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発売元 Studio Seed
コンディション: 中古商品: 良い
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収容所群島(1) 1918-1956 文学的考察 単行本 – 2006/8/3

4.6 5つ星のうち4.6 15個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ブッキング (2006/8/3)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/8/3
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 480ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4835442482
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4835442488
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 15個の評価

カスタマーレビュー

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復刊されたソルジェニーツィンの収容所群島
5 星
復刊されたソルジェニーツィンの収容所群島
ソロヴェツキー諸島の強制収容所・グラーグの実態を克明に描いた書である。原書はソビエト本国では出版することが出来ず、1973-1975年にフランスで初めて発売されたという。今回の日本語版は、新潮社から刊行された単行本を底本とし、人名・地名は新潮文庫版を参考に、平成十八年に復刊されたものである。日本語版は全6巻。第一巻は、第一部 牢獄産業の、第一章から第八章までが収められている。翻訳は比較的読みやすい。本書を読むことで、ロシア革命とはどんなものであったのか、階級闘争とはなにか、具体的に理解することが出来ると思われる。革命を理解し推し進めていた側の多くの人民が、逆に反革命の罪名で捕らえられて強制収容所送りになるというのは皮肉な話である。もっとも、ソルジェニーツィン自身も赤軍の士官であり、我々日本人がこの本を評価するのとは微妙に立場が異なるであろう。本書は、ながらく入手困難であった。復刊されたのは本当に有り難いことである。
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上位レビュー、対象国: 日本

2018年7月17日に日本でレビュー済み
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40年前に重厚長大(全6巻)な「暑さ」に圧倒されて読まなかったので、定年した今年の課題図書として読み始めました。1月から読み始めて、今3巻の初めです。読了までまだまだかかりそうです。社会主義ソ連の全体主義は他人事ではなく、目前の問題と思いつつ読んでます。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年7月25日に日本でレビュー済み
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古い本なので傷みも気になりません。紛失していたのでやっと手に入り感謝してます。
2009年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ソロヴェツキー諸島の強制収容所・グラーグの実態を克明に描いた書である。

原書はソビエト本国では出版することが出来ず、1973-1975年にフランスで初めて発売されたという。

今回の日本語版は、新潮社から刊行された単行本を底本とし、人名・地名は新潮文庫版を参考に、平成十八年に復刊されたものである。日本語版は全6巻。

第一巻は、第一部 牢獄産業の、第一章から第八章までが収められている。

翻訳は比較的読みやすい。

本書を読むことで、ロシア革命とはどんなものであったのか、階級闘争とはなにか、具体的に理解することが出来ると思われる。

革命を理解し推し進めていた側の多くの人民が、逆に反革命の罪名で捕らえられて強制収容所送りになるというのは皮肉な話である。もっとも、ソルジェニーツィン自身も赤軍の士官であり、我々日本人がこの本を評価するのとは微妙に立場が異なるであろう。

本書は、ながらく入手困難であった。復刊されたのは本当に有り難いことである。
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5つ星のうち5.0 復刊されたソルジェニーツィンの収容所群島
2009年5月7日に日本でレビュー済み
ソロヴェツキー諸島の強制収容所・グラーグの実態を克明に描いた書である。

原書はソビエト本国では出版することが出来ず、1973-1975年にフランスで初めて発売されたという。

今回の日本語版は、新潮社から刊行された単行本を底本とし、人名・地名は新潮文庫版を参考に、平成十八年に復刊されたものである。日本語版は全6巻。

第一巻は、第一部 牢獄産業の、第一章から第八章までが収められている。

翻訳は比較的読みやすい。

本書を読むことで、ロシア革命とはどんなものであったのか、階級闘争とはなにか、具体的に理解することが出来ると思われる。

革命を理解し推し進めていた側の多くの人民が、逆に反革命の罪名で捕らえられて強制収容所送りになるというのは皮肉な話である。もっとも、ソルジェニーツィン自身も赤軍の士官であり、我々日本人がこの本を評価するのとは微妙に立場が異なるであろう。

本書は、ながらく入手困難であった。復刊されたのは本当に有り難いことである。
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15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年10月6日に日本でレビュー済み
1.内容(全巻共通)
 第2次世界大戦においては「独ソ戦」と言われる戦争が起こった。ドイツはナチスによる強制収容所が世界的に非難にさらされたが、ソ連にも似たようことがあった(ただし、いわゆる西側諸国は関心を示さなかったので世界的な非難に至らなかった)。もっとも本書全6巻で描写されている収容所体制は第2次世界大戦以前からあり、本書では、おそらく著者が体験したと思われる、矯正労働収容所、特殊収容所、徒刑囚について書かれているが、無頼漢が、無辜の人も多いロシア刑法第58条犯を支配したり、反抗が起こっても鎮圧されたりと、ソ連で実際に起こったひどい状況を、著者の体験に加えて、実際に収容された囚人の手紙等を用いて描いたものと思われる。

