本書の題名から想像されるような、口先だけのテクニックを説明した本ではない。できると言われる男になるための、心構え、考え方から、必然的に行動や話し方が決まってくる。そのためには、したたかに、但し一本芯の通ったポリシーが必要である。
本書では、
1)相手からどう見られるか
2)相手をどうその気にさせるか
3)相手との交渉におけるポイント(自分の土俵で勝負する、存在感を見せる、切り返す)
4)ここ一番での決め方
について説明している。
所謂交渉戦略とか、戦術という分類で系統立てて整理されているわけではないが、それぞれの項目は短いストーリーを元に分かりやすく説明しており、納得させられる。
人によって、苦手なところや役に立つところは異なると思うが、個人的には相手との交渉のところがとても参考になった。何度も読み返して、使えるようにしたいと思う本である。
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「できる男」の話し方 (知的生きかた文庫 む 13-1) 文庫 – 2007/4/1
向谷 匡史
(著)
「話し方」がブレない男は「生き方」もブレない──「4つ話し
て6つ聞く」「反論には質問で切り返す」「相手が綱を引いたら、サッと手を放
す」などなど、「人生で風上に立つ法=できる男の話し方」の奥義をすべて紹
介!
て6つ聞く」「反論には質問で切り返す」「相手が綱を引いたら、サッと手を放
す」などなど、「人生で風上に立つ法=できる男の話し方」の奥義をすべて紹
介!
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社三笠書房
- 発売日2007/4/1
- ISBN-104837976328
- ISBN-13978-4837976325
登録情報
- 出版社 : 三笠書房 (2007/4/1)
- 発売日 : 2007/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 221ページ
- ISBN-10 : 4837976328
- ISBN-13 : 978-4837976325
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,726,783位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,270位ビジネス交渉・心理学
- - 2,127位知的生きかた文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1950年生まれ。広島県呉市出身。広島県立呉宮原高校、拓殖大学政経学部卒業。大学在学中からフリーライターとして活動を始め、卒業後、「週刊ポスト」専属記者となる。事件、スポーツ、芸能記事のほか、対談、人物記事をシリーズを担当する。
その後、編集企画会社を設立。各種パンフレット、会報等の制作から雑誌の取材記事、単行本の執筆編集まで幅広く活動。
作家に転向後、単行本の執筆のほか、「漫画ゴラク」「漫画サンデー」「週刊アクション」等で劇画原作を手がける。
2000年11月、保護司拝命。2006年5月、浄土真宗本願寺派(西本願寺)で得度。2013年4月、同派で「教師」取得。空手道「昇空館」館長としての顔を持つ。異色の作家であり僧侶として知られる。
執筆ジャンルは仏教から人間関係術、さらにヤクザの心理術まで多岐にわたり、人間社会を鋭くとらえた観察眼と切れ味のよい語り口に定評がある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2007年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話し方というより、生き方を教わったような気がしました。全編にわたり「男」が強調されていて、それがこの時代にすんなり受け入れられるかは分かりませんが、私自身はそれが気に入りました。やっぱり男はこうでなきゃ、と思います。
私も営業をやっていますが、いざというときにこの本に書いてあることが口から出てくるようにと、毎日の通勤電車で何度も何度も読み返しています。
私も営業をやっていますが、いざというときにこの本に書いてあることが口から出てくるようにと、毎日の通勤電車で何度も何度も読み返しています。
2007年8月8日に日本でレビュー済み
平積みにされてたので買ってしまいましたが正直これでできる男と言われるのか?というより内容的に嫌われる男と変えた方が無難でないの。
さらに各目次にあわせて実際にあったことを仮名で書き綴ってるようだが、その話が今時ドラマでもありえないような話、と最後まで読み終えることなく本を閉じました。
これは酒でも飲みながら書いたんでしょうか?
さらに各目次にあわせて実際にあったことを仮名で書き綴ってるようだが、その話が今時ドラマでもありえないような話、と最後まで読み終えることなく本を閉じました。
これは酒でも飲みながら書いたんでしょうか?
