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かものむすめ ウクライナの昔話 (こどものとも世界昔ばなしの旅) 単行本 – 1997/11/15
オリガ・ヤクトーヴィチ
(著),
松谷 さやか
(翻訳)
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ふたりで暮らすおじいさんとおばあさんは、いつもこどもがほしいと思っていました。ある日、森へキノコ狩りに出かけると、しげみのかげにかもがいるのを見つけます。かもは足に怪我をしていたので、ふたりは抱いて帰り、家に入れてあげました。
ふたたびキノコ狩りに出かけて帰ってくると、不思議なことに家の中がきれいに片付けられています。次の日、家の中はもっときれいになっているのでした。不思議に思ったふたりは、近所の人に尋ねます。すると、足をひきずったきれいな娘が家へ入っていくのを見かけたと言うのです。そして小屋のかげから娘を待ち伏せるのですが……。
黒海に面したウクライナ共和国は、気候は温暖で、地味豊かな黒土地帯を抱え、農業や鉱業が盛んな土地です。この地は古くから栄え、たくさんの昔話が伝えられてきました。色鮮やかに描かれる、ウクライナの昔話です。
ふたたびキノコ狩りに出かけて帰ってくると、不思議なことに家の中がきれいに片付けられています。次の日、家の中はもっときれいになっているのでした。不思議に思ったふたりは、近所の人に尋ねます。すると、足をひきずったきれいな娘が家へ入っていくのを見かけたと言うのです。そして小屋のかげから娘を待ち伏せるのですが……。
黒海に面したウクライナ共和国は、気候は温暖で、地味豊かな黒土地帯を抱え、農業や鉱業が盛んな土地です。この地は古くから栄え、たくさんの昔話が伝えられてきました。色鮮やかに描かれる、ウクライナの昔話です。
- 本の長さ32ページ
- 言語日本語
- 出版社福音館書店
- 発売日1997/11/15
- 寸法19.4 x 26.8 x 0.7 cm
- ISBN-104834014541
- ISBN-13978-4834014549
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
おじいさんとおばあさんはキノコがりに行って、足をけがしたカモを家につれて帰りました。留守にする度に家の中がきれいになっておいしいものができています。誰がやってくれるのか確かめようとして…。ウクライナ民話。再刊。
レビュー
【出版社からのコメント】
「こどものとも」は2026年に70周年をむかえます。そこで周年へ向けたプレ企画として、2024年に「こどものとも世界昔ばなしの旅」、2025年に「こどものとも世界昔ばなしの旅Ⅱ」を刊行いたします。
昔から人々は、世界の不思議や生きる知恵を言葉で伝えてきました。この地球上にはさまざまな地域で豊かな文化が息づき、語り継がれるおはなしがあります。昔ばなしは、子どもにじかに語りかける「声の言葉」としての豊かさがあり、その物語のなかには、人間の普遍的な感じ方、考え方や生き方が語られています。今回刊行する15冊は、どれも力強いイメージとともに語られる面白いおはなしばかり。ぜひ絵本で昔ばなしを楽しみながら、豊かな文化に出会ってもらえたら嬉しいです。
「こどものとも」は2026年に70周年をむかえます。そこで周年へ向けたプレ企画として、2024年に「こどものとも世界昔ばなしの旅」、2025年に「こどものとも世界昔ばなしの旅Ⅱ」を刊行いたします。
昔から人々は、世界の不思議や生きる知恵を言葉で伝えてきました。この地球上にはさまざまな地域で豊かな文化が息づき、語り継がれるおはなしがあります。昔ばなしは、子どもにじかに語りかける「声の言葉」としての豊かさがあり、その物語のなかには、人間の普遍的な感じ方、考え方や生き方が語られています。今回刊行する15冊は、どれも力強いイメージとともに語られる面白いおはなしばかり。ぜひ絵本で昔ばなしを楽しみながら、豊かな文化に出会ってもらえたら嬉しいです。
著者について
オリガ・ヤクトーヴィチ
ロシアのウラル地方のニージニー・タギール市で生まれ、子ども時代を過ごした。モスクワ印刷技術大学を卒業してから、ウクライナ共和国のキエフ(現キーウ)に移住した。キエフでは、ソ連芸術アカデミーの大学院課程を修了。絵本や挿絵の作品が多く、旧ソ連諸国や外国の展覧会に常に出品。ご主人と息子さんも画家であった。
松谷 さやか(まつやさやか)
