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戦争の法 単行本 – 2003/10/1
佐藤 亜紀
(著)
- 本の長さ341ページ
- 言語日本語
- 出版社復刊ドットコム
- 発売日2003/10/1
- ISBN-104835440641
- ISBN-13978-4835440644
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
1975年、日本海側にあるN県が突如独立を宣言し、街にはソ連兵が駐留するようになった。中学生の「私」は崩壊した家を捨てて山へ行き、ゲリラの一員となって厳しい訓練を受けるが…。92年新潮社刊の再刊。
登録情報
- 出版社 : 復刊ドットコム (2003/10/1)
- 発売日 : 2003/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 341ページ
- ISBN-10 : 4835440641
- ISBN-13 : 978-4835440644
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,382,547位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 357,764位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前の版では一般名詞で記されていたものが固有名詞で記されいる等、元々の稿に近い形なのではないのか、と推測(全くの的外れかもしれません)。
2019年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容は大好きなんですが、キンドル誤字脱字が多い…なおしてほしい
2017年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
百年後には正当に評価されているであろう佐藤亜紀が今のところ日本を舞台に書いた唯一の長編小説。自伝的要素も満載で、ファン必携の一冊。
2018年6月15日に日本でレビュー済み
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作品としては文句なく素晴らしいのですが、ところどころに誤字脱字が散見されるのが残念でした。昔読んだ文庫版ではそのようなことはなかったように思うので、今後何度も読み返す際のために修正対応してほしいところです。
2006年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
国内でもし、戦争が起こったら。
思春期の視点からみると、こんなにも日常とシンクするものかと、遠い感覚のようでもあり、妙なリアリティがあるようでもあります。
身の回りにあるものに染まっていく子供の順応性と、周りに適合してよりうまく行きぬけようとする大人の思惑との間のエアポケットに、ロマンティシズムが存在します。
少し右に振れれば恐怖に口も聴けなくなり、少し左に振れれば人の小さな癖に舌打ちするような暢気な気持ちになる。
さまざまな外因でふらふらと行き来する情緒のうちに、「確固たる何か」の幻想が生まれることがあるのではないかと思います。
戦争で親を失くしたり、身近な大人のプリミティブな姿を見て幻滅したり、御飯が食べられなかったり、やっと手に入れた食料の対価を知ったり。
そんなことで傷ついた子供の心を攫うのは、とても簡潔な形の英雄なのではないでしょうか。
そして、その幻想を失ったら?
その答え、一つのケースが主人公の前半生なのだと思えたのです。
思春期の視点からみると、こんなにも日常とシンクするものかと、遠い感覚のようでもあり、妙なリアリティがあるようでもあります。
身の回りにあるものに染まっていく子供の順応性と、周りに適合してよりうまく行きぬけようとする大人の思惑との間のエアポケットに、ロマンティシズムが存在します。
少し右に振れれば恐怖に口も聴けなくなり、少し左に振れれば人の小さな癖に舌打ちするような暢気な気持ちになる。
さまざまな外因でふらふらと行き来する情緒のうちに、「確固たる何か」の幻想が生まれることがあるのではないかと思います。
戦争で親を失くしたり、身近な大人のプリミティブな姿を見て幻滅したり、御飯が食べられなかったり、やっと手に入れた食料の対価を知ったり。
そんなことで傷ついた子供の心を攫うのは、とても簡潔な形の英雄なのではないでしょうか。
そして、その幻想を失ったら?
その答え、一つのケースが主人公の前半生なのだと思えたのです。
2008年2月10日に日本でレビュー済み
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佐藤亜紀の文章は、先を急かせたりしない。ひとつひとつの言葉を楽しみ、行きつ戻りつ読みたくなる。楽しみの詰まった文体。これが本当に読む醍醐味なんだとしみじみ思う。『ミノタウロス』、『バルタザールの遍歴』、『天使』、それぞれが異なる味を堪能できる上質な小説。そしてどの作品の終わりにも、暴力が吹きすぎた虚脱感に、失われた何かへの悲しみが輝いてみえる。この日本には、とてつもない文体を持った作家が、私と同じ時間を生きている。
2016年1月27日に日本でレビュー済み
かれこれ20年くらい前かな、読んだのは。
それ以来何度となく手にしている小説で、もうぼろぼろですが大事にしてます。
佐藤亜紀の小説の中でも個人的には抜群に面白く、どんな作家の作品を読んでも満足できなくなるくらいです。
戦争の法、この作品を超える小説に私は出会っていません。
内容は皆さんが前述している通りなので割愛しますが、残酷で賢くて少し馬鹿で、なんとも人生の悲哀と可笑しさが詰まった愛すべき登場人物たち。
センテンスの一つ一つが最終的に繋がっていく無駄のない見事な構成。
考え抜かれ、構築された大作だと思います。もうショックというか、あんぐりというか、この小説を読まないで死ななくてよかったと思います。
それ以来何度となく手にしている小説で、もうぼろぼろですが大事にしてます。
佐藤亜紀の小説の中でも個人的には抜群に面白く、どんな作家の作品を読んでも満足できなくなるくらいです。
戦争の法、この作品を超える小説に私は出会っていません。
内容は皆さんが前述している通りなので割愛しますが、残酷で賢くて少し馬鹿で、なんとも人生の悲哀と可笑しさが詰まった愛すべき登場人物たち。
センテンスの一つ一つが最終的に繋がっていく無駄のない見事な構成。
考え抜かれ、構築された大作だと思います。もうショックというか、あんぐりというか、この小説を読まないで死ななくてよかったと思います。