※以下、物語の展開に関するネタバレは無しで。
内容も造りも児童書なのだが、自分用に購入。
もちろんもう1冊買って誰かに贈っても良いけれど。
本文の前、トビラには「-永遠の子供たちに」。
この物語の語り手を担うのは登場人物のひとり、
人間の「大人」だという仕掛けが効いている。
読み始めてすぐ、具体的には
17ページ6行目のセリフを読んで確信した。
ああ、やはりこの本を買って間違いなかった、と。
(どのシーンかは読まれた方だけ分かって下さいね)
この感情をネタバレなしで何と伝えたものか。
図鑑でだけ見知っていた小さな鳥と、
偶然にも森の中で出会えたような。
いつも目にしていた林道沿いの大木の、
和名を初めて知ったときの気持ちにも似ている。
読み進めるにつれて、左側がどんどん薄くなるのが淋しい。
この物語は残りわずかなページ数でどう結ばれるのか。
読み終えてからは、ずっと続編を待っている。
いまは友人の子に貸しているのだが、
彼女はこの本を読み終わったとき同じことを言うだろうか。
…たとえば眠りにつく前、布団にはいって目を閉じて、
「その後」を空想するのも、読書の楽しさのうちですよ。
そう答えようと思って準備をしている。
いつか続きが出るといいな、という思いは変わらないけど。
【追記:朗報!続編発刊です】
今日たまたま著者名のリンクを開いて、歓喜。
2019年8月28日「ヤービの深い秋」発刊とのこと。
同じ福音館書店から、小沢さかえさんの挿絵で。うれしい!
あまりにも楽しみで「内容紹介」読まないように我慢した。笑
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岸辺のヤービ (福音館創作童話シリーズ) 単行本 – 2015/9/10
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購入オプションとあわせ買い
寄宿学校で教師をしている「わたし」は、ある晴れた夏の日、学校近くの三日月湖、マッドガイド・ウォーターに浮かべたボートの上で、ふわふわの毛につつまれた、二足歩行するハリネズミのようなふしぎな生きものと出会います。そして、一粒のミルクキャンディーがきっかけとなり、「ヤービ」と名乗るその生きものと「わたし」の交流がはじまります。ヤービの語る彼らの暮らしは、穏やかだけれど、静かな驚きに満ちていました。
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社福音館書店
- 発売日2015/9/10
- 寸法21 x 16 x 1.8 cm
- ISBN-104834081974
- ISBN-13978-4834081978
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出版社より
草木鳥鳥文様 | 岸辺のヤービ | ヤービの深い秋 | |
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.6
50
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5つ星のうち4.3
32
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5つ星のうち4.7
31
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価格 | ¥3,190¥3,190 | ¥1,760¥1,760 | ¥1,870¥1,870 |
作品紹介 | 作家・梨木香歩による四季の野鳥と植物をめぐるエッセイ集。梨木が綴った鳥と草木の姿を画家・ユカワアツコが古い抽斗の中に描く。 | ある晴れた夏の日、学校近くの三日月湖、マッドガイド・ウォーターに浮かべたボートの上で、ふわふわの毛につつまれた、二足歩行するハリネズミのようなふしぎな生きものと出会います。 | マッドガイド・ウォーターで暮らすヤービたちに、サニークリフ・フリースクールのウタドリ先生に、そして子どもたちに、秋はひとしくおとずれ、深まっていきます。 |
商品の説明
出版社からのコメント
