清純な少女のようでありながら妖艶な女の子。
その絵からつむぎだされた小川さんの作品。
とても綺麗に作られている本で、不思議な感覚になってきます。
内容は全く違いますが、子供の頃、ネバーエンディングストーリーの本で初めて
感じた本の中に、入り込んでいる感覚を思い出しました。(熱中すると言う意味ではなくて)
スワンキャンディーを舐めながら、読んでみたくなる素敵な本でした。
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おとぎ話の忘れ物 単行本 – 2006/4/26
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小川洋子の極上世界がさらに官能的に響く!
忘れられたおとぎ話の中で、オオカミは腹を裂かれ、少女は行き先を見失う。画家・樋上公実子のイラストをモチーフに、作家・小川洋子が紡ぎだした残酷で可憐な物語。書き下ろし競作集。
忘れられたおとぎ話の中で、オオカミは腹を裂かれ、少女は行き先を見失う。画家・樋上公実子のイラストをモチーフに、作家・小川洋子が紡ぎだした残酷で可憐な物語。書き下ろし競作集。
- 本の長さ120ページ
- 言語日本語
- 出版社ホーム社
- 発売日2006/4/26
- ISBN-10483425125X
- ISBN-13978-4834251258
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登録情報
- 出版社 : ホーム社 (2006/4/26)
- 発売日 : 2006/4/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 120ページ
- ISBN-10 : 483425125X
- ISBN-13 : 978-4834251258
- Amazon 売れ筋ランキング: - 846,130位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 231,749位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1962(昭和37)年、岡山県生れ。早稲田大学第一文学部卒。
1988年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。1991(平成3)年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。主な著書に『やさしい訴え』『ホテル・アイリス』『沈黙博物館』『アンネ・フランクの記憶』『薬指の標本』『夜明けの縁をさ迷う人々』『猫を抱いて象と泳ぐ』等。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞。『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、2006年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。翻訳された作品も多く、海外での評価も高い。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年7月10日に日本でレビュー済み
まさに、「おとぎ話」です。それも、現代の、大人の「おとぎ話」です。
この本の魅力は、小川洋子の文章と樋上公実子の絵のコラボレーションの素晴らしさでしょう。装丁から、本を1ページめくっただけで、その魅力に虜になってしまいました。
樋上公実子独特の、妖艶な雰囲気のする素晴らしい絵が、小川洋子のそれとない文章の中に秘められた残酷さのようなものとぴたっとフィットしています。
いくつかのおとぎ話をベースに書かれた物語は、どの一つをとっても魅力的であると同時に、胸にぐさっとくるものを持っています。現代が必要としている「おとぎ話」とは、こんな物語なのでしょう。
個人的には、「人魚宝石職人の一生」が一番胸に来ました。
出来ればこの続編を二人のコラボレーションで作って欲しいな、という気がしました。
この本の魅力は、小川洋子の文章と樋上公実子の絵のコラボレーションの素晴らしさでしょう。装丁から、本を1ページめくっただけで、その魅力に虜になってしまいました。
樋上公実子独特の、妖艶な雰囲気のする素晴らしい絵が、小川洋子のそれとない文章の中に秘められた残酷さのようなものとぴたっとフィットしています。
いくつかのおとぎ話をベースに書かれた物語は、どの一つをとっても魅力的であると同時に、胸にぐさっとくるものを持っています。現代が必要としている「おとぎ話」とは、こんな物語なのでしょう。
個人的には、「人魚宝石職人の一生」が一番胸に来ました。
出来ればこの続編を二人のコラボレーションで作って欲しいな、という気がしました。
2009年1月30日に日本でレビュー済み
挿絵がすごくあっていて、物語がよりすばらしく感じられた
特に、サロメの絵がよかった
誰でも知っているおとぎ話を、誰も知らないすこし残酷なお話へと変換させていく過程は、もう才能としか言いようがないと感じた
特に、サロメの絵がよかった
誰でも知っているおとぎ話を、誰も知らないすこし残酷なお話へと変換させていく過程は、もう才能としか言いようがないと感じた
2006年12月28日に日本でレビュー済み
素敵なイラストに釣られて、図書館で借りました。(買わなくて良かった。)
絵はいいんですが、話の方は まったく読む価値ありません。 私のように
大人向けの洒落たおとぎ話を期待している人は、多分 がっかりするでしょう。
私は、 “。。。足の爪をはがされる。”という表現を読んで嫌になりました。
全体がそんな感じです。 気持ちよく、本を読みたい人にはお薦め出来ません。
絵はいいんですが、話の方は まったく読む価値ありません。 私のように
大人向けの洒落たおとぎ話を期待している人は、多分 がっかりするでしょう。
私は、 “。。。足の爪をはがされる。”という表現を読んで嫌になりました。
