大学生だった岩本さんは、
1年間かけて世界を旅した。
それは、
世界そのものを学校とし、
その場その場から学ぶ、
流学の旅であった。
でかい世界と打ちのめされるような現実と、
ありのままにぶつかって、
ありのままに見つめて、
この日記に綴っている。
あぁ、世界はこんなにも大きい。
都会のかたすみでうじうじするのが、
もったいなくなるくらいに。
“僕は何かしたくてここへ来た。でも、こんな彼らを前に何もできない自分。この現実を目の前にした無力感。
何の役にも立たない自分が今やるべきこと。それはきっと、石を運んで汗をかいて、それで何かやったような気になることじゃないはずだ。それはきっと、この<現実>にぶつかって、今の自分を壊しながら成長していくことだ。そうだ、これは学びの旅、流学なんだ。
今は結果を出そうとしなくていい。今は学ぶこと、この世界を旅しながら勉強するんだ。”
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流学日記: 20の国を流れたハタチの学生 単行本 – 2003/10/1
岩本 悠
(著)
- 本の長さ242ページ
- 言語日本語
- 出版社文芸社
- 発売日2003/10/1
- ISBN-104835563018
- ISBN-13978-4835563015
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
キリマンジャロのてっぺんで悟り、ピラミッドに侵入し逮捕される。10日間断食し食の業を見つめ、ウガンダの山羊を殺して「いただきます」。矛盾。聖人なんだか、俗人だったり…。現代の悩まぬ学生が放つ、マジメな哲学書。
登録情報
- 出版社 : 文芸社 (2003/10/1)
- 発売日 : 2003/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 242ページ
- ISBN-10 : 4835563018
- ISBN-13 : 978-4835563015
- Amazon 売れ筋ランキング: - 98,129位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2005年6月30日に日本でレビュー済み
旅は色々なことを教えてくれる。一人旅、しかもそれが外国であればなおさらである。旅が教えてくれるものは、その人の価値観、人生観、考え方などによって大いに異なるだろう。しかし、旅をすることによって「何か」を学べるはずである。そして、そういった「何か」は、たいてい普段生活している日常ではない場所に存在しているものだ。
同世代の作者が世界を流れ、もがき、苦しみ、泣き、笑い、学んだ全てがつまったこの本を読んで、自分の幸せとは何かについて考えさせられた。果たしてこのままの自分でいいのだろうか。「それなり」な人生で満足していないだろうか。今の生活とはかけ離れた、もっと泥臭くて、もっと薄汚くて、でもとっても素直で人間味の溢れるところに、自分の求めるものがあるのではないだろうか。
私は、もうすぐ24歳になろうとしている。この機会に、もう一度自分と真摯に向き合い、「何か」について熟考し、探求する必要があるのかもしれない。
同世代の作者が世界を流れ、もがき、苦しみ、泣き、笑い、学んだ全てがつまったこの本を読んで、自分の幸せとは何かについて考えさせられた。果たしてこのままの自分でいいのだろうか。「それなり」な人生で満足していないだろうか。今の生活とはかけ離れた、もっと泥臭くて、もっと薄汚くて、でもとっても素直で人間味の溢れるところに、自分の求めるものがあるのではないだろうか。
私は、もうすぐ24歳になろうとしている。この機会に、もう一度自分と真摯に向き合い、「何か」について熟考し、探求する必要があるのかもしれない。
2010年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
岩本さんの生きざまがそのまま描写されているこの1冊!!
海外に本当に興味をお持ちの方でまだ海外での生活経験がないような方には必見。
赤裸々に綴られた文章だからこそ、伝わってくる一言一言がとっても思いがこもっています。
海外に興味がなくても、学生や中高生にも是非、読んでほしいものです。
人にはそれぞれ生き方が決められているわけではなく、自分で判断し、行動していくもの。
そのひとつとして「流学」をした岩本さんの思いがここにあります。
また、1〜3ページごとにテーマがあり、話の内容も変わるため
読者のペースで読み進めていくことができます。
どうぞ、文庫本でお手頃の値段ですので、是非、読んでみて下さい!!
海外に本当に興味をお持ちの方でまだ海外での生活経験がないような方には必見。
赤裸々に綴られた文章だからこそ、伝わってくる一言一言がとっても思いがこもっています。
海外に興味がなくても、学生や中高生にも是非、読んでほしいものです。
人にはそれぞれ生き方が決められているわけではなく、自分で判断し、行動していくもの。
そのひとつとして「流学」をした岩本さんの思いがここにあります。
また、1〜3ページごとにテーマがあり、話の内容も変わるため
読者のペースで読み進めていくことができます。
どうぞ、文庫本でお手頃の値段ですので、是非、読んでみて下さい!!
