とにかく、私は、子供の頃から、今日に至るまで、乗り物酔いが激しいほうなのです。
そういえば、会社の忘年会で屋形船に乗船したときに、船酔いしたのは、総勢25名中、私1人だけだった苦い思い出がありました。また、同じく会社の社員旅行で、韓国に行ったときに、たかが2時間半のフライトで、飛行機酔いしたのも私だけでした。確率論からいっても、これは、相撲でいえば、横綱クラスの乗り物酔い体質なのでしょうか?!
本書には、たくさんの体験手記や、Q&Aが寄せられています。電車に10分間揺られただけでも、乗り物酔いをしてしまう事例など、皆様、重症な方々ばかりいらっしゃいます。それに比べたら、まだまだ自分はマシなほうなのかな?!と、正直、思えてきました。
乗り物酔いのメカニズムを、ごく簡単に説明しますと、内耳にある耳石器と三半規管の中のリンパ液が、乗り物に揺られると、かき回された状態となり、脳は、これらを異常な刺激と受け取り、めまいや吐き気などの症状が現れるそうです。また、乗り物酔いには、小脳の一部である前庭小脳のコントロール力も大いに関係していることが、動物実験などからも明らかになっているそうです。詳しくは、本書を読んでいただけたらと思います。
ここで、本書の“乗り物酔いは自分で撃退できる”の中で、特に参考になったものだけをピックアップしておきます。
まず、子供ならば、公園のブランコに乗ったり、縄跳びやマット運動などをして、少しずつ、揺れやスピードに慣れておくことです。また大人にも子供にも共通する撃退法として、毎日、四股を1日、朝10回、夜40回踏んで、体の平衡機能を鍛え上げることです。いずれも、毎日の地道な積み重ねが大切です!(ちなみに本書を読んだ私は、毎日、夜寝る前に、四股を30回踏んでいますが、正直かなり、しんどいです。)そして、自分は、毎日これだけ苦しい思いをして体を鍛え上げているのだから大丈夫っ!!と、自分に絶対的な自信をもつことが、何より大切です。
その他、意外だったのは、大人ならば、乗り物乗車前に、少量のアルコールを飲むのが良いそうです。理由は、前庭小脳の強すぎるブレーキ力を鈍らせる効果があるからだそうです。
最後に、日常生活に支障をきたすぐらいの乗り物酔いをされている方々に、お伝えしておきたいことがあります。著者曰く、乗り物酔いは“動揺病”という名の病気の一種です!“体質だから”とあきらめないで、是非、専門医に相談をしましょう。乗り物酔いが改善されれば、必ずや、明るく楽しい人生が待っているはずです。
P.S.乗り物酔い体質の人だって、悪いことばかりではありません。人より苦しみをわかっている分、他人にも優しく接することのできる人間になれるからです。これは、健康な人にはわからない特権です!!
“乗り物酔い体質”の皆様、ファイトです!!
