実はもちろん、物語を一層理解するための簡潔な説明が至る所でカッコ書きで施されていて、まだ地理や歴史を詳しく習っていない子供にも、忘れてしまった人にも、知らない人にも、優しい。
この注釈、説明書きのおかげで背景を理解しつつ一層物語を楽しむことができます。
ルピのふり方も小学校高学年以上なら十分なように思います。
重くて持ち運びには不向きなため敬遠していた15歳の息子も春休みに一気に読破していました。
ナルトやバクマンなど少年まんが大好きな息子ですが、お気に入りの一冊になったようです。
「この訳で文庫サイズがあったら自分専用に購入したいなぁ」とのこと。
家庭文庫でも、この大きさと重さゆえになかなか薦められないので同じ訳で文庫版サイズも欲しいところではあります。
とはいえ、大きさ重さ含めこの装丁も魅力の一つではありますし、通勤通学中に読むのではなく、家でどっしり腰を据えて味わうのも良いものです。
迷っていらっしゃるなら、こちらをお薦めします♪
ミュージカル「レ・ミゼラブル」の映画版を見る前に、原作をしっかり知っておこうという気持ちから読み返してみました。
私の貧弱な語彙ではこの不朽の名作の素晴らしさを伝えるのは難しいですが、本物の名作とあらためて思いました。
ミリエル司教のお話から始まります。
そこからすでに引き込まれていきます。
ジャンバルジャンが登場し、ミリエル司教とのかかわりが描かれ、物語が展開を始め大きくうねりながら、数多くの興味深い登場人物が絡み合いながらジャンバルジャンを軸にフランス革命後を背景に、ずんずんずんずん進んできます。
主人公はもちろんのこと人物ひとりひとりの人間像が非常に深く描かれており、物語に奥行きを与えています。
この小説の面白さを表現するとしたら、読み始めた後途中で取り上げられたなら、ショックでストレスで我慢できなくなる、とでも言ったらいいのか。
映画「レ・ミゼラブル」DVDのmaking 映像でプロデューサーのひとりも述べていましたが、これらの人物すべてとストーリーを創造しただけでなく、それらをすべて言葉にしたのですから、ヴィクトル・ユゴーは天才ではないでしょうか。
もちろん、長い物語(上・下巻それぞれ約600ページ)なので途中で挫折する人もいるでしょう。何しろ時間が要りますからね。
私自身も全部読み終えるまでかなり時間は要しました。ですが、時間をかけても読む価値のある小説でした。
まず一番にジャンバルジャンという人物とその人生が胸に残りました。
そして、ジャンバルジャンのコゼットへの愛に心を打たれました。
色々な愛と良心が描かれています。
フォンティーヌのコゼットへの愛、マリユスのコゼットへの愛、エポニーヌのマリユスへの愛、ミリエル司教の貧しい人々への良心と愛。
フォンティーヌのコゼットへの愛も胸を衝かれるものの、個人的にジャンバルジャンのコゼットへの愛が深く残っています。
他の方も書いておられますが、あとがきによると、もともとの原作は長大作でこの倍くらいあるそうです。
しかし、それらは「物語の本筋からはなれた、作品準備段階の基礎資料をいたるところに織りこんでいるから」で、「この本から物語のエッセンスが省略されているわけではありません」ということです。
ですので、本書が「読み易くした簡略版」であるといったことではまったくないと思っています。
訳は素晴らしいと思いました。
とは言っても、他の訳を読んではいないので比べて言ってるわけではありませんが。
それにしても、非常に多くの「レ・ミゼラブル」がでているのに驚いています。
訳者が違うのはもちろんのこと、削除している部分も違うのでしょう。
この福音館古典童話シリーズのこの本は低学年向けに読みやすくした文章ではありません。
かといって、難解ではないです。
漢字に振り仮名がついているのは読みやすかったです。
他の出版社から出ている(異なる翻訳者による)レ・ミゼラブルのレビューを読んでみると、ミリエル司教の人物描写がバッサリ削られているものもあるようです。
この本は違います。ミリエル司教の部分で始まっています。それは物語の核のひとつです。
単にストーリーを知るために読むのではなく、ユゴーの不朽の名作を味わいたいなら、この本を読むべきです。
これも他の方が書いておられますが、ブリヨンの挿絵も素晴らしいです。
各章の最初のページの挿絵とレイアウトも重厚で趣があります。
訳、挿絵、装丁の全てで、この福音館古典童話シリーズの「レ・ミゼラブル」は、格調高い本だと私は思います。
追記:映画「レ・ミゼラブル」(2012年)の最後のシーンも小説と同じくらいよかったと思いました。
さておき、レ・ミゼラブルは完訳版では原稿が5000枚を越える超大作であり、歴史的背景や宗教、思想、哲学などが沢山書かれており、また登場人物や街の風景などが細かく濃厚に描写されているのが特徴である。本作はジャンヴァル・ジャンの波乱万丈の生涯の物語である。本書は読者が邪魔になるような箇所を所々に省略され弱冠読みやすくなっていますが、それでも上・下巻共に600ページを越える分厚い本であり、また、格調高い文章にもなっています(難しい感じはルビが振ってあります)。潮文学ライブラリーから完訳の単行本が刊行されているが、どうせなら愛蔵版であればこれの方がいいと思います(文庫版なら完訳版も持ってた方がいいが)。家の中でいつでも読める愛蔵版の小説であれば、なるべく読みやすいものがベストだと思います。
息子の大好きな本だからと「レ・ミゼラブル」の映画を二人で見に行って感動し、小学生以来読んだことのなかったこの物語を改めて読む気持ちになりました。
読み始めたら、止まらない…。素晴らしい物語。涙が止まりませんでした。
言葉では上手く言い表せませんが、どうか皆さん、読んで下さい。買って家に置いて、大切な宝物にして下さい。子供にも読ませたい、もちろん大人にとっても心の琴線にふれる物語。これぞ名作。出会えて良かった本です。