2021年10月8日に日本でレビュー済み
下品な描写がいくつかあったもののそれも客観的な事実の表現の一種と捉えれば、総じて著者の感性の高さ・深さ・鋭さは目を見張るものがあり大変興味深く読むことが出来た。軽快な書き方の中でも人生の本質がいくつも散りばめられている。
2010年3月16日に日本でレビュー済み
2003年に文芸社から出た単行本の文庫化。
著者は大学在学中に、世界各国を旅したという若者。しかし、ボランティア活動をしながらという点がちょっと珍しい。ボランティアに資金提供をしたり、派遣したりといった制度や組織は多数あり、それらを利用しての旅だったのである。
ボランティアを通して死や貧困や病気や差別と直接にふれあい、人生観が変わっていくというエッセイなのだが、30才を越えてしまった私としては、ちょっと違和感を覚える箇所が少なくなかった。
若者特有の熱さはいいのだが、視野の狭さが全面に出てしまっていて、なんだかなあ。著者と同年代のひとたちが読むと共感するのだろうか。
著者は大学在学中に、世界各国を旅したという若者。しかし、ボランティア活動をしながらという点がちょっと珍しい。ボランティアに資金提供をしたり、派遣したりといった制度や組織は多数あり、それらを利用しての旅だったのである。
ボランティアを通して死や貧困や病気や差別と直接にふれあい、人生観が変わっていくというエッセイなのだが、30才を越えてしまった私としては、ちょっと違和感を覚える箇所が少なくなかった。
若者特有の熱さはいいのだが、視野の狭さが全面に出てしまっていて、なんだかなあ。著者と同年代のひとたちが読むと共感するのだろうか。
2004年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は大学の友達から進められて読んでみました。
普段あまり本を読まない私なのですがあきるどころかほとんど一気に読んでしまいました。
同じ大学生として今自分がこのままの生活をしていることで満足なのかそんなことを考えさせられました。
バックパッカー、この言葉の意味や、世界の大きさ、この体で体験してみたいです。
価格もお手軽ですしけして利益ばかりを求めたものではないので是非読んでみてください。
何かが変わりますよ。
普段あまり本を読まない私なのですがあきるどころかほとんど一気に読んでしまいました。
同じ大学生として今自分がこのままの生活をしていることで満足なのかそんなことを考えさせられました。
バックパッカー、この言葉の意味や、世界の大きさ、この体で体験してみたいです。
価格もお手軽ですしけして利益ばかりを求めたものではないので是非読んでみてください。
何かが変わりますよ。
2004年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
僕は自分が何をしたいかもわからず、何も行動しないで焦ってばかりいた。てきとーにいろんな事に出張って、てきとーにやめて、の繰り返し。けれど、この本を知って、読み終えた後、僕は、先のことはとりあえず置いといて、とりあえず行動してみよう!って考えられるようになりました。最初から最後まで日記形式で、哲学書なんて言えないような表現もちらほら。だけど、最後まで読んで、思いました。哲学書、うん納得。先の見えない人の道しるべ的な本だと僕は思います。決して難しくない、読みやすいけど、難しいことばかり羅列した本なんかよりよっぽど感動できるし、この本のすべてが僕の力になると確信しています。
2011年10月12日に日本でレビュー済み
本書は旅の日記です。ただ、それだけです。
この本に何か素晴らしい知恵やアイディアがあると思ってはいけません。著者が等身大の感想を述べているだけであって、イメージとしては、海外旅行に行った友人の思い出話を聞いている感じです。元々、海外や一人旅に興味がある人なら、自分も行ってみたいと思うかもしれません。しかし、興味のない人を惹きつけるだけの魅力はありません。
そうなってしまった原因はいろいろあると思います。まず、文章が下手です。一般論でいえば、文体も個性ですが、中学生でも恥ずかしくなるような著者の文体は、読んでいて苦痛を感じました。次に、内容についても拙劣です。「◯◯を見た。××と思った」。学校の感想文かと思いました。日記を書籍という形で世に出すのであれば、「××と思った」部分をもっと詳細に論じるか、当時の感想を踏まえて現在からの考察を述べたりするのが普通だと思います。なまじ行った国が多いからか、一つ一つの描写が浅くなってしまったのかも知れません。
あと、一つ気になったのは、本文中でさんざんばかにしていた女性と、著者が性的関係を結んでいることです。女性は一貫して愚かに描写されています。もしかすると、後でつじつまを合わせるために、最初から印象が悪かった風に書き直したのかも知れません。いずれにせよ、なぜ、自分が性的関係を結んだ相手のことを、後になって悪く書いて、公表したのでしょうか。あまつさえ、著者の放浪したルートを示した地図のページで、さもセックスしたことがそこの地で何か成し遂げたことかのように記されていて、私は嫌悪感がしました。
著者は有名大学を出て、現在、教育関係の仕事をしているようです。本書の中身はぺらぺらですが、それは、著者の悪い面が本書に凝縮されているからだと想像します。
この本に何か素晴らしい知恵やアイディアがあると思ってはいけません。著者が等身大の感想を述べているだけであって、イメージとしては、海外旅行に行った友人の思い出話を聞いている感じです。元々、海外や一人旅に興味がある人なら、自分も行ってみたいと思うかもしれません。しかし、興味のない人を惹きつけるだけの魅力はありません。
そうなってしまった原因はいろいろあると思います。まず、文章が下手です。一般論でいえば、文体も個性ですが、中学生でも恥ずかしくなるような著者の文体は、読んでいて苦痛を感じました。次に、内容についても拙劣です。「◯◯を見た。××と思った」。学校の感想文かと思いました。日記を書籍という形で世に出すのであれば、「××と思った」部分をもっと詳細に論じるか、当時の感想を踏まえて現在からの考察を述べたりするのが普通だと思います。なまじ行った国が多いからか、一つ一つの描写が浅くなってしまったのかも知れません。
あと、一つ気になったのは、本文中でさんざんばかにしていた女性と、著者が性的関係を結んでいることです。女性は一貫して愚かに描写されています。もしかすると、後でつじつまを合わせるために、最初から印象が悪かった風に書き直したのかも知れません。いずれにせよ、なぜ、自分が性的関係を結んだ相手のことを、後になって悪く書いて、公表したのでしょうか。あまつさえ、著者の放浪したルートを示した地図のページで、さもセックスしたことがそこの地で何か成し遂げたことかのように記されていて、私は嫌悪感がしました。
著者は有名大学を出て、現在、教育関係の仕事をしているようです。本書の中身はぺらぺらですが、それは、著者の悪い面が本書に凝縮されているからだと想像します。