全体がそんな感じです。 気持ちよく、本を読みたい人にはお薦め出来ません。
2007年1月19日に日本でレビュー済み
本のさし絵は、文章にあわせて後で描かれます。
絵本の場合は絵がメインですが、やはり文章を先に書くことが多いようです。
本書は、「最初に絵を決めて、あとでその絵に合わせた物語を書く」というめずらしい順序で書かれました。
まずは、表紙の絵をじーっとご覧ください。
いかがですか。
この絵のタイトルは「サロメ」です。
サロメは新約聖書に登場するユダヤの王家の血筋をひく女性で、歪んだ恋心から洗礼者ヨハネの首をはねさせる、というオスカー・ワイルドの戯曲で知られています。
皿の上に乗せた預言者の首を持つ女、というモチーフで多くの画家が作品を残しているそうで、樋上さんも皿の上に生首を乗せた図柄を踏襲しています。
しかし、この絵の女性は何とも無表情です。
オスカー・ワイルドの原作では、切った首にキスして、「お前の口に口づけしたよ」と語りかける不気味な女性でしたが、樋上さんの絵にはドロドロした情念と無縁の少女が描かれています。
おまけに、胸を半分はだけているのに、エロティックな印象も与えません。
こんな不思議な樋上さんの連作絵画が、全部で4シリーズ小川洋子さんの手元にとどき、小川さんは絵のイメージに合わせた物語を紡ぎはじめます。
いずれも短いおとぎ話ですので、内容の紹介は差し控えますが、帯に「残酷で可憐な物語」とあるように、どの物語も、血塗られた結末が待っています。
樋上さんといい、小川さんといい、やはり女性は、男性よりも「痛み」や「血」に強いのでしょうか。
男性には近寄れない世界を垣間見た気がします。
樋上さんは最後に、「読む人の心にしみ込んでいくでしょう」と結んでいます。おとなの絵本として、私もお薦めです。
ただし、女性向け。
男性が読むときは、女性向け週刊誌を覗き見するような気恥ずかしさを感じることがありますので、ご注意ください。
絵本の場合は絵がメインですが、やはり文章を先に書くことが多いようです。
本書は、「最初に絵を決めて、あとでその絵に合わせた物語を書く」というめずらしい順序で書かれました。
まずは、表紙の絵をじーっとご覧ください。
いかがですか。
この絵のタイトルは「サロメ」です。
サロメは新約聖書に登場するユダヤの王家の血筋をひく女性で、歪んだ恋心から洗礼者ヨハネの首をはねさせる、というオスカー・ワイルドの戯曲で知られています。
皿の上に乗せた預言者の首を持つ女、というモチーフで多くの画家が作品を残しているそうで、樋上さんも皿の上に生首を乗せた図柄を踏襲しています。
しかし、この絵の女性は何とも無表情です。
オスカー・ワイルドの原作では、切った首にキスして、「お前の口に口づけしたよ」と語りかける不気味な女性でしたが、樋上さんの絵にはドロドロした情念と無縁の少女が描かれています。
おまけに、胸を半分はだけているのに、エロティックな印象も与えません。
こんな不思議な樋上さんの連作絵画が、全部で4シリーズ小川洋子さんの手元にとどき、小川さんは絵のイメージに合わせた物語を紡ぎはじめます。
いずれも短いおとぎ話ですので、内容の紹介は差し控えますが、帯に「残酷で可憐な物語」とあるように、どの物語も、血塗られた結末が待っています。
樋上さんといい、小川さんといい、やはり女性は、男性よりも「痛み」や「血」に強いのでしょうか。
男性には近寄れない世界を垣間見た気がします。
樋上さんは最後に、「読む人の心にしみ込んでいくでしょう」と結んでいます。おとなの絵本として、私もお薦めです。
ただし、女性向け。
男性が読むときは、女性向け週刊誌を覗き見するような気恥ずかしさを感じることがありますので、ご注意ください。
2008年12月9日に日本でレビュー済み
少女だけが持つ甘美さ、少女だけが持つ潔癖さ。それが流麗な文章と甘美なイラストに絡みつき、なんともいえない世界観が広がります。一枚ごとにためいきです。
「愛されすぎた白鳥」の話はせつなくて泣けます。
「愛されすぎた白鳥」の話はせつなくて泣けます。
2006年5月16日に日本でレビュー済み
まさに「絵本」。。。KUMIKOさんの絵をモチーフに小川洋子さんがお話を書かれています。挿絵ではなく、画集ともいえるKUMIKOの世界。絵の中に閉じ込められたまま大人になってしまったような、どこかぎこちない少女。大人だけど少女。妖しくて危なげでいて無垢。
一時期流行った「おとぎ話の裏話的」な本を読みつくして、それでも尚、「おとぎ話」に惹かれて読み始め、いつの間にか今までと全く違う新たな「おとぎ」の世界に落ちていました。
こんなお話、忘れた人の顔が見たい…。
本棚よりも宝箱に入れたい一冊です。
一時期流行った「おとぎ話の裏話的」な本を読みつくして、それでも尚、「おとぎ話」に惹かれて読み始め、いつの間にか今までと全く違う新たな「おとぎ」の世界に落ちていました。
こんなお話、忘れた人の顔が見たい…。
本棚よりも宝箱に入れたい一冊です。
2006年5月17日に日本でレビュー済み
樋上公美子さん独特の色っぽくて耽美で、それでいて硬質な絵。小川洋子さんの優しくて透明感があって、それでいて冷徹な文。二つが合わさった、それはそれは甘くて苦く、美しいて怖い本です。
きっと人って、矛盾をいくつも抱えている。小川/樋上ご両人の眼はそれを同時に見つめて、甘さ美しさで包んで差し出してくれる。でも口に入れると...苦みが舌を刺す。その傷みが、気持ちをとらえて離さなくなります。現代の耽美派の傑作です。
それにしても、こんなに色が美しいなんて! きっと装丁も編集も担当者の方が作品の世界観に魅入られてはまり込んで作られた作品なのでしょう。
きっと人って、矛盾をいくつも抱えている。小川/樋上ご両人の眼はそれを同時に見つめて、甘さ美しさで包んで差し出してくれる。でも口に入れると...苦みが舌を刺す。その傷みが、気持ちをとらえて離さなくなります。現代の耽美派の傑作です。
それにしても、こんなに色が美しいなんて! きっと装丁も編集も担当者の方が作品の世界観に魅入られてはまり込んで作られた作品なのでしょう。