【9月上旬発売決定! 梨木香歩さんの待望の新作長編ファンタジー! 】 『西の魔女が死んだ』『裏庭』など児童文学ファンタジーの傑作を輩出しつづけてきた梨木香歩さんの、久しぶりの新作長編。梨木香歩さんご自身がとても思い入れのある集大成的な作品に仕上がりました。岸辺に住むヤービ族と語り手の「わたし」との交流の日々が、優しく鮮やかに描かれるこの作品に、子どもも大人も夢中になることでしょう。
著者について
著者
梨木香歩(なしきかほ)
1959年生まれ。作家。著書に『西の魔女が死んだ』『裏庭』『家守奇譚』『沼地のある森を抜けて』『冬虫夏草』『丹生都比売』『春になったら莓を摘みに』『渡りの足跡』『鳥と雲と薬草袋』(以上、新潮社)、『村田エフェンディ滞土録』『雪と珊瑚と』(以上、角川書店)、『海うそ』、『僕は、そして僕たちはどう生きるか』(以上、岩波書店)、『f植物園の巣穴』(朝日新聞出版)、『水辺にて』(筑摩書房)などがある。
画家
小沢さかえ(おざわさかえ)
1980年生まれ。京都造形芸術大学芸術学部洋画コース卒業。2004年から2008年まで、ウィーン造形美術大学に留学。台湾、香港での個展や、国立国際美術館でのグループ展への参加、国内では主にMORI YU GALLERY などで展示発表を行う。絵本作品に『ほしをもったひめ―セルビアのむかしばなし』(文・八百板洋子/福音館書店)がある。
梨木香歩(なしきかほ)
1959年生まれ。作家。著書に『西の魔女が死んだ』『裏庭』『家守奇譚』『沼地のある森を抜けて』『冬虫夏草』『丹生都比売』『春になったら莓を摘みに』『渡りの足跡』『鳥と雲と薬草袋』(以上、新潮社)、『村田エフェンディ滞土録』『雪と珊瑚と』(以上、角川書店)、『海うそ』、『僕は、そして僕たちはどう生きるか』(以上、岩波書店)、『f植物園の巣穴』(朝日新聞出版)、『水辺にて』(筑摩書房)などがある。
画家
小沢さかえ(おざわさかえ)
1980年生まれ。京都造形芸術大学芸術学部洋画コース卒業。2004年から2008年まで、ウィーン造形美術大学に留学。台湾、香港での個展や、国立国際美術館でのグループ展への参加、国内では主にMORI YU GALLERY などで展示発表を行う。絵本作品に『ほしをもったひめ―セルビアのむかしばなし』(文・八百板洋子/福音館書店)がある。
登録情報
- 出版社 : 福音館書店 (2015/9/10)
- 発売日 : 2015/9/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 232ページ
- ISBN-10 : 4834081974
- ISBN-13 : 978-4834081978
- 寸法 : 21 x 16 x 1.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 145,487位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 12,863位絵本・児童書 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1959年生れ。著書に『西の魔女が死んだ』『裏庭』『丹生都比売(におつひめ)』『エンジェル エンジェル エンジェル』『りかさん』『からくりからくさ』『家守奇譚』『村田エフェンディ滞土録』『沼地のある森を抜けて』『f植物園の巣穴』『春になったら莓を摘みに』『ぐるりのこと』『水辺にて』等がある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み進みやすい物語でした。
梨木果歩さんの世界観
やっぱりいいなあ
梨木果歩さんの世界観
やっぱりいいなあ
2016年3月30日に日本でレビュー済み
岸辺に住むハリネズミに似たヤービ族の暮らしが丁寧に描かれ、たちまち
引き込まれて行きました。
「ムーミン」シリーズや「ニルスのふしぎな旅」のような古典名作童話の雰囲気
を持ちつつ、「大きい人」の影響で自然が変化していくことへのおそれが大きな
影となってきます。
童話で育った大人たちや、梨木香歩の愛読者はもちろですが、これから大人に
なる世代に向けてはメッセージ的な意味も大きく、やはり、一番届けたい相手
だろうと思います。
小学生の息子が夢中で読んでいます。はやく続きが出していただけるといいなと
願います。子どもたちの時間は早いですから。
本棚の「グリーンノウ」シリーズの横を開けて待ってますよ。