2.評価
 現在は、ロシア共和国のウクライナ共和国侵攻でロシアに興味を持つ人が多いと思われるが、当時のロシア・ソビエトも現在に勝るとも劣らないひどさであることが記されていて、一読の価値があると思う。

 ただ、以下の2点により、星1つ減らして星4つとする。

 第1に、古典一般がそうだが、事実としても現在では通用しないことが書かれているところが散見されることである(例えば本書第3巻p463のあたり。現在は女性も働くのが当然とされるので、不適当。もっともこれは著者の問題ではなく、読者の理解の問題)。

 第2に、本書のように社会主義・共産主義が問題であるとしても(中華人民共和国の文化大革命や、カンボジアにおけるポル=ポトの住民虐殺といい、社会主義の国に、既存の秩序を否定するあまり、とんでもないことが起こった)、社会主義・共産主義が問題だと声高に叫ぶ中には危険な兆候があることの注意喚起のためである(『マッカーシズム』(ロービア、岩波文庫、1984)、『アメリカ侵略全史(略)』(ウィリアム・ブルム、作品社、2018)も併読されたし。なお、社会主義全てがダメなのではなく、妥当な影響を及ぼしていることにつき、『社会主義の誤解を解く』(薬師院仁志、光文社新書、2011)をも一読されたし)。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年9月18日に日本でレビュー済み
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ソルジェニーツインは「イワン・デニーソヴィチの一日」や「煉獄のなかで」「ガン病棟」など小説作品が有名だが、文学的ノンフィクションとも言える「収容所群島」こそ彼のエッセンス(精粋)であり、ライフワークなのだろう。第一巻ではまだ収容所群島の具体的描写は殆ど出てこない。しかしソ連共産主義がイデオロギーの名の下に人民を徹底的に虐げ、抑圧したその実相の基底が第一巻に記されている。第2巻とも重なるが、戦争捕虜になった自国民を片端から逮捕し、スパイ、反逆等の汚名を着せて収容所送りにするなど信じがたいものがある。また数合わせで無実の人間をでっち上げ逮捕するなども恐ろしい話である。素朴・土俗といったイメージの強いロシア人ながら、圧政、抑圧、国家テロのテクニックには驚くべき能力が発揮されたようだ。先頃成立した我が新政権にはこんな根性はないだろうが、けっして過去の出来事として葬り去ることはできない歴史ホラーとも言えよう。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年1月28日に日本でレビュー済み
とにかく読んでほしい書物である。

1〜6巻まで、非常に長い長いものではあるが、
どこから読んでも読めると思う。

2〜5巻(特に3,4巻など)がいいかも。
1巻は法律的な話が多いので退屈かもしれない。

共産党独裁のイデオロギー問題もあるのだが、
普遍的な人間性(善と悪)について語られた良書である。

再版は非常に喜ばしい。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年3月24日に日本でレビュー済み
これは10年前くらいに単行本6冊を読んだ感想である。いまは、各種の戦争などの収容所(日本やドイツやアメリカなど…)の実際がどういう物であったかがよく知られ、このソルジェニーチィンの書いた、暗黒の世界はソ連だけでなく、多くの国で同じようなことが行われてきたことが知られてきています。その基本書とも言ってよい本です。国家反逆罪、捕虜、、犯罪者、国家にとっての不都合者、・・・・・が閉じ込められ、悲惨な事実を明らかにしてくれています。権力者と言うのは、どこも同じと言うことがわかってきています。
本当に、人間とは、戦争とは、権力とは、人間の感情とは、・・・・なんだろうと考えざるを得ません。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年2月1日に日本でレビュー済み
ロシア文学特有の、重厚さ(悪く言えば幾らかのかったるさを含む全体の長さ)と、収容所を含めた時代背景を読み取る事を楽しめる人でないと全巻読み切るのは難しいなと感じた。

綿密な描写は素晴らしいがそれ自体全て実体験が元となっており、単純な文字の羅列としての評価ではなく、その精神・ことば・ひいては人間としての著者に対する評価が中心となってしまう。文学の本質とはそういうものなのかもしれないが、評価とは言わず感想とて難しい。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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