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TN君の伝記 (福音館文庫 ノンフィクション) 単行本 – 2002/9/20
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- 本の長さ389ページ
- 言語日本語
- 出版社福音館書店
- 発売日2002/9/20
- 寸法13 x 1.8 x 17 cm
- ISBN-104834018849
- ISBN-13978-4834018844
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出版社より
TN君はだれだろうか
「ぼくの知ってもらいたいのは、彼の名前ではなくて、彼がどんな風に生きたか、ということだからだ。そのためには、名前なんてじゃまになる。そう思ったから、名前は出さない。」~第一章 少年時代より
幕府を倒したのは、世の中を変えるためじゃなかったのでしょうか。
足軽の子に生まれ、ルソーに学び、人間の自由を求め続けた思想家のTN君とは誰なのでしょうか?
彼の名前ではなく、彼がどんなふうに生きたかを、
TN君というひとりの人間の目を通して、読み解いていきます。
TNくんの歩みをたどりながら、明治という時代の面白さと、
現代につながる様々な問題を考える、伝記文学の楽しさを満喫できる作品です
目次
「ある一人の日本人が、ある時代をどんなふうに生きたのか、ただ、それを知ろうとしてほしい。」~第一章 少年時代より
「TN君が、考えこんでいるあいだも、世の中は、はげしく動いていた」~第二章 青年時代(1)高知から長崎へ より
ーいや、目をつぶったほうがよく見えるものもあるんだ。わしは、工場よりも、この国の歴史の方を見たいんだ。 ~第二章 青年時代(3)ヨーロッパで より
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
著者について
司修
登録情報
- 出版社 : 福音館書店 (2002/9/20)
- 発売日 : 2002/9/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 389ページ
- ISBN-10 : 4834018849
- ISBN-13 : 978-4834018844
- 寸法 : 13 x 1.8 x 17 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 219,779位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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中江兆民からみた明治維新が学校の歴史で習う明治維新とは全く印象が違い、とても面白い。
上手く言葉にできないが、教科書では触れない歴史の芯を表現しているように感じた。
日本がどうにかして変わらなければいけないのは誰もが思っていることだが、具体的にどうすればいいのかはわからない、とりあえず誰か一人(吉田東洋など)を悪だと断じ暗殺するという当時の描写は、失われた20年を経験した日本がどうにかして変わらなければいけないのは誰もが思っていることだが、具体的にはどうすればいいのかわからない、とりあえず現政権を悪だと断じる現代とかぶっているように感じた。
暗記ではない本当にためになる日本史と言える。
ただ、明治維新について、著者はは独裁的な政府=悪vs名もなき民衆や中江兆民ら民主主義=正義で語っている。中江兆民よりの視点で書かれた文章なので仕方ないが、非常に一面的なモノの見方であるため、民主主義とリーダー至上主義(独裁主義は悪いイメージの言葉なので中立的な言い方に変えてみた自分独自の言葉)にはそれぞれ長所・短所があり、状況(流動的か安定的か)によってどちらが最適か決まると理解している人が読むべきだと思う。
大人になってもその授業のことを妙に忘れられず、Amazonで見つけて読み返してみた。
そうしたらもう、読み物としても歴史物としても面白い。
歴史って面白いんだなぁ。150年前にこんな事が日本で起きていたなんて。
今の社会が抱える問題や現象が、ドンピシャで書かれてあったりするんだなぁ。
受験対策なんかほとんどやらない変わった先生だったが、今でもその先生には感謝している。
ありがとう中前先生。
福澤諭吉と比較されることがある中江兆民氏を慶應大学医学部卒のなだいなだ氏が認めた伝記です。国会議員を辞職するにあたり辞職願に「アルコール中毒」と記した兆民を、長年にわたりアルコール中毒の患者の治療に専門的にかかわってきたなだいなだ氏の手による伝記です。医学部時代からフランス語に打ち込んだなだいなだ氏によるフランス文化に親しみ「日本の(東洋の)ルソー」と呼ばれることもある中江兆民氏の伝記です。
福音館文庫と「文庫」と名付けたシリーズであるのだから、本書の「解説」と初出等を含む書誌データは、不完全です。
なだいなだ氏がこの実験的「伝記」を書いた情熱の出所が判然としませんが、なだ氏は情熱を持ちこの伝記に取り組んでいます。
中江兆民氏の経歴を書き込む上で、土佐の坂本龍馬、岩崎弥太郎、後藤象二郎他の幕末維新期の人物へのなだ氏評価も随所に書き込まれています。
小説家でありエッセイストであるなだ氏の筆が、どこまでが確認された事実であり、どこからかなだ氏の推測なのかの境界を曖昧にしています。
本書は、中高生向きを意識した出版ですが、この書を現代の中高生と出版時の中高生どのように読みまた読まれたのだろうか?あるいは、手にしてくれたのだろうか?
対象の名前を隠した伝記という実験は、この書にアクセスする段階の機会の制限が余りに強く、著者の労力の評価の機会を奪っていると思われます。
兆民の生きた時代を知る上では、別の視点提供する資料としての読解が可能な一冊と思います。
直接民主主義が標榜され、群集の中の一つの顔が輝き大写となる時代にある
ようです。TN君の伝記、著者は敢えて伝記の主を明かさずに読者に委ねてい
るようですが、読み進む中で明治時代に若くして逝った大思想家であるらしいことが分かり、“人民(一人ひとり)による人民のための人民の”社会体現へのあり方を簡易平明な文章で記していて、カオスの世に自我への一歩として、今に相応しお薦めの一冊と思います。
恐らくはこの書から派生し、フランス革命時代の思想や明治時代初期の世に名を残した多くの先人の生き方・考え方への思いに至り、更なる関心が広がっていくでしょう。
封建社会からの脱却、西欧への憧れ、文明開化、後世に語り継がれる偉人たちの活躍。
「日本の夜明け」が訪れるなかで、市井のひとびとは、ぼくらの先祖は、自由を掴むことができたのか。夜明けは、本当に来たのだろうか。幕末〜明治維新をいままで知らなかった視点で、眺めることができた。100年前が最近にあったことのようだ。
TN君とは、聞けば「あーあの人か」となる歴史上の人物だったのだけど、途中までわからなかった。
あえて名前をイニシャルにする工夫、友人のことを語るように書く距離感。歴史上の偉人というイメージから解放されて、ひとりの人間としてリアリティが際立って感じられて、おもしろかった。
「自由は人民がその手によって掴みとるもの」。いまに通じる、大人も楽しめる児童書だ。