引き込まれて行きました。
「ムーミン」シリーズや「ニルスのふしぎな旅」のような古典名作童話の雰囲気
を持ちつつ、「大きい人」の影響で自然が変化していくことへのおそれが大きな
影となってきます。
童話で育った大人たちや、梨木香歩の愛読者はもちろですが、これから大人に
なる世代に向けてはメッセージ的な意味も大きく、やはり、一番届けたい相手
だろうと思います。
小学生の息子が夢中で読んでいます。はやく続きが出していただけるといいなと
願います。子どもたちの時間は早いですから。
本棚の「グリーンノウ」シリーズの横を開けて待ってますよ。
2016年2月12日に日本でレビュー済み
ヤービは、水辺に暮らす小さな不思議な生き物。
ヤービたちの生活はとてもとてもシンプルでおだやか。
語り手の「わたし」の言葉がとてもきれいで美しい日本語。
挿絵から、「わたし」は女の人と分かったのはだいぶ後半だったので、それまでは、品のいい若者の男の先生だと思ってよんでいました。
今の子どもたちがどのくらいこの本にはまるかはわかりませんが、数章ずつ、読み聞かせてあげたなら、きっとひきこまれていくのではないかと思いました。
ヤービたちの生活はとてもとてもシンプルでおだやか。
語り手の「わたし」の言葉がとてもきれいで美しい日本語。
挿絵から、「わたし」は女の人と分かったのはだいぶ後半だったので、それまでは、品のいい若者の男の先生だと思ってよんでいました。
今の子どもたちがどのくらいこの本にはまるかはわかりませんが、数章ずつ、読み聞かせてあげたなら、きっとひきこまれていくのではないかと思いました。
2016年2月9日に日本でレビュー済み
途中までは、ヤービの世界が事細かく説明され、柔らかな挿絵とあいまって、小さな生き物の世界にひたれます。読みやすい文章なので、すらすらと読めます。
ただ、後半、キジバトに乗っての冒険を過ぎたあたりから、やや物足りなさを感じます。おそらく小学生くらいの子どもにとっては意外と難しい言葉が使われているのに、1章自体が短く、後半に向けてもっとひきこまれるようなストーリーを期待してしまうと、肩すかしをくらいます。どのくらいの年齢層を対象に書かれたのか、疑問に思います。
ヤービの世界は、とても好きですので、もっともっといいものになればいいなと思います。次回作を期待しています。
ただ、後半、キジバトに乗っての冒険を過ぎたあたりから、やや物足りなさを感じます。おそらく小学生くらいの子どもにとっては意外と難しい言葉が使われているのに、1章自体が短く、後半に向けてもっとひきこまれるようなストーリーを期待してしまうと、肩すかしをくらいます。どのくらいの年齢層を対象に書かれたのか、疑問に思います。
ヤービの世界は、とても好きですので、もっともっといいものになればいいなと思います。次回作を期待しています。
2018年10月13日に日本でレビュー済み
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面白くないです。買ったので最後まで読みましたがつまらなすぎて眠くなってしまいます
2015年12月31日に日本でレビュー済み
どこか孤独の影がある学校の先生(女性)が、ふとしたきっかけから、水辺にすむ、ちいさな命(クーイ族)の営みと触れあう。やがて、その生き物たちにも、悩みがあり、喜びがあり、大きな物語があることが明かされてゆく。穏やかな文章なのに、読み始めたら止められない、その物語も素敵だが、挿絵もいい。私は、特に114-5頁のキジバトの背中から見た大地の広がり、その見開きの絵を見ていると、物語と相まって身体が暖かく軽くなった。本書の帯にあるように「世界ってなんてすばらしいんでしょう!」と世界や自分を肯定したくなる。出会えてよかった、いとおしい本です。続編が楽しみです。
2016年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
梨木さんが好きで購入しました。
不思議な物語系が好きですがこの作品、私は出だしが少しもたついた感じ(?)が有りました。
内容の「ヤービー」という架空の生き物の世界には引き込まれました。
不思議な物語系が好きですがこの作品、私は出だしが少しもたついた感じ(?)が有りました。
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