1937年、東京都生まれ。早稲田大学大学院露文科修士課程修了。児童図書の編集を経て、ロシアの児童文学の翻訳を始める。訳書に『こねずみとえんぴつ』『野ばと村の長ぐつぼうや』『北の森の十二か月(下巻)』『森からのてがみ(全3巻)』『なぞなぞ100このほん』『ちいさなりょうし タギカーク』(以上、福音館書店)、『父へのひとり旅』(理論社)、『かえるの王女』(ほるぷ出版)、『笛ふきイワーヌシカ』(偕成社)、創作に『はりねずみ かあさん』(福音館書店)などがある。東京都在住。
ロシアのウラル地方のニージニー・タギール市で生まれ、子ども時代を過ごした。モスクワ印刷技術大学を卒業してから、ウクライナ共和国のキエフ(現キーウ)に移住した。キエフでは、ソ連芸術アカデミーの大学院課程を修了。絵本や挿絵の作品が多く、旧ソ連諸国や外国の展覧会に常に出品。ご主人と息子さんも画家であった。
松谷 さやか(まつやさやか)
1937年、東京都生まれ。早稲田大学大学院露文科修士課程修了。児童図書の編集を経て、ロシアの児童文学の翻訳を始める。訳書に『こねずみとえんぴつ』『野ばと村の長ぐつぼうや』『北の森の十二か月(下巻)』『森からのてがみ(全3巻)』『なぞなぞ100このほん』『ちいさなりょうし タギカーク』(以上、福音館書店)、『父へのひとり旅』(理論社)、『かえるの王女』(ほるぷ出版)、『笛ふきイワーヌシカ』(偕成社)、創作に『はりねずみ かあさん』(福音館書店)などがある。東京都在住。
登録情報
- 出版社 : 福音館書店 (1997/11/15)
- 発売日 : 1997/11/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 32ページ
- ISBN-10 : 4834014541
- ISBN-13 : 978-4834014549
- 寸法 : 19.4 x 26.8 x 0.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 684,462位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10,375位絵本 (本)
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2023年4月22日に日本でレビュー済み
ウクライナ民話『かものむすめ』の絵本です。
松谷さやかさんの訳、オリガ・ヤクトーヴィチさんの絵で1997年刊。
読んであげるなら4才から、自分で読むなら小学校初級むき。
むかし、こどものいない おじいさんとおばあさんが くらしていました。
あるひ、ふたりは もりへ きのこがりにいくと、
けがをした かもがいたので、うちへ つれてかえりました。
また きのこがりにいって、いえにかえると、
いえのなかが きれいに かたづけられています。
きんじょのひとによると、きれいなむすめが うちへきているそうです・・・
ストーリーは「鶴の恩返し」に似た話で、淡々と語られています。
絵は、繊細で押しつけがましさの無い、美しい画風です。
淡い感じでありながらも、細かいところまで丁寧に描かれてあり、
ヤクトーヴィチさん(絵)の心が込められているのが伝わってきます。
私の場合、とりわけ印象に残ったのが、刺繡の入ったウクライナの民族衣装です。
ウクライナに関するチャリティイベントの報道で、
民族衣装を着たウクライナ人女性の姿を見ることがありますが、
その都度、この絵本を思い出してます。
親近感の沸くストーリーとウクライナらしさを感じさせてくれる絵が、
うまく組み合わさった1冊です。
どこかで見かけたら、是非、手に取ってみてもらいたいです。
松谷さやかさんの訳、オリガ・ヤクトーヴィチさんの絵で1997年刊。
読んであげるなら4才から、自分で読むなら小学校初級むき。
むかし、こどものいない おじいさんとおばあさんが くらしていました。
あるひ、ふたりは もりへ きのこがりにいくと、
けがをした かもがいたので、うちへ つれてかえりました。
また きのこがりにいって、いえにかえると、
いえのなかが きれいに かたづけられています。
きんじょのひとによると、きれいなむすめが うちへきているそうです・・・
ストーリーは「鶴の恩返し」に似た話で、淡々と語られています。
絵は、繊細で押しつけがましさの無い、美しい画風です。
淡い感じでありながらも、細かいところまで丁寧に描かれてあり、
ヤクトーヴィチさん(絵)の心が込められているのが伝わってきます。
私の場合、とりわけ印象に残ったのが、刺繡の入ったウクライナの民族衣装です。
ウクライナに関するチャリティイベントの報道で、
民族衣装を着たウクライナ人女性の姿を見ることがありますが、
その都度、この絵本を思い出してます。
親近感の沸くストーリーとウクライナらしさを感じさせてくれる絵が、
うまく組み合わさった1冊です。
どこかで見かけたら、是非、手に取ってみてもらいたいです。