2018年2月18日に日本でレビュー済み
参考にはなりましたし、何度も読んで理解して自分の中に落とし込んでいけば結構人間としてのスキルが上がると思います。
しかし、文中にあるシチュエーションの例を見てみると『これはないだろ笑笑』というのが多々ありました笑
もちろん分かりやすく伝える為の誇張表現であるとは理解しているのですが、なんだか別の意味でも楽しめそうな感じがしました。
しかし、文中にあるシチュエーションの例を見てみると『これはないだろ笑笑』というのが多々ありました笑
もちろん分かりやすく伝える為の誇張表現であるとは理解しているのですが、なんだか別の意味でも楽しめそうな感じがしました。
2007年8月21日に日本でレビュー済み
僕はぼんやりきょうまで生きてきたので、人間同士のハーモニーは存在すると、性善説的に信じている。性悪説で生きていくだけのタフさも体力もない。
そのようなできない男なので、できる男はどんな風かと思って本書を繙いた。
第三章 相手をいかに「自分の土俵に引き込む」か
第五章 男の能力ー「切り返す」「最後に落とす」技術
等、斬るか斬られるか、或いは肉を斬らせて骨を断つ的な丁々発止をできる男が如何にここ一番をこなすかが描かれていて、読むほどに僕は決定的にこういうことが弱いと痛感した。
昔、上司が僕にこう諭した:「君ねえ、君は『いい人』かもしれないけど、『いい人』だったら営業できると思ったら大間違いだよ。にこにこしてて人柄がいいといえば社内からは好かれるかもしれないけど、社内であっても部下を守るため、自分の『理』を通すため、自分は『善き意志』をもっていてそれを通すことが会社のため、世の中のためだと思うならば、いざというときにはドスを抜かなきゃいけないし、政治的な手練手管を使わなければならないんだよ。君はまだ若いんだからなるべくそういう場面はない方がいい。その辺は僕の仕事だから、君は見てればいい。ただ、ここ一番の時に動けるだけの心構えはしとかなければいけない。」
・・・頭ではわかっても腑に落ちなかった。そんな世界じゃない、性善説的な世界がこの世のどこかにはあって、今居る世界がそこじゃないのなら外に理想郷を見つけたい・・・なんて思いながらずるずる20年近く同じ世界で生きてきた。その間、この方面での成長は殆どないままに。そんなことをこの本を読みながら想い出した。
この本では沢山の実例を引きながら「できる男」がどういう場面でどういう話し方をするかが詳述してあって、この通りにできるかどうかは別としても、あるべき心構えを理解するのには役に立つ本だと感じた。
そのようなできない男なので、できる男はどんな風かと思って本書を繙いた。
第三章 相手をいかに「自分の土俵に引き込む」か
第五章 男の能力ー「切り返す」「最後に落とす」技術
等、斬るか斬られるか、或いは肉を斬らせて骨を断つ的な丁々発止をできる男が如何にここ一番をこなすかが描かれていて、読むほどに僕は決定的にこういうことが弱いと痛感した。
昔、上司が僕にこう諭した:「君ねえ、君は『いい人』かもしれないけど、『いい人』だったら営業できると思ったら大間違いだよ。にこにこしてて人柄がいいといえば社内からは好かれるかもしれないけど、社内であっても部下を守るため、自分の『理』を通すため、自分は『善き意志』をもっていてそれを通すことが会社のため、世の中のためだと思うならば、いざというときにはドスを抜かなきゃいけないし、政治的な手練手管を使わなければならないんだよ。君はまだ若いんだからなるべくそういう場面はない方がいい。その辺は僕の仕事だから、君は見てればいい。ただ、ここ一番の時に動けるだけの心構えはしとかなければいけない。」
・・・頭ではわかっても腑に落ちなかった。そんな世界じゃない、性善説的な世界がこの世のどこかにはあって、今居る世界がそこじゃないのなら外に理想郷を見つけたい・・・なんて思いながらずるずる20年近く同じ世界で生きてきた。その間、この方面での成長は殆どないままに。そんなことをこの本を読みながら想い出した。
この本では沢山の実例を引きながら「できる男」がどういう場面でどういう話し方をするかが詳述してあって、この通りにできるかどうかは別としても、あるべき心構えを理解するのには役に立つ本だと感じた。