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「乗り物酔い」撃退ブック―遠足も旅行もドライブも楽しくなる! (ビタミン文庫) 単行本 – 2004/9/1
- 本の長さ204ページ
- 言語日本語
- 出版社マキノ出版
- 発売日2004/9/1
- ISBN-104837611923
- ISBN-13978-4837611929
登録情報
- 出版社 : マキノ出版 (2004/9/1)
- 発売日 : 2004/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 204ページ
- ISBN-10 : 4837611923
- ISBN-13 : 978-4837611929
- Amazon 売れ筋ランキング: - 55,130位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
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2012年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2005年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
乗り物酔いは体質なので慣れるしかないという考えが一掃された。
20歳過ぎれば前庭小脳が退化し始めるため(これは嬉しくないが)
乗り物酔いからは解放される(これは嬉しい)というのは初めて知った。
進学や就職に際して悩む人には朗報だ。
また一定年齢を過ぎても発生する時は、何らかの疾病が影響している
場合があるのにも驚かされた。
ごく身近な化学物質が原因だとわかりにくく、心理的なものと誤解されて
しまいがちだ。普段から気をつけなければと痛感した。
不登校やひきこもりにもなりうる状態が治療できると知れば、救われる人
も多いだろう。
もちろんのこと、一般的な精神面が原因のもの、そして平衡感覚の弱さ
から来る乗り物酔いを解消・軽減する方法についてもさまざまな方法を
紹介している。
アロマやツボ押しなどの他に、四股を踏むことによって機能を鍛えるなど、
ユニークなものもある。
専門用語が多いにも関らず、全編通じて非常に読みやすい。症例も
載せられているので、患者の訴えに親身になって対応する著者の人柄も
よくわかる。
乗り物酔いだけでなく、脳や耳の病気や検査方法についても詳しいので、
めまいに悩む人にも参考になる本だ。
20歳過ぎれば前庭小脳が退化し始めるため(これは嬉しくないが)
乗り物酔いからは解放される(これは嬉しい)というのは初めて知った。
進学や就職に際して悩む人には朗報だ。
また一定年齢を過ぎても発生する時は、何らかの疾病が影響している
場合があるのにも驚かされた。
ごく身近な化学物質が原因だとわかりにくく、心理的なものと誤解されて
しまいがちだ。普段から気をつけなければと痛感した。
不登校やひきこもりにもなりうる状態が治療できると知れば、救われる人
も多いだろう。
もちろんのこと、一般的な精神面が原因のもの、そして平衡感覚の弱さ
から来る乗り物酔いを解消・軽減する方法についてもさまざまな方法を
紹介している。
アロマやツボ押しなどの他に、四股を踏むことによって機能を鍛えるなど、
ユニークなものもある。
専門用語が多いにも関らず、全編通じて非常に読みやすい。症例も
載せられているので、患者の訴えに親身になって対応する著者の人柄も
よくわかる。
乗り物酔いだけでなく、脳や耳の病気や検査方法についても詳しいので、
めまいに悩む人にも参考になる本だ。
2014年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これで治るとは言えませんが、とても参考になる内容です。
実践してみると以前よりましになってます。
実践してみると以前よりましになってます。
2005年2月1日に日本でレビュー済み
この本は、乗り物酔いする体質の人や、家族などに乗り物酔いする体質の人がいるという人にオススメしたい本。そういう人達にとって力強い味方になる本だと思う。
第一章 ■乗り物酔いはなぜ起こる
第二章 ■乗り物酔いの検査法と治療法
第三章 ■乗り物酔いは自分で撃退できる
第四章 ■乗り物酔いを克服した7人の手記
第五章 ■乗り物酔いなんでもQ&A
大きく別けると上のように項目が別れている。
第一章では乗り物酔いのメカニズムについて書かれてあって、
第二章では乗り物酔いに関する病気・治療法・検査法が書かれてあって、
第三章では乗り物酔いに効果のある食事や訓練方法が書かれてあって、
第四章では乗り物酔い経験者の話が書かれてあって、
第五章では乗り物酔いに関する質問とその答えが書かれてある。
特に第三章は、乗り物酔い対策のいろんな方法が書かれてあって良い!
第一章 ■乗り物酔いはなぜ起こる
第二章 ■乗り物酔いの検査法と治療法
第三章 ■乗り物酔いは自分で撃退できる
第四章 ■乗り物酔いを克服した7人の手記
第五章 ■乗り物酔いなんでもQ&A
大きく別けると上のように項目が別れている。
第一章では乗り物酔いのメカニズムについて書かれてあって、
第二章では乗り物酔いに関する病気・治療法・検査法が書かれてあって、
第三章では乗り物酔いに効果のある食事や訓練方法が書かれてあって、
第四章では乗り物酔い経験者の話が書かれてあって、
第五章では乗り物酔いに関する質問とその答えが書かれてある。
特に第三章は、乗り物酔い対策のいろんな方法が書かれてあって良い!