面白いこと請け合い。作品の深奥にある文学者の食意識、料理、店との関わり、などなど、さまざまなエピソードとともに紹介されています。
初めから通読するのもよし、好きな作家だけ読むのもよし。一応、参考までに紹介されている文学者を羅列します。
1夏目漱石
2森鴎外
3幸田露伴
4正岡子規
5島崎藤村
6樋口一葉
7泉鏡花
8有島武郎
9与謝野晶子
10永井荷風
11斎藤茂吉
12種田山頭火
13志賀直哉
14高村光太郎
15北原白秋
16石川啄木
17谷崎潤一郎
18萩原朔太郎
19菊池寛
20岡本かの子
21内田百間
22芥川龍之介
23江戸川乱歩
24宮沢賢治
25川端康成
26梶井基次郎
27小林秀雄
28山本周五郎
29林芙美子
30堀辰雄
31坂口安吾
32中原中也
33太宰治
34檀一雄
35深沢七郎
36池波正太郎
37三島由紀夫
最高のエピソードを紹介します。
太宰治は、ある時、熱海に出かけた。東京の内妻に金がなくなったと連絡が入る。頼まれた檀一雄がお金を持って出掛けると、また豪遊。さらに金がなくなり、今度は檀が宿で「人質」となって、太宰が東京に金を工面しに帰る。3日くらいで戻るかと思ったが、10日経っても戻ってこない。仕方なく、監視役をともなって檀が帰京し、太宰を捜すと、のんきに井伏鱒二の家で将棋を指していた。檀曰く、「『走れメロス』はこのことを元にしたのではないか」。
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文人悪食 単行本 – 1997/3/1
嵐山 光三郎
(著)
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- 本の長さ429ページ
- 言語日本語
- 出版社マガジンハウス
- 発売日1997/3/1
- ISBN-104838706200
- ISBN-13978-4838706204
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
森鴎外の好物は、ごはんの上にアンコ入りの饅頭を割ってのせ、煎茶をかけて食べる「饅頭茶漬」であった…。その他夏目漱石、与謝野晶子、北原白秋、江戸川乱歩、三島由紀夫ら文人たちの意外な「悪食」の数々。
登録情報
- 出版社 : マガジンハウス (1997/3/1)
- 発売日 : 1997/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 429ページ
- ISBN-10 : 4838706200
- ISBN-13 : 978-4838706204
- Amazon 売れ筋ランキング: - 830,430位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 23,928位エッセー・随筆 (本)
- - 124,384位ノンフィクション (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知人から薦められて3分の1ほど読んだばかりですが、たいそう面白い!
ただ、重箱の隅をつつくようだが、
島崎藤村の章で姪のこま子さんが「精神に異常をきたし、悲惨な生涯を閉じた」となってるのは嘘!
Wikipediaや「島崎こま子おぼえがき」を読めばわかる。
これだけの文人たちのことを調べ上げるのは並大抵ではなく資料も膨大であり、文人ゆかりの方の話など、また聞き孫引きであることも多いんでしょうが、このような間違いを発見すると、ついつい他の章も眉に唾して読みたくなってしまい興ざめです。
ただ、重箱の隅をつつくようだが、
島崎藤村の章で姪のこま子さんが「精神に異常をきたし、悲惨な生涯を閉じた」となってるのは嘘!
Wikipediaや「島崎こま子おぼえがき」を読めばわかる。
これだけの文人たちのことを調べ上げるのは並大抵ではなく資料も膨大であり、文人ゆかりの方の話など、また聞き孫引きであることも多いんでしょうが、このような間違いを発見すると、ついつい他の章も眉に唾して読みたくなってしまい興ざめです。
2014年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
夜寝る前に読むとついつい夜更かししてしまいます。飽きません。
2023年1月27日に日本でレビュー済み
面白いです。それぞれの作家の作品も読んでみたくなりました!
2013年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文豪、文人と言うと、やはり立派な方たちと言うイメージが先行しますが、この作品のおかげで、今後の見方・読み方が全く変わる気がします。楽しませて頂きました。
2019年11月8日に日本でレビュー済み
文人悪食、文人暴食、追悼の達人、文人悪妻と読んで、どれも各作品の出来不出来がはっきりしているのに驚く。特に文人悪食は良否の格差が激しい。綿密に調べて楷書で書かれたような「夏目漱石」は重厚で第一級のできだし、藤村への侮蔑を吐き出した作品もできが良い。宮沢賢治については「永訣の朝」や井上ひさしの「イーハトーボの劇列車」で抱いた疑問が氷解した。しかし作者自身が心底好きな「檀一夫」は、メロメロで読むに堪えない。つまり作者が距離の取れる作家ととれない作家がいるのだ。そういう意味でプロ作家ではない。自分のことや芭蕉のことを書いた作品は驚くほど凡庸だ。
プロ作家山田風太郎の「人間臨終図巻」と読み比べると良い。
プロ作家山田風太郎の「人間臨終図巻」と読み比べると良い。
2017年8月20日に日本でレビュー済み
これは大作だ。
夏目漱石から三島由紀夫まで、37名の文士を食生活、食に対する嗜好から考察した大著。
700近い文献に当たったというが、これはもう立派な学術論文、作家論である。
食を通して作家たちの裏の顔が垣間見えて大変興味深い。
何度も読み返したくなる数少ない本のひとつになりそうだ。
夏目漱石から三島由紀夫まで、37名の文士を食生活、食に対する嗜好から考察した大著。
700近い文献に当たったというが、これはもう立派な学術論文、作家論である。
食を通して作家たちの裏の顔が垣間見えて大変興味深い。
何度も読み返したくなる数少ない本のひとつになりそうだ。
2017年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全員に詳しいわけではないので、確定的には申し上げられませんが、
数名の方の解釈にあからさまな間違い、誤読、曲解の類いがあるように見受けられます。
続編の「文人暴食」も同様です。
恐らくですがタイトルの「悪食」「暴食」に相応しい、演出&曲解がなされているのかと思われます。
原本にあたって全文を読めば、数行後に本人の弁で答えが書いてあるものですら意味不明な曲解があるので、
おそらくあまり全集等にはあたらず、解釈本の類いからの孫引きをなされてるのかと推測します。
数名以外は門外漢ですし、全員がそうとは言い切れませんが、数名あたった程度でこの曲解率だと、
他の方の分もこういう曲解に基づく解釈なのかと不安と不快を覚え、
変な先入観を入れたくなかったので、私は途中で読むのをやめました。
ですが、半数程度の方への文章だけでも、
著者ご本人の食に対する変な意地や拘りや人生の苦難の断片は読み取れました。
その視点で全ての作家さんを視、解釈したとするなら、変な曲解も理解できます。
著者ご本人の性質など興味はありませんので、私にはほぼ意味のない本でしたが、
著者ご本人の目から見た、ご交流のあった文士諸氏への生きた感想やエピソードは、
有用な資料となるかと思いますので、★1つ増やしておきました。
ま、あまり気負わず、駅のキオスクで買い、旅の間に読み捨てるだけの雑学本程度の信憑性で、
ゴシップの類いとして読まれるなら、面白おかしく、楽しく読めると思われます。
数名の方の解釈にあからさまな間違い、誤読、曲解の類いがあるように見受けられます。
続編の「文人暴食」も同様です。
恐らくですがタイトルの「悪食」「暴食」に相応しい、演出&曲解がなされているのかと思われます。
原本にあたって全文を読めば、数行後に本人の弁で答えが書いてあるものですら意味不明な曲解があるので、
おそらくあまり全集等にはあたらず、解釈本の類いからの孫引きをなされてるのかと推測します。
数名以外は門外漢ですし、全員がそうとは言い切れませんが、数名あたった程度でこの曲解率だと、
他の方の分もこういう曲解に基づく解釈なのかと不安と不快を覚え、
変な先入観を入れたくなかったので、私は途中で読むのをやめました。
ですが、半数程度の方への文章だけでも、
著者ご本人の食に対する変な意地や拘りや人生の苦難の断片は読み取れました。
その視点で全ての作家さんを視、解釈したとするなら、変な曲解も理解できます。
著者ご本人の性質など興味はありませんので、私にはほぼ意味のない本でしたが、
著者ご本人の目から見た、ご交流のあった文士諸氏への生きた感想やエピソードは、
有用な資料となるかと思いますので、★1つ増やしておきました。
ま、あまり気負わず、駅のキオスクで買い、旅の間に読み捨てるだけの雑学本程度の信憑性で、
ゴシップの類いとして読まれるなら、面白おかしく、楽しく